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税理士試験68(用語の意義)

今日のテーマは、用語の意義。
実はこれずっと書きたいと思っていたのだが、なぜか忘れていた。


用語の意義とは、ずばりその言葉の意味。

例えばこんな感じ。(理論マスターそのまま)

・事業年度の意義
事業年度とは、法人の財産及び損益の計算の単位となる期間で、法令に定めるもの、法人の定款、寄附行為、規則、規約その他これに準ずるものに定めるものをいう。

・資本等取引の意義
法人の資本金等の額の増加又は減少を生ずる取引及び法人が行う利益又は剰余金の分配及び残余財産の分配又は引き渡しをいう。
(注)資本金等の額とは、法人が株主等から出資を受けた金額として一定の金額をいう。



税法になってから、理論のテキストなどには頻繁に出てくる。

理論の問題で、用語の意義をそのまま書かなければならないものがある。
(ワタクシが合格した年は、用語の意義がほとんど、作文問題が少々)

用語の意義を問われていないときでも・・・

その1(枯れ木も山の賑わい)
問題があまりにもわからなさすぎて書いたボリュームがいまいちだなって思ったら、書いた内容に触れられている用語の用語の意義を一つの柱として書くだけで何だかパキッとした答案ができる。

その2(作文に盛り込む)
用語の意義を直接的には問われていなくても、自分が覚えている用語の意義の内容や知識をいかして適用関係を判断しなければならないときがある。
問題の性質上ほぼ作文だなってときも、作文を書きがてらその中に判断の根拠として用語の意義を入れると何だかパキッとした答案ができる。
作文の中に盛り込めない場合は最初数行使っても用語の意義を書き、その後その用語の意義をもとに作文するとやはり何だかパキッとする。

とまだまだあるかもしれないが、今思いつくだけでも用語の意義大活躍。

用語の意義をできるかぎりたくさん暗記し、それを作文にも盛り込めるように練習すればいい。
ワタクシ、合格した年は答練以外の勉強はほぼ用語の意義の暗記だった。
理論の柱挙げの練習よりも用語の意義の暗記に時間を費やした。


これ、理論だけでなく計算でも威力を発揮する。
適用関係の判断をするとき、計算過程のスペースに用語の意義をそのまま書き、それを元に数字を当てはめながら「上記内容を満たさないので適用不可」などと結論づけられる。
用語の意義が長くて書くのがめんどい場合、「○○という条件を満たさないから適用不可」などと逃げてもいい。
用語の意義が頭に入っていなければ理論はおろか、計算も解けないということになってしまう。


用語の意義を覚えると、ある変化にじわじわ気付くことになる。
「何となくこうかな・・・?」ではなく、「用語の意義にこう書いてあるからこうだ!」と答案作成にも自信が持てるようになった。たとえ変なのが出てきても、根拠となりそうな用語の意義をあげていけば当たらずとも遠からずな答案ができるはず、そう思えるようになった。
それを理論計算に当てはめて考えられるようになってから成績が急に良くなってきた気がする。
だから税法で伸び悩んでいる人、とりあえず用語の意義をたくさん覚えてみたらいいと思います。そしてそれを臨機応変に使えるように練習したらいいと思います。用語の意義、推します!

ただし、「用語の意義については説明を要しない」ってときに用語の意義を書いてはいけません!(おわかりでしょうが…)



#税理士試験 #用語の意義 #勉強 #直前対策  



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