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8年ぶりの韓国で結婚式友人代表スピーチ&歌を披露するというハードなイベントを乗り越えた話(前編)

週末は8年ぶりに韓国を訪れた。

久々の韓国で、友人の結婚式でスピーチをし、歌を披露するという貴重な機会を与えてもらった。

以前来たのは2015年頃、米国へ日本語ティーチングアシスタントとして留学した際に仁川空港からのトランジットで弘大(ホンデ)に連れて行ったことを覚えている。その後、国際大学歌謡祭というイベントに応募し日本から呼ばれた2組のアーティストのうちの1組(弾き語りマンなので1人である)に選ばれ、ヨジュという街に滞在して以来の渡韓であった。

午前8時00分頃、新山口駅から福岡空港へ向かう。フライトは10時30分だったため余裕をもって移動していたが、国内線ターミナルからバスで国際線ターミナルに移動しなければいけないのをすっかり忘れていた。
15分くらいの移動だったがギリギリだったら間に合わなかったので焦った。ほっと胸を撫で下ろす。

国際線ターミナルに向かう無料バスでは様々な国籍の人々が話をしている。隣と向かいに座っていた青年2人はネパール人で友達を空港に迎えに来たようだ。
मेरो नाम Akira हो ।(メローナムアキラホ)
「私の名前はあきらです」とうろ覚えのネパール語を話すと喜んでもらえた。
聞くと市内に通う大学生という。日本語も流暢で、外国語として日本語を学ぶ人達を見るといつも尊敬の念に耐えない。

そんなこんなでフライトに間に合った。入国審査は自動チェックインでパスポートを規定の場所にかざしてカメラの方を向くと自動で顔認証をしてくれるゲートが4つほどあり、真ん中に入国審査官がいた。しばらく国際線に乗らない間に随分楽になったなあと思う。

大韓航空に乗ると真ん中の席だった。
韓国での滞在先を書く用紙を配られたがペンがない。客室乗務員の方に、「ペンを借りてもいいですか?」(펜을 빌려주시겠습니까?)と久しぶりに韓国語を話すことになった。やはり勉強した言語が通じるのはいつになっても嬉しい。

右隣は学生らしい。同じくペンを持っていなかったようで、英語で借りてもいいかと声を掛けられた。いいですよ、とペンを渡す。ささやかなやり取りの後、Where are you from?と聞いてみる。パリの出身のようだ。
「パリジェンヌなんですね」
Oh, tu viens de Paris?
と聞くと笑顔を浮かべ、Ouiと答えてくれる。フランス語も久しぶりに使うことができ、旅のワクワク感も高まっていった。

1時間とわずかのフライトを終えるとあっという間に仁川国際空港に到着した。入国審査は思いの他あっさり済み、事前に予約したsimカードの受け取りと、T-moneyというSuicaのような交通系カードを入手できた。

この旅はなるべく韓国語だけ使って、困ったときにだけ英語を使おうと心に決めていた。ここまで順調である、このままずっと韓国語を使って旅を成功されるのだと思った矢先に人とぶつかりアッスイマセンが口から出てきた。チャレンジ失敗である。

果たして私は韓国で無事3日間やっていけるのか、先が思いやられるのであった。

次回に続く

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