数学の学び方、教え方~学校のダメなところ

学校での数学の教え方って、①最初に教科書の内容を先生が説明して②次に問題をやらせる、というやり方なのだけど、この順番だと「考える」という場面が無いのが問題です。このやり方に慣れちゃうと子供は問題を「思考」ではなく「記憶」で解こうとしちゃいます。

例えば、最初に「三角形の面積は底辺×高さ÷2 ですよ」と教えてから「さあ、この三角形の面積は?」と聞いた場合、子供は公式に数字を当てはめるだけで何も考えません

そうじゃなくて、公式なんか教えないでいきなり「この三角形の面積は?」と聞けばいいです。子供達が考えてもわからないようなら「この三角形が2つあったら面積は合わせていくつになるか考えろ!」とかヒントを出してみる。

やがて感のいい子供は三角形は2つあったら四角形が作れて、その面積は底辺×高さになると気が付くはずです。さらに、その子は「三角形の面積を求める公式」なんて変な式をいちいち記憶する必要もなくなります。

子供の頃の学習プロセスや向き合い方の違いは大学入試の頃には大きな学力差になってしまいます。暗記科目のような手法で数学を学んだ子は中学、高校と内容が高度になっていくにつれてどんどん置いていかれちゃいます。

おわり

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