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ぼうけん7 水戸芸術館に行く

2/17から水戸芸術館で須藤玲子さんのこれまでの作品を一堂に集めた「須藤玲子:NUNOの布づくり」が始まりました。お誘いいただき、オープニングイベントに行ってきました。
須藤さんは私が役員をしている良品計画のアドバイザリー・ボードのメンバーでいらっしゃることもあり、去年からお話するようになりました。
知れば知るほど、そのテキスタイル・デザイナーとしてのすごさにひっくり返りそうになりながら、洋服を買わせていただいたり、お話きかせてもらったり。
今回の展示会は本当にすてきで、平面である布がこんなにもダイナミックな立体になっていくんだ、ということを、代表作であるこいのぼりをはじめとするすべての展示で実感することができました。

磯崎新さんが作った芸術館の中を悠々と全国で作られた布のこいのぼりが泳ぎます
どの角度からみても楽しそうなこいのぼり

最初に作ったのは、甥御さんが生まれたときだそうです。そのときには普通のこいのぼり(尾びれも背びれもあって、たたむとぺちゃんこになる)。これを見た方が、尾びれも背びれもなくし、立体成形にすることによって見事にアイコンになった、のだそうです。パリなど世界中の空を泳いでいるんですって。


屋外でも。特別に水の中で。正面の石ももうこいのぼりにしか見えない
虹がでたところをパチリ。

日本中の布の作り手さんの手作業がかいまみえたり、天然繊維だけでなく工業用の素材をびっくりするようなアイデアで全く新しいテキスタイルにする、そのアイデアと、それを「商品」にするための量産化の工夫。すごすぎます。

布を作る図面のようなもの。これだけでも宝物みたい
左下が図案のスケッチ、これを右下のように試してみて、上部のように完成させるのだそうです
みてくださいこのモレスキンの栞。マークがかわいすぎます

私はデザインなどまるきりできませんが、もう感動しまくって帰ってきました。
5/7まで開催されています。ぜひお運びください。

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