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5 オーディブルで伊藤計劃を読む

わずか2冊の名著を残して30代という若さで亡くなった伊藤計劃の2冊が先日からオーディブルに登場しました。もう何年前に読んだか忘れてしまいましたが、車に乗るときにオーディブルで虐殺器官を聞き始め(読み始め?)、そのすごさに改めて圧倒されています。書かれたのが2010年。今のこの状況を見透かしたようなストーリー。SFからイノベーションがどんどん生まれていくのがわかるようなきがします。

私は本がとても好きで、電子書籍すらも当初は尻込みして「本は手触りが」などと言っていたのですが、本棚に入り切らなくなってきて棚がたわみ始めたところで諦めて電子化を始め、Kindleの便利さに開眼し、何冊でも並行読みできる楽しさをエンジョイしているのですが、オーディオブックはさらに尻込みして入り込めていませんでした。アメリカにいるころは1,2冊洋書のオーディオブックを聞くことにトライしていましたが、あまり楽しさもわからず。
日本にオーディブルが本格上陸して、読み放題のサービスに切り替わったところで「ちょっとやってみるか」と思って登録し聞き始めたところ、そのクオリティの高さに驚きました。ナレーションがすばらしい。毎週車に乗るようになったこともあり、車に乗ったらオーディブルという流れが定着しました。
ハウツー本じゃなくて、物語を読んでもらったほうがいいな、と思います。

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