SIGNALIS妄想・考察メモ

どうも、バーチャル魔法生物マネミックです。
この記事では謎多きSIGNALISについて「俺はこう考えたぜ!」という事を書いています。意見ですらなくメモの走り書きみたいなのも多い。
当然ネタバレだらけなので未プレイ者はとにかくプレイしろ!!!!!!!!!!!!!
SIGNALISは謎多きゲームなので異論だったり、その考えは作中のこの描写と矛盾する!とかもあると思います。
それと考えた要素について項目を分けるので項目ごとに矛盾した意見があったり読みにくかったりしても、そういうもんだと思って流してくれよな…!
オレには教養がねぇので作中の芸術について殆どよく分かってねぇんだ…!
ともかく、そんな感じでこの記事は「真実・答え」とかではなく、あくまでも「マネミックがSIGNALISをプレイして考えた事」である事を念頭において読んでいただければと思います。

結局SIGNALISって何の話だったん?

SIGNALISとは愛と約束の物語です、おわり。
いや、終わりではないです。でも愛と約束の物語なのは本当。
ただ、金庫の中から百合が出てきた時にはマジ!?!?!??!?って声に出しました。

さて、本題に移りましょう。
SIGNALISはかなり意図的に話をややこしくする作りになっているので最初に大枠の話をします。
この話はペンローズ・プログラムによって死を迎えようとしているアリアーネ・ヤンの悪夢であり、走馬灯であると考えています。
そしてアリアネーとの「約束」を果たすために(果たさせるために?)エルスターは生命共鳴によってアリアーネの精神世界に入り込む(入り込まされた)というのがSIGNALISの一番大枠のストーリーだと思います。
なので作中の描写はほとんど(もしかしたら全部)アリアーネの精神世界での出来事であると思います。
なので作中の登場人物たちはアリアーネの記憶に沿ってシュミレートされたをその人物をモデルにしたNPC的な存在になると思います。
加えて舞台となるシェルピンスキーなどについて、作中現実での在り様ではなくアリアーネの主観・無意識を通して表現された世界であると考えています。
ただ、この考えを極論的にに突き詰めるとSIGNALISの世界は我々がいる現実世界のとある人物の妄想である!とかまで飛躍させられそうなので
帝国と国家の対立やゲシュタルト・レプリカという概念、ペンローズ・プロジェクト等は実際にあると考えていきたいと思います。

アリアーネ・ヤンという女

本作のヒロインにして全ての元凶、白い髪の女、生体共鳴者
アリアーネ・ヤンとアリーナ・ソウを意図的に混同させる作りになっているのは皆さんお分かりだと思います。
僕はこのゲームはアリアーネの精神世界だと考えているので、アリアーネを主体に考えていきたいと思います。

アリアーネの経歴について

母親はイリスという名前の無線士官
叔母(母の姉)にカミーラ(写真屋)がいる
アリアーネは母子家庭で、惑星レンで育つがロートフロントの学校(おそらく高校?)に通うために叔母(カミーラ)の写真店に下宿する事になる。
卒業後は長距離通信士官訓練後、ロートフロント軌道上で兵役を務め任期満了後は叔母の写真展で働くようになる。
配属決定通知書では店員→兵役→訓練と読めるが海外の履歴書は直近の職歴から過去に遡るらしいので兵役後に写真店で働いているでいいと思う。
写真店勤めの時点でアリアーネはペンローズ・プログラムへの参加を希望しているが許可されなかった場合はシェルピンスキー勤務となる事が通知されている。
最終的にはペンローズ・プログラムに参加する事になるのは間違いないのだけれど、ゲーム内でシェルピンスキーが登場するのでこの時点での許可はされず、シェルピンスキー勤務後にペンローズ・プログラムに参加する事になると思われる。

アリアーネの内面的なことについて

育った惑星レンがド田舎で同年代が周囲にいなさそうな事
また、国家で認められていない芸術に強い興味を示していた事からかなり孤立していたと思われる。
なんならイザ視点の回想?ではかなり直接的に虐められていた。
ラスボス前のヒントメモに今度は本を濡らさないでね!といった記述があるので荷物に水をかけられるとかもされてそう。このメモを拾える場所では母親からのもうすぐ兵役が始まるといった手紙があるので在学中の事と思われる。
これらの事から厭世的な性格になり、他者と関わる事の無いペンローズ・プログラムに参加する事になったのではないか。
作中で度々登場するパレイドリアの赤い目やプレイ中エルスターを追従し続ける監視カメラなど、抑圧・監視のプレッシャーを受けていたように思う。

アリアーネとアリーナ

アリアーネとアリーナの間に直接的な関係はなく、マジで顔が超似ているだと思う。ただ、写真にリリス・イトウ(イゾルデとエリカの母親?)の名前があるのでどんな人物だったか話を聞いたことがある可能性は高い。
同じ部隊の人間の思い出話だし、実際のアリーナがどうだったかはともかく良い/優秀な人物だったという感じの話をしたんじゃないかな。
また、写真のアリーナは隣にいる人物(エルスターのゲシュタルト?)よりも勲章の数が多くエリートっぽい感じがある。
ゲーム内のシェルピンスキーで働いていた事になっていたのはアリーナだった。これは自分と同じ顔で自分より上手くやれるアリアーネのIFとしてのアバター的な使われ方だったんじゃないかと思う。
逆に考えると自分じゃない自分なら上手くやれてかもなんて想像するほどアリアーネは上手くやれてなかった事の示唆なんじゃないかな。

生体共鳴について

このゲームにおいてこれが一番の謎の要素
作中の描写だと記憶を読み取る⇔受け渡すとか最強ユニットのファルケになるとサイコキネシス的に衝撃破をだしたりできる。
アリアーネの内申書やカルテ、上級士官文書などアリアーネ個人ではアクセスしにくそうな情報が登場するのは、本来の情報知っていた人物の記憶を生体共鳴で読み取っていたからだと思う。
帝国の皇后も生体共鳴者でレプリカ作成の技術により帝国が成ったみたい。
しかし帝国から国家が独立したのも生体共鳴とレプリカの力によるもの。
作中でファルケやコリブリユニットに生体共鳴技術が使用されている一方で完全には理解されていないまま活用されているという面もある。

作中に出てくる人物たちはアリアーネが過去に出合った人物(レプリカ含む)の情報を読み取った記憶だと思う。
ただ、長い時間や病がアリアーネの記憶を薄れさせてきて印象的なごく一部の人物(イザ、アドラーなど)を除き思い出せなくなり、ただ動くだけの怪物になってしまったのだと思う。
作中に出てくるに出てくる肉塊と化したアリアーネは過去に読み取った記憶と自分自身の記憶の境目がなくなり混ざり合ってしまった状態の表現なんじゃないかな。
肉塊については癌とか放射能という線もかなり説得力があると思うけど個人的には老いとか記憶が薄れる(痴呆までいうと言いすぎだけど)への言及が多いように思うので記憶の肉塊説を推したい。

気になるのは国家がアリアーネの生体共鳴の事をしっていたかどうか。
生体共鳴者の扱いについては不明。ただ、少なくともレプリカの説明書に記載があるという事はある程度の階級には周知の事実の様に思える。
スパイのメモに生体共鳴者に関わる程の給料は貰っていないという表現がある。生体共鳴者に記憶を読み取られるとスパイである事や更なる秘密がバレてしまい危険、生体共鳴者には政府の監視があるので接触したら経歴を調べられてしまい危険などいろいろな割に合わなさがある。

SIGNALISはコズミックホラーなのか?

アリアーネの内面に関わる事なのでここで話す
結論から言うとSIGNALISはコズミックホラーではないと思う
黄衣の王やレンという地名が出てくるとオタクはコズミックじゃん!!と嬉しくなってしまうが、SIGNALISでは宇宙的存在とか悍ましき冒涜的な儀式は登場していないと思う(イザについては後述)
アリアーネはイトウ書店の影響か孤独を癒すためか芸術的な事に傾倒していた。作中では死の島という絵画が登場するがこれはループとペシミズムの示唆だと思っている。
生体共鳴者であるアリアーネはクトゥルフ神話に登場する宇宙(大いなるもの)との交信というテーマに共感を覚え、強く印象に残っていたのかもしれないが心惹かれた数ある芸術の中の1つでそれ以上の意味は無いように思う。

イトウ姉妹について

イザことイゾルデとエリカの双子の姉妹
イザは本編にエリカを探しに登場するが肝心のエリカ自体はまったく出てこない。
回想でイザ視点になったりエルスター=アリアーネを示唆する演出があったかと思いきやイザ=アリアーネを示唆する演出もあるのが謎。生体共鳴で混ざりあう記憶と自意識の表現?

イザ(イゾルデ)について

妹の方、包丁持ちケガしがちガール、アドラーより強い
ムービーでイザが何かの儀式をしてるっぽい描写があるんだけどイザが発端にしてはストーリーにあまり関わってこないからこれはミスリードなのかなと思う。
儀式をしていた理由については無根拠な妄想なんだけど、イザにはオカルト趣味があったんじゃないかと思う。
イトウ書店は「退廃的書物」を扱っていたらしい(その割に黙認?されていたのは謎)ので書物経由で知識を得たのではないかな。
五行のカードキーとかタロットカードのギミックはイザ由来の記憶で作られたと思えば社会主義国家っぽい施設にそぐわない占い的なギミックなのも納得できるかも。
退廃的書物に傾倒しているのであればアリアーネ同様に周囲から孤立してそう。
カルテにケガが多いって書いてあったのはオカルト遊びでの自傷のほかに虐められてのケガが多いのかもしれない(骨折してるからかなりシャレにならないケガをしている)

エリカについて

姉の方、ほとんど登場しない。スポーツを快活に楽しんでいる。
エリカが本編にあまりに出てこないので実在を疑ってすらいる。
双子というのも魂の双子的な表現でイゾルデ=イザみたいな感じでアリアーネ=エリカみたいなホーリーネーム的な呼び方をしていたのが意識が混濁するにつれて本物の双子だと信じ込んでしまったとか?
ムービーの中でreplicaというスペルがelicaと読めるような改行がされているシーンがあるのも気になる。
色々書いたけど、イトウ母の双子の娘~とか内申書のイトウ姉妹という表現があるし、エリカ不在説を元にすると自分の中で辻褄が合わない場所が大きくなるから少なくとも元となる人物は実在はするという方向で考えたい。

カルテによるとアリアーネが通信士官、イザがショップ定員をしている時期に大学生だったのでかなり優秀っぽい。
スポーツを活発に~とあるから周囲と上手くやってたんじゃないかと想像できる。
ロートフロントのステージではイザと共に写真が飾ってあるがなんか遺影っぽい感じもある。
このゲームでは顔の右目に傷を負うキャラが多いのだけどエリカの遺影だけは左目が映っていない。傷を負うキャラの対になる存在だったりするのだろうか。

イトウ姉妹とアリアーネ

イトウ姉妹とアリアーネになにがあったのかについては殆ど妄想に近い想像になる。
ロートフロントでは遺影の様な飾られ方の写真が既に故人なのではないかと考える。
ロートフロント内のPCに街区長の進退問題とスパイについての話がでてくる。
街区長は自分の業績の為に真偽に関わらずスパイを検挙しようとした。
そのターゲットとなったのがイトウ姉妹なんじゃないかな(実家が退廃書店だし)。
この時の検挙作戦や取り調べ中にエリカ(もしかしたらイザも)が死亡してしまう。
写真を現像すると現れるマトリクスコードがスパイの連絡手段になっていた事からアリアーネは誰がスパイか感づいていた(叔母夫婦かも)けど放置していたらイトウ姉妹に危害が及んでしまった。
その事を気に病んでいて、謝りたいという気持ちが作中でのエリカを探すイザとして表現されていたのではないか。
イザの姿を取ったのは単純に仲が良くて記憶に残っていた以外にも、エリカに合わせる顔が無い→イザなら仲立ちしてくれるかもといった気持ちがあったのかも。
イザが登場するのはアリーナがいる(事になっている)シェルピンスキーなのでイザの中ではアリアーネは存在しない。作中に出てくるエリカに対しての「もう二度と会えないかもしれない感覚」みたいなものはアリアーネとエリカへの気持ちが混ざってしまった物なんじゃないかな。
イザの気持ちをアリアーネが知っていたのはペンローズ・プログラムに行く前にイザに最後の挨拶をした時の感情を生体共鳴で読み取っていたとかそんな感じ。

レプリカについて

作中に出てくるレプリカと同じ顔の人物のゲシュタルトが登場する(アドラー=ニコライ・グエンやコリブリ=ロズウィータ・フォンなど)けどこれは元となったニューラルパターンの人物ではなくて、記憶の薄れてきた(もともと他者に興味のなかった)アリアーネが配役できる役者が少なくて一人複数役みたいな感じで配置されているんだと思う。
例えばアドラーが給料をペンに費やす描写があるんだけど、アリアーネの中で男性=ニコライ顔になってしまっているので生体共鳴で読み取った実際のアドラーとニコライの人格や趣向が混ざってしまっているみたいな状況になっていると思われる。

アドラーについて

こいつの存在がかなり謎、唯一の男性キャラ、全てを知っているようでそうでも無い感じもある。文官ユニットとはいえイザに負ける男。
ファルケ第一主義でファルケのいる世界を守るためにループを維持しようとしていた。
ファルケ=エルスターなのでエルスターの事も好きなのかもしれない?
同じ顔のニコライがライターなので生体共鳴についての記事を書くためにアリアーネと接触しようとしていたのが記憶にのこっていたのかもしれない。
職業ライターということは体制側の御用記者みたいな感じなんだろうけど、真実を知るために何でもやるみたいなイメージもある。
現実世界では生体共鳴の謎を追うニコライがアリアーネと接触し、アリアーネが生体共鳴についての理解を深めるみたいなエピソードがあったのかもしれない。カルテに残っている朝の活動に参加できない=他者が朝の活動中に自由に行動できるみたいに読み取れる。スパイなのかもしれない。

ファルケについて

最強のユニット。生体共鳴者能力をもつ。
アリアーネの精神世界等を考慮しない表面上は発狂したファルケの意識をコリブリが拡散してしまいハザードが発生したというストーリーだと思う。
「偉大な指導者」の「愛娘」に似ているらしい。
「愛娘」は「皇后」と同じく強力な生体共鳴者であるので新しい国家を成立させるに至ったとかありそう。
作中では赤目(=アリアーネ)に接触した唯一の存在。
ファルケとアドラーは生体共鳴についての知識があって自我が強いからアリアーネの精神世界の中でも比較的、個の人格を保っていたとかありそう。

シェルピンスキーについて

名前の由来はシェルピンスキーのギャスケットだと思う
フラクタル構造で無限に続く三角形の形、無限にループする事の示唆
ステータス画面のゲームオーバー回数のカウントする画面にも三角形が使われている(ゲームオーバー=約束を果たせなかった周回という表現?)

エレベーター内の地図やパンフレットを見ると■■施設と伏字にされていて■■を使うと国家侮辱罪に相当するらしい。
イベントムービー中に再教育を表す単語が出てるらしい。
入職者を歓迎するパンフレットで再教育という単語を使うのは違和感があった(実態はそうだとしても高度技能訓練~みたいな建前を使いそう)ので再教育説には疑問を持っていたのだけど、PLAYISMのSIGNALISのページにモロに再教育施設という文言があったのでシェルピンスキー=再教育施設で間違いないと思う。
ただシェルピンスキーが本当に再教育施設だったのか、ただの採掘施設だったけど周囲からの同調圧力とかを感じたアリアーネがここは再教育施設だぜと思った内心が再教育施設シェルピンスキーを創り出した可能性がある。
ゲーム上に発掘・原子力技術担当のミュナーユニットが登場するので少なくとも採掘施設自体はあったんじゃないかと思う。

パンフレットでは歓迎してるっぽいけど外向きには良いように言って実態は…ってことも十分あり得るので実態は分からない
ゲーム内メモを見る限り苛烈な尋問で死者や失神者がでてるっぽい。生体共鳴の力がどれくらい及ぶか分からないから、どこかで出会った尋問担当者から記憶を読み取ったものが再現されているまでありそうなんだよな。

ペンローズ・プログラムについて

名前の由来はおそらくペンローズの三角形
SIGNALISのアイコンとか非在の場のパズルに出てくる図形は不可能図形といってこの三角形の仲間らしい。
この図形を考えた人の名前がペンローズさん
Wikipediaからの引用だけどこの人は量子脳理論の分野で

「脳で生まれる意識は宇宙世界で生まれる素粒子より小さい物質であり、重力・空間・時間にとわれない性質を持つため、通常は脳に納まっている」が「体験者の心臓が止まると、意識は脳から出て拡散する。そこで体験者が蘇生した場合は意識は脳に戻り、体験者が蘇生しなければ意識情報は宇宙に在り続ける」あるいは「別の生命体と結び付いて生まれ変わるのかもしれない。」

という事を提唱しているらしい。
あんまり関係ないかもしれないけど、なんか生体共鳴と合わせるとかなりそれっぽそうな感じになると思う

閑話休題、SIGNALISにおいてのペンローズ・プログラムは居住可能あるいは資源として活用できる惑星を探すために外宇宙を探査するという計画で良いと思う。
3000サイクルがどれくらいか分からないけど1サイクル=1週間で計算すると60年近く宇宙を飛んでいた事になる。
60年ずっと起きていた訳じゃなくて基本的にはコールドスリーブしていて数年毎に目覚めて機体チェックと観測データを確認して再びコールドスリーブするという形式だったと思う。
アリアーネは日記に腰が痛いとか毛が抜けると書き記していたから老化自体は止まらずに生命維持だけがされるタイプなのかな?
アドラーの日記にある同じ一日が繰り返されるとかはコールドスリーブから目覚めてもルーチンばかりで代り映えの無い事の比喩だと思う。
ペンローズ・プログラムは失敗前提の計画でゲシュタルト士官は途中で死んでレプリカに引き継いでいく事を想定して、無理に耐えずに自死する事を推奨している。

生体共鳴は「皇后」の例のように国家が成り立つレベルの力(生体共鳴で記憶をコピーして都合よく改変した後にレプリカにペーストする?)なのでAEONがアリアーネの事を知っていた場合、事実上の永久追放であるペンローズ・プログラムには参加させないように思える。
ただ、生体共鳴がそれだけ強力な能力であるなら、上手く取り込めないと脅威になるので模範的とは言えず不安定なアリアーネを制御するよりも影響の及ばない外宇宙へしたのも納得できる。
生体共鳴者を殺すと死の直前に生体共鳴によって周りに被害がでるとかの理由もあればより外宇宙に行ってもらうのは都合がいいように思う。
シェルピンスキー勤務でストレスに耐えられず小規模な汚染が起こる→アリアーネが生体共鳴者だと発覚し本人が希望するペンローズ・プログラムに参加させる事で影響を最小限にしたという流れだったら分かりやすいかも。

エンディングについて

どのエンディングを迎えても結局アリアーネが死に瀕している事は変わりがなく、アリアーネとエルスターは遠くないうちに死んでしまうのだと思う。
死に瀕する一瞬の瞬間の引き延ばしがこのゲームだったのではないかな。
各エンドで表示される言葉を翻訳してみたのでまとめておく、スペルミスとか意訳とかで本来の意味とは違うかも。

離別

「終わり」
無限に広がる大地と青空。空が青いという事は赤目=アリアーネの影響を脱したという事?
精神世界の中でエルスターとアリアーネが出会えずにアリアーネの寿命が来てしまったパターン?
新しい惑星に辿り着いてペンローズ・プログラムの目標は達成したけどアリアーネとは死別していて力尽きたのかな。
攻略サイトを見ると長時間プレイしたり色々調べたりしているとこのエンドに辿り着くそうなので、時間をかけ過ぎで間に合わなかったとかなのかな?

記憶

「でも貴方はもう居ない」「おそらくここは地獄」
アリアーネと出会うもアリアーネは全て忘れてしまっているパターン
記憶・と約束はループの起点?になっていて次のループのエルスターが腕と前部装甲を引き継いでいるっぽい。
攻略サイトを見ると短時間&少戦闘&少ダメージでこのエンドに辿り着きやいみたいなので、精神世界=脳内に刺激を与えられずに記憶を呼び覚ます事ができなかったという事かもしれない。

約束

「貴方が約束した」
アリアーネと出会い約束を果たすエンド
約束というのは「私を殺して」的な事だと思う。
ただエルスターはゲシュタルトの時の記憶を取り戻していてアリアーネを殺すことが出来なかった。
エルスター=ファルケということはファルケの生体共鳴をエルスターが使えてもおかしくないので、死にたいアリアーネVS生かしたいエルスターの駆け引きがあったのかもしれない。
結果としてエルスターは約束を果たすことになるんだけど、記憶エンドと同じように次のループに引き継がれるっぽい感じがあるので、死に瀕したアリアーネの精神世界のエルスターが死に瀕した際の精神世界で~みたいな感じで超入れ子構造になっている可能性もある。

遺物

「予言者がしもべに何を告げたか、それは神のみぞ知る」
文章が長いのと文字が潰れてたので無理やり意味が通じるように意訳したので全く違う意味の言葉の可能性もある。
名実ともに百合ルート。
金庫=記憶の底から大切な記憶を思いだしたってことだと思う。
死期を悟ったアリアーネがエルスターと最後のダンスを踊りながら「約束」をしたシーンだと思う。
「いざという時には私を殺して」以外の約束があるとしたら「二人だけの新天地を見つけて」とか「貴方だけは生きて」とかの可能性もある。
精神世界ではエルスターとアリアーネは混ざり合っているから、実際にはアリアーネじゃなくてエルスターが蓋をした記憶なのかもしれない。

このエンドに辿り着くための3つの鍵の形も意味がありそう
・愛の鍵:フラクタル構造の三角形?
・永遠の鍵:先の部分が512になってる
・犠牲の鍵:立方体=遺物のシルエット?

このエンドに出てくる遺物が謎
このマグスさんという方が書かれた考察を見ると遺物の形が分かりやすい。
で、タイトル画面にも出てくる図形を画像検索すると
Omnitruncated tesseract-parallel-hexagonという単語がでてくる。
色々調べるとtesseractで四次元の超立体という意味があるらしいので
四次元の平行六角形の断面図(展開図?)的な意味になると思う…
テセラクトについてはこの記事についてる動画を見ると四次元感が分かると思う。
不可能図形が実体化した=不可能を可能にした=最後に愛は勝つって意味だと個人的に嬉しい。

個人的時系列まとめ

最後に僕が想像したSIGNALISの時系列を箇条書きでまとめておく

・アリーナと部隊の写真が撮られる
・惑星レンにてアリアーネ生まれる
・アリアーネ、ロートフロントへ引っ越し、イトウ姉妹と仲良くなる
・アリアーネ、高校で虐められる。この時初めて生体共鳴を発動?
・高校卒業直前にアリアーネがアリーナの写真を見つける
・アリアーネは兵役訓練→ロートフロント勤務
・アリアーネ、ペンローズ・プログラムへの参加を希望
・セクターCにてスパイ事件、イトウ姉妹死亡
・アリアーネ、心に傷を負ったままシェルピンスキー勤務となる
・シェルピンスキーにて精神汚染発生、アリアーネが生体共鳴者と発覚
・アリアーネ、ペンローズ・プログラムへ異動、エルスターと出会う。
・アリアーネ、流石に人恋しくなりエルスターと交流をはじめる
・映画や音楽を聴くことでエルスターのゲシュタルト人格が目覚める
・アリアーネとエルスターは愛し合う仲に
・コールドスリーブを繰り返し代り映えのしない日々が60年近く経過
・ペンローズ・プログラムの想定年数が経過、宇宙船に放射能漏れや物資不足などが発生しはじめる
・アリアーネ、エルスターと最後のダンスをして「約束」をする
・死が近づき生体共鳴が暴走、エルスターがアリーナの精神世界に取り込まれる
・無限にも思えるループの果てにゲーム本編開始
・記憶エンド→約束エンド→遺物エンド→離別エンドの順でループする?
・全てを終え、アリアーネとの別れを済ませ新たな惑星に辿り着いたエルスターが力尽きる。

この流れだと個人的には納得できる事が多いんじゃないかと思っている…!
個人的には「私を殺して」が約束だと思っていたが最後のループ(遺物エンド)で「私が死んでも貴方は生きて」が本当の約束だったと思い出して、エルスターは現実世界に帰還、アリアーネに別れを告げる…という流れだと美しいと思うぜ。


現時点でのSIGNALISについての妄想とかは以上になります。
書き忘れていることとか考えがまとまっていない事も多々あるけど
現時点でマネミックが言いたい事はこんな感じかな。
英語・ドイツ語圏の解説を読んだら全然違う事が真実として書かれていたらウケちゃうね。
なんかいい感じの考察記事があったら教えておくれよ。
そんな感じでバーチャル魔法生物マネミックでした。

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