穂茂むぅなの帰還~むぅなさんお帰りなさい祭り2019~

未だかつて視聴者の眼前でその人生を閉じたV存在がいただろうか。いや、いない(反語)
どうもバーチャル魔法マネミックです。
1周年記念配信の最後にチャンネル主が死ぬという文字通り死ぬほど衝撃的な出来事から1週間、我々の前に新たなる穂茂むぅなが現れましたね。
穂茂むぅなを殺し、誕生した穂茂むぅな。
彼でも彼女でないその最後の人類に対して、改めて誕生おめでとうを言います。(性別を問わない三人称を誰か教えてください。Theyの日本語版。アレとかソレは存在の経緯からいっても…流石にねぇ?)

さて、皆さんお気づきでしょうか、現状が我々の心にぽっかりと空いた穂茂むぅなという穴に新しい穂茂むぅながスッポリとハマっているだけの状況だという事を…!!
いるだけ、と言うのは流石に乱暴すぎるかもしれませんが、穂茂むぅなは何故死ななければならなかったのか、穂茂むぅなは何故産まれなければなかったのか、その理由は分からぬままです。もしかしたら2周年配信で今のむぅなさんが死に(我々にとって)3人目のむぅなさんが誕生するかもしれない…!動画のなかでB氏(ネクタイが以前と同じなので多分そう)も言っているようにむぅなさんが生きている終末の世界では我々(厳密に言うと僕はちょっと違いますがそれは置いておいて)は既に死んでいるんですよ!!
B氏の言う「未来の出来事を変えられるのは更に未来に生きる者だけ」この言葉はそもそも存在していない存在に対して我々は介入できない、ということでしょうか。文化保存プロジェクトの事にしても何にしても、終末の世界は未だ謎だらけです。

B氏と言えばエイプリルフール動画では嫌な奴でしたけど、今回の動画ではイヤミな奴(このニュアンス伝わりますかね?)くらいの感じで、むぅなさん死と生、そして我々との関係について悼むような声色を感じました。
髪もかなり伸びていることから、彼もエイプリルフールの日からそれなりの月日が経過していることを伺わせます。これは120%いつもの妄想なんですけど、彼も実はそれなりに繊細な人物で、むぅなさんの死の運命を知ってノイローゼ気味だったりしたのかなと、そんなことを思いました。

B氏が言っていたことでもう一つ興味深いことがあります。
新しく生まれた穂茂むぅなに「お帰り」というか「はじめまして」というかです。
穂茂むぅなに何と声をかけるか、皆さん悩んだことかと思います。僕もすごく悩みました。悩んだ末に不誠実だと思いながらも「お帰り」と「はじめまして」の両方を口にしました。
Twitterでもすこし触れたのですが、この状況って完全にテセウスの船ですよね。スワンプマン問題、記憶と肉体、個人足りえるはどちらかと言い換える事もできるかもしれませんね。(知らない人がいたらググってね。どちらも面白い思考実験だよ)

さて、ここからは更に妄想を深めてメタい話も織り交ぜつつ進みます。
僕ことマネミックは穂茂むぅなの記憶と肉体を持つのならそれは穂茂むぅなだなぁと思いました。それは僕が穂茂むぅなの事をVtuberだと認識しているからです。この1週間の出来事も全てV活動の一環として捉え、すべてを受け入れていました。
ですけど仮に、仮にですよ。
バーチャルyoutuberという概念が無い世界で、あなたの端末がひょんなことから終末の世界とつながって、穂茂むぅなという存在と出会い、一年にわたる語らいの末に目の前で無残にも殺害されるという出来事が起きたとして。友人を殺した存在が友人の記憶と肉体を持ってあなたの目の前に現れ「はじめまして」と言った時、あなたはどう思うでしょうか。…難しい話だとおもいますよコレは…!
まぁ僕はV存在なので以前と変わらず…むしろ以前よりも親密なお付き合いをさせていただきますけどね!!!!!!!!!!

最後に。コレは完全に僕の個人的な意見なんですけど、V存在って存在することに意味とか価値があると思っていて、ゲームとか歌とかオモシロとかコンテンツが魅力的に越したことはないですがでもそれは二の次三の次の事象だと思うんです。
超々極論、ただそこに存在しているだけで我々リスナーは満足で、何をするかではなく誰がするかが重要なんじゃないかなって。そんな中で、自らの死というショッキングな出来事なんて只存在するだけなら必要なくって。それでもそれを表現しないと存在できなくて、そしてやりきったのだと思うと、本当に、本当に凄くスゴイなぁと思いました。言葉では表せないくらい凄い。でも言葉にするしかないから何度でもいうけど本当に凄い!!!!!アンタが大将!!!!!

と、まぁそんな訳で穂茂むぅな復活祭2019でした。2020は開催されない事を切に願いますよ…いやホントに!!
と、ココまで書いておいて、もしかしたら一番大事なことを言っていなかったかもなぁという気がしてきたので折角なので書いておきます。

むぅなさん、さようなら。僕たちは新しいむぅなさんと新しい思い出を作っていく事になりますが、むぅなさんがいた事を忘れません。むぅなさんと出会えて凄く楽しかったです。本当におつかれさまでした、ありがとうございました、最後にもう一度、さようなら。

そんな訳で急に感傷を抱きつつのバーチャル魔法生物マネミックでした!!
流石にしばらくはむぅなさん関係の日記は書かないはず…はず!

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