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ぼくの持ち物(キングジョーモンのソフビ )

3年くらい前から、ソフビ (ソフトビニール人形)を集め始めた。何かのキャラクターのものもあれば、インディーズソフビ (個人の作家さんが作っているオリジナルのキャラクターやデザインのソフビ )の方が多いかもしれない。

その中で、ラーメンズの片桐仁さんが作る不条理アートシリーズ(粘土)の「ご当地怪獣キングジョーモン」のソフビ 人形を見ていきたい。

縄文時代のミミズク土偶と、ウルトラセブンで登場する怪獣「キングジョー」の合体という素敵すぎるキングジョーモン。

クリア成形のバージョンもあるが、こちらのマーブル色が土偶感と、どこかで出土してきたかのようなオーラがあり、迷わずこちらを購入した。

普段は棚に飾っているが、たまに床に置いて、植木鉢の影に立たせておくと存在感が増す。
「ここに立っていますよ」という彼の意志があるようなこの様子が好きなので、色々な場所に置いて周囲との馴染まなさを楽しんでいる。

後ろ姿も見どころが沢山である。
背中に背負っているパイプのようなパーツと、お尻に付いている(前にもある)突起は、キングジョーのデザインを元にしている様子。
実はキングジョーはソフビを持っていないので、今度2つ並べて見比べてみると楽しいかもしれない。
ポテっとした体型なので、小学生がリュックを背負っているような。二宮金次郎のような。勤勉さがあって良い。

近くで見ると至る所に装飾があり、この辺は「縄文」の風を感じる部分である。あまり長く眺めていると不安な気持ちになってくるので、サッと見たらまた別の所を見るなどして、適度に見つめ合うのがちょうど良い距離感なのだと思っている。

何気に、後頭部の羽のような、鯱鉾の尾鰭のような部分がオシャレさを演出しているなぁと思う。
舞妓さんの髪型のような煌びやかさを持つこのソフビ が、縄文とロボの融合だと思うと「はぁ〜いいなあ〜」とため息が出るだろう。

背面。アップ。
背中のパイプはよく見ると空気穴のようなものがあり、リコーダーやパイプオルガン的な楽器の雰囲気があってその機能に付いて色々想像するのも楽しい。

個人的に、その下の腰の部分に蚊取り線香のようなぐるぐる状の穴が空いているのも、中が空洞になっている土偶っぽさを感じるので好きなポイント。手が短くて可愛いんだよね。

このソフビ をきっかけに、土偶好きになりそうな自分を見て見ぬふりをしているが、またそれも集め出したら止まらない気がするので、軽くて丈夫。ちょうど良い大きさのこの「不条理縄文シリーズ キングジョーモン」とこれからも付き合って行きたいと思う。

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