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”好き”で繋がるって素晴らしい!趣味で絆をはぐくむマンガ3選

皆さんは、なにか好きといえるようなことはありますか?

好きなことや、楽しみがあると「あ~これが終われば〇〇が待っている!」と多少シンドイことがあっても乗り切れる気がしますよね。

最近「これといって趣味がないんですよね・・・」というような事を耳にすることが多いですが、誰しもが何かしらの好きを持っていると思います!

「散歩が好きだけど、こんなの趣味とも言えないし面白くないよな・・・」と軸が自分の心の声ではなく、他人の視線になっている人がいたりしますが

好きの形って無限にあり自由!

また、楽しみ方も人それぞれ。
1人で静かに楽しむのもいいですし、大勢でワアワア言いながら何かするのもいい。

この記事を読んでくれている方は、本好きの方が多いと思います。

正直なところ、読書は1人でも楽しむことができますよね。でも、誰かと共有することで違う景色が見えるかもしれない

今回はそんな”好き”をきっかけに、人との繋がりを描いたマンガを三作紹介します。

メタモルフォーゼの縁側

ボーイズラブ(通称BL)を通じて、人付き合いが苦手な17歳の女子高生・佐山うららちゃんと夫を亡くし一人で暮らす75歳の女性・市野井雪さんが58の年齢差をこえて友情を育む物語

絵が綺麗という理由で、BLの作品とも知らず手に取った雪さん。たまたま、本屋でアルバイトをしていて、その作品のファンであったうららちゃん。

いつからか2人は、お客と店員の関係から友達になる。
「〇〇君はいつもうじうじして、はっきり言うべきよ!」
「でも、そこが〇〇君らしくて応援したくなるんですよね~」

このような感じで好きな作品について、お喋りする姿はまるで同級生の仲良し二人組。

学校ではあまり口数が多くないうららちゃんが、雪さんと話す時に饒舌になるのが、とても微笑ましいんです(笑)

年齢や性別の違いから生じる目に見えない壁を”好き”はいとも簡単にぶち壊してしまう。

歳の差なんて関係ない、うららちゃんと雪さんは間違いなく友達なんです。

その着せ替え人形は恋をする

オシャレで可愛くクラスの人気者の女子高生・喜多川海夢 まりんちゃんと、雛人形の顔を作る「 かしらし頭師 」を目指す男子高校生・ 五条新菜君。

いつも皆の中心にいる海夢ちゃんと、クラスに馴染めない存在の五条君は、現実的には交わらない2人。

海夢ちゃんは好きなアニメのキャラクターになりたいと、コスプレの衣装を作ろうとするが裁縫の知識が全くないため、うまくいかない。

そんな時に五条君が雛人形の衣装作りで裁縫に慣れていることを知り、依頼することから2人の関係が始まる。

好きに対して、どこまでも真っ直ぐな海夢ちゃん。
好きなものが誰にも理解されず葛藤する五条君。

そんな五条君にとって海夢ちゃんは、はじめて自分の好きなものを正面から受けとめてくれた人なんです。

だから、学業・仕事が大変な中でも、海夢ちゃんの喜ぶ姿を思い浮かべることで、徹夜で衣装作りを頑張ることができる。

2人の素敵なところは、お互いをリスペクトしているところなんですよね。

海夢ちゃんは、どんな衣装にも一切の妥協なく取り組む五条君に惹かれ、五条君は海夢ちゃんの真っ直ぐな性格に憧れを抱く。

自分の好きなことに対しては、真っ直ぐな気持ちのままでいいんです!

その気持ちがあれば、誰かがきっとあなたを見つけてくれるでしょう。

ぼっち・ざ・ろっく!

主人公の後藤ひとり(通称”ぼっちちゃん”)は極度に人見知りな陰キャな少女。

「陰キャでもスターになれる!」という理由でバンドに憧れ中学生からギターを始める。しかし、友達が1人もできず、結果ギターの腕だけが上達して中学を卒業・・・

その、ぼっちちゃんが高校生になり、ひょんなことからバンド仲間が見つかり少しずつ成長していく物語。

最初は人気者になれるという王道な理由(笑)で音楽を始めたが、いつのまにか音楽・バンドの存在がぼっちちゃんのアイデンティティーになっていた。

自尊感情が低く人と関わるのが苦手だったが、好きなバンドを続けるために、慣れない接客業のアルバイトや、チケットのノルマをさばくために路上ライブまでしてしまう。

この原動力は間違いなく自分の居場所である、好きなバンドのため。

ぼっちちゃんは、バンドをしていなければアルバイトや路上ライブなんて怖くてできなかったと思います。

この作品では、”好き”なことのためだったら人ってここまで変われる!
そんなことを教えてもらいました。

正直、私自身もぼっちちゃんのように人とコミュニケーションをとることが苦手で、社会から隠れるように生きています(笑)

でも、不思議と本好きな人と話すときは、自然体でいられるし口数も多くなるんですよね。

本好きな方には、きっと私のような人もいると思います。

そんな人のために、BOOK HOTEL 神保町では「ぶくとも。」という本好きが気軽に集まれるコミュニティを作りました。

ぶくとも。について

正直、読書は1人でも楽しむことができます。
ただ、読んだ本のことについて誰かと共有したい気持ちを持っている人も多くいるはず。

私自身、読書会によく足を運ぶんですが、他の方の参加理由として「本のことを話しいけど、そもそも周りに本を読む人があまりいないんですよね~」とよく聞きます。

ただ、読書会ってはじめてだと参加するハードル高いですよね・・・

私はいまだに「マウント取られたり、意見を否定されたらどうしよう」と若干の不安を抱えながら、いつも会場に足を運びます。

しかし、終わったあとは毎回「あ~今日も知らない本や、自分にはない考えに触れることができて楽しかった!」と前向きな気持ちにさせてくれるんですよね。

「とは言っても、読んだ本について初めて会う人達のまえで喋れるか不安だよ・・・」

その気持ちはすごいわかります!
そんな、あなたにピッタリなのが「ぶくとも。」だと思います。

「ぶくとも。」のコンセプトは「ゆるーく」読んだ本の感想を言い合ったり、読書会をしたり。なので

メンバー専用のチャットがあり「あ、この本、私も読んだな~」でいいと思うんですよね。

感想を共有したい気持ちがあればコメントを返すことで会話がうまれる。

ただ、無理してコメントを返さなくてもいいんです。

スタンスは人それぞれ。

同じ作品を読んでいる人が近くにいる。
自分と好きなことが同じ人達と繋がっている。

なんだか、それだけでも幸せな気持ちになれませんか。
「本が好きな人達とゆる~く交流したいな~」その気持ちがあれば充分なので、興味があるかたはこちらをご覧ください!
(毎月1日〜10日に入会受付をしております!)


最後に

好きは年齢・性別・人種の壁さえ軽々とこえてゆける!
好きで繋がるに理屈なんていらないんです。

これを機に、思い切って新たなコミュニティに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

一歩踏み出せば、かけがえのない人との出会いが持っているかもしれません。

ライター:Reo
(note:https://note.com/book_tell)

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