見出し画像

【学生さん受け入れます】開志専門職大学のマンガ学科の生徒を受け入れして感じたこと・変わった考え【4,463 文字】

こんにちは。マンガ家芸能プロダクションで、経営者と編集者してます。まんがたりの前田です。

弊社は3つの事業をやっています。
1.一般企業向け:広告マンガ制作
2.出版社向け:連載マンガ制作
3.マンガ家向け:マンガ家の困った解決事業
今日は、普段あまり話さない「3.」関係の話を一つします。

今日は、通常あまり話題に上がらない「3.」に関連するお話を一つお伝えしますね。

(個人的には)学校での勉強は意味ないと思ってたけど、今は「意味があるところもある」って考えに変わったって話しします。


皆さんは学校ってどう思いますか?

皆さんは、学校の印象ってどんな感じですか。

学校職員の方が身近にいたり、はたまた職員をされている方もいると思います。

そんな方に、僕は今からちょっと気分が悪くなることを言ってしまうと思います。読みたくない人はブラウザバックをお願いします。偉そうにすみません。

ぶっちゃけぼくは、学校って本当に意味あるのかな?って思ってます(この記事を書いている今も思っていることは残っています)

というか、小学校以降の学校って意味があるのかな?って思っている派閥です。

(これは、自分が悪いのですが)自分が大学で学んだことを全く使わないで働いているから、こういう考えなんだと思います。ちょっとだけ自分語りします。


学校で学ぶより早く就職したほうが良くない?

ぼくは、国立の大学である九州工業大学を卒業しています。

この学校は就職も強く、しっかりとした勉強を学生に課します。多分いい大学です。

けど、僕は(これも僕のアホなせいですが)偏差値で大学を選び、そして、工学部で「数学は得意だけど全然好きじゃない」って気づきました。

そっからは学校の単位は最低限で、サークルに全力を注ぎ、とっとと就職しようと思ってました。

当時、私の大学はほぼみんな推薦で就職先を決めてたけど、私は上記の理由で「この勉強の先にある仕事やだなぁ」と思って、一般公募で、学校と関係ないIT系の会社に就職をしました。

元もとIT系の勉強は一切しておらず、就職してゼロから勉強して、エンジニアとして仕事をしていました。

会社では、元々学校でIT系の勉強をしている人はあまりついてこれてなかったように感じてました。むしろ就職してから一生懸命勉強している人はしっかりと伸びていた気がします。

結果、僕は「就職して(実践しながら)勉強したほうが伸びるし、就職前の勉強って身についてない気がする」って思うようになっちゃいました。。。!!

結果、ぼくは「学校で学ぶより早く就職したほうが良くない?」って考えるおじさんになりました。


専門的な勉強をする学校出てからの就職率ってどうなの?

そんな感じでそもそも学校に否定的な私ですが、プラスして専門なことを勉強する学校って意味あるの?って思ったりしてました。

調べるとみんな「就職率100%!」って書いてます。けど、それ本当に「望んだ就職先なの?」って思ったりしてます。

特にマンガの専門学校などは、子どもがどこにも進学できないから、しょうがなく入れている、みたいな話が多いと感じてました(これもデータなく感覚論)

「マンガの学校(教育)とか、ただの夢を騙った搾取じゃない?」

そんなふうに思っていました。

先生も、職員も、仕事としてやっているだけで、夢と向き合ってないんじゃないの?数を集めないと行けないから、やる気ない、デビューの芽もない人に、通り一遍等のことしかおしえてないんじゃないの。そういう想いがずっとありました。

けど、実際に専門学校で働く先生のお話を聞くことで少しずつ変わってきます。


専門学校:九州デザイナー学院マンガ学科の先生に聞いた諫山創先生のデビューの話

諫山創先生は「進撃の巨人」の作者さんです。

通っていたのが九州デザイナー学院で、そこのマンガ学科で講師をしている先生にお話をお聞きする機会がありました。

学校では、私が思っているよりも、より実践的なことをたくさんしていました。

具体的なマンガの制作の勉強だけでなく、実際に編集者に「出張編集部」をしてもらっての持ち込み、そして学生には「在学中のデビュー」を求める厳しい期限と環境。プレッシャーをかけつつも向き合う学生が挑戦する場があることを知りました。

「あれ、僕が思ってた専門的な勉強する学校のイメージって古いんじゃない?」

そんなふうに思ったんです。

これが2017年くらい、まんがたりの創業前くらいの話です。


「まんがたりさんで、学生を受け入れてもらえないか?」

そんな感じでマンガの専門学校への印象が変わっていたある日。まんがたりも法人化して毎日頑張って仕事していました。

ある日、一通の連絡が来ます。

「まんがたりで、学生の受け入れをしてくれないか」
「実際の仕事をすることを感じてもらうための現地実習をしたい」
「ぜひ!!」

学校で講師をされつつ、元々マンガ家でいらっしゃる方からとのこと。

「うーん、うちで受け入れできるのかな?」
「そもそも正社員が前田一人。他にいるのは、副業メンバーと大学生インターンのみ。」
「すみません、ちょっと厳しい気もするのですが・・・」

そんな弱気な返事をしました。けど、

「まんがたりさんにぜひ受け入れてほしいんです!」

という熱いオファーを再三にいただきました。

せっかくここまでお話しもらったので、一度直接お話しつつ、学校にもお伺いさせてもらうことに。


印象が変わった大学訪問。みんな本気だ!

今回話しをもらったのは開志専門職大学さん。新潟にある大学で、4年制の専門職大学。マンガ学科以外にも、キャラクター制作やイラスト系の学科もあります。

あまり知らなかったのですが、実は新潟は、マンガにすごく力を入れてます。

マンガのミュージアムもあるし、市がバックアップもしています。

そんな感じでマンガの町、新潟に。学校へ訪れたのは2023年の1月でした。新潟はまだ雪深く、かなり寒い日でした。

1泊で、早速学校に訪問。まずは講師の先生とお打ち合わせ。


先生の圧倒的な熱量を感じました。

「ちゃんとデビューしてもらうために必要なスキルを身に着けてもらう」
「マンガ制作の技術だけではなく"連載に必要なスキル"を」
「仕事を得るために生き抜く力を」

そういったことをこだわっているってこと。

「最近はマンガ制作が大変だと知る機会が増えた」
「結果、やる気がある人しか来なくて学生の募集も大変」
「だからこそ、やりがいがある」

そんなお言葉も聞きました。なるほど。それはたしかに。マンガ家目指すより、YouTuber目指す方が簡単そうだもんね(失礼)。

実際に学生さんとも話すと、やる気がある。

「なるほどなぁ。僕は勘違いというか、情報が古かったのかな。現場を知らないのに、決めつけだったのかもしれない。僕なりに手伝えることがあるなら、頑張ってやってみよう!」

受け入れを決意しました。

1ヶ月の学生の受け入れ。まんがたり荘が活気づいた12月

そんなこんなで、1ヶ月の受け入れをすることに。(ようやく、実施したことですね。前置き長い)

4人の学生さんが来てくれました。

一人は写真恥ずかしいみたい。
3人の学生さんと前田と、まんがたり荘管理人のマンガ家のナタさん

こんな感じで受け入れの内容を解説。

課題は「株式会社まんがたりから広告マンガの受注した体で、広告マンガを作ってみましょう」としました。

学生の皆さんには

・社会人経験の一端をしてもらう
・答えは教えないし、相互に協力や相談は禁止(自分の頭で考える)
・前田への質問はOK
・ググるのはOK
・前田が発注元だと思って、自分が個人事業主だと思って提案する
・企画検討、企業研究からスタート

というテーマでやりました。実践的!


週一の1on1とSlackで連絡。毎日出社して仕事をする体験。

仕事場はまんがたり荘を使いました。皆さん新潟から東京に来て、学校提携の宿舎から通勤。仕事と同じ気持ちで職場として使うように言いました。

私は週一で皆さんと1on1を実施。一人ずつの

・将来の目標
・マンガ家を目指した理由
・なぜ、他の職場ではなく、まんがたりの現地実習を選択したのか

を聞いて、一人ずつと向き合う準備をしました。

また、Slackでいつでも相談できるようにしつつ、日報で毎日の報告もしてもらうようにしました。

専用のSlackワークスペースを制作

毎日の日報には、前田が必須で返信するようにしつつ、悩み解消してもらいながら研修をしてもらいました。

一ヶ月、本気で取り組む体験を。

社会人と同じ環境で、社会人と同じ仕事を、社会人と同じ責任で。


一ヶ月経ったみんなの感想

結果どうなったか?私がダラダラ書くより、最終日にもらった日報から感想を抜粋します。

マンガ広告制作を通して、自分で行動していく大切さ、責任の重さなど、
社会人としてのスキルを感じることができました。
4週間本当にありがとうございました!!

Eさん感想

本日の面談でめちゃくちゃ気が楽になったがさっさと相談しておけば良かった。時間を巻き戻せたらなと思った。
多分こう思い続けて生きていくような気がする
自分を見つめ直すいい機会になった
中途半端はダメ、突き通す

Mさん感想

一ヶ月間、大変お世話になりました。私自身の性分自体を、矯正していくのは長い道のりになると考えておりますが、自分で行動していく他ないとも考えております。前田さんからいただいた言葉、この実習で再確認した自分の弱さ、それらを戒めとして考えて行動していきます。
ありがとうございました。

Iさん感想

今日は様々な漫画家の人たちと出会い、自分のマンガを多く読んでもらったり、逆に作品を読ませていただいたりをした。それぞれが違う意見を持ちながらも、多くの漫画家の方々が一度に多く自分の制作した作品に向き合ってくれたのはとても良い経験となった

Nさん感想

こんな体験をしてもらえました。

彼らにはまんがたりのラジオにも出てもらいました。よかったらどんな考えで挑戦しているのか、聞いてやってみてください。


ちょっとは役に立ったかな?

自分がマンガ家さんの卵の「未来」にプラスに慣れたと思います。

社会人ってこうなんだな、って先に知ってもらえたら、あとは逆算して自分でやることをやれば活躍できるし、失敗しても挑戦し続ければいいんだってことを知ってもらえたので、それでいいかなと。

また、まんがたりの行動指針もたくさん話しました。これもおみやげになっているといいなと。

行動指針抜粋

ってことで、これからも学校や学生と向き合おう!

自分なりにも、色々とお話して、少しでもプラスになったらなと思う挑戦した1ヶ月、あっという間の20日でした!

学校って意味あるの?って思ってたけど。

けど、そんなことないぞ!意味があるものをつくるぞ!ってやっている方も知ったから。

その想いに対して、自分もできることをやっていきたいと思います!

まんがたりではこういった学校さんのご協力も募集しています。気軽にご応募くださいませ!

ご相談は会社のHPもしくは、前田のTwitterアカウントまで。

マンガ家の未来を広げるように挑戦していきます!

ありがとうございます! マンガ家のコマッタを解決するために使わせてもらいます! マンガ家に還元!!!