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投資で儲けたいなら「義務教育」をアンインストールせよ

お金欲しい人この指とーまれ!

株、FX、仮想通貨、指数…なんでも共通する話。また、投資に興味のある方もぜひ出鼻を挫かれて欲しい。

これから話すことは、具体的なテクニックではなく、抽象的な概念である。

「"実用的なことを語らない"と言うことは、こいつはペテン師だな!」と失望し激昂するかもしれないが、否定はしない。

商材屋ではないので、あなたが気が良くなるトークをする必要はないし、枝葉末節をディアゴスティーニ化して届け、金銭を徴収する必要もない。

代わりに責任は生じず、言いたいことを言うだけなので嘘であっても、そうで無くてもどちらでもいい。

例えば、『投資で儲けたいなら「義務教育」をアンインストールせよ』って、どう考えても過言でしょう。

いや、むしろ、こんな内容の薄いビジネス本みたいなタイトルに救いを求めてしまう精神状態の人にこそギャップを伝えられると思うので、ペテンも悪くない。

単刀直入に、その消し去るべき「義務教育」と言うのは、「問いに対して唯一の正解を求め続けること」の比喩。あなたが憤慨したのも、そういう個別具体的な答え探しの訓練を受けていたからかもしれない。

トレードの上達のプロセスは、一般的に受けてきた教育と逆行する。その意味は2つある。

1つ目は、先ほどの「聖杯探し」が誤りであること。期待値の高い行動を取り続け、最終的に儲けを出すことが正義なのであって、必勝法?正解の手法?なんて夢見ているなら馬鹿を見る。

2つ目は、「努力のベクトルが正反対である」ことだ。受験に合格するためには、何時間も机に向き合い勉強し続けることが美徳とされている。アクションを継続することを余儀なくされるのだ。

そんな価値観だから、トレードを頑張るために画面に張り付いて、常に取引し続け失敗し、お金も自信も無くしているのだろう。スキルが身につく前に両者を失えば儲けようがない。

多動より静観。
大勝より生存。

大前提として、勝ちに行くことよりも負けないことに価値がある。

「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う」

プロテニスの世界は、長いラリーや強力で正確なウイニングショットの応酬の末、勝利を掴む。しかし、アマチュアテニスは、素晴らしいショットやラリーは中々見られなくて、大体ネットに引っかかるかラインの外に出る。

挙げ句の果てには「コートに入るかどうかなんてギャンブルだ!やってられるか!」なんて吐く。ザコさながらの迫真の捨て台詞は圧巻である。

投資も同じだ。本来、トレードなんて暇でつまらなくて孤独なものだ。ひたすら、優位性のある一点まで我慢し、想定と違う動きをすればスルーするだけ。

派手であったり、忙しなかったり、感情が揺さぶられているなら違和感を覚えなくてはいけない。(本人は本気なのだが)努力している風に見せてるのは自己欺瞞や従来の美徳に囚われているからではないか?

意味のない退屈で地味な作業を繰り返し、それに耐えるスキルが必要になる。あらゆる誘惑に抗い、何もせず待つことこそが努力である。

それを、脳を興奮させるために、根拠も薄いのに買っては売ってを繰り返し、ガチャガチャしてギャンブルにしているのはあなたに他ならない。

また、投資(投機)をする人の9割が勝てないが、それは先ほどのアマチュアテニスのように、「敗者のゲーム」に参加しているからだ。

証券会社の手数料等も差し引いた上で、9割の爆死の上に成り立っているのが、1割のプラス収支ということ(生き残ること)である。

マネーゲーム的な側面での解説は、書籍やネットにありふれているので、ここでは思想・教育的な側面に統一して語ることにする(経済について語れないペテン師であることを謝罪して、あまり語られない情報を提供する)。

投資(投機)で儲けられない9割の人のパターンを3つに類型してみた。

①はそもそも投資に参加しなくていい層。②③は労働嫌いが根源的な原因である層という考察になっている。

①「投資→ギャンブル→悪」
これは強ち間違った選択ではない。強いて言うなら、リスクを取らないことがリスクだと気付いていないタイプ。元本割れを過剰に恐れ過ぎて、ギャンブルも投資も一緒くたにしている。そんなリテラシーならば、変な詐欺に遭うか情報商材を買わされるのが関の山なので、最初から手を付けないのは賢明であろう。

②「労働嫌い→会社嫌い→資本主義嫌い」
これは、①とは違った角度で投資をすることが悪だと認識するパターン。その考えも分からなくはない。ただ、「資本主義は最悪の経済システムだが、資本主義以上のシステムは存在しない」と諦めている。虚業というにも、この世界はあらゆるモノが投資で構築されている。

③「労働嫌い→会社嫌い→楽に稼ぎたい」
本命。『楽々稼げるFX』みたいなゆるふわな文言を額面通り受け取って努力をしない層。FIREだのアーリーリタイアだの流行っているが、現実問題として楽に稼げるわけがない。現実逃避のギャンブル中毒者。楽したいだけなら会社の奴隷としてぶら下がっていた方が幾分かマシ。

9割の敗者の内訳として、
5割が、「労働嫌い→会社嫌い→楽に稼ぎたい」だけの努力をしない層
4割が、「義務教育をアンインストールしていない」努力のベクトルを間違っている層

という、完全な主観であるが篩い分けをしてみた。

自分が今どのレイヤーにいるのかを認識して、努力量が足りないのか、努力すべき方向を見誤ってないかを判断するのが大衆に処方できる最大公約数的な薬だろう。

個別具体的な取り組みや改善策を求める脳のシナプスは、既にあなたの頭の中で組み上がっているはずだ。

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