愛と覚悟と余裕のある人間に
もうすぐ誕生日だ。
子供の頃に思っていた大人にはなれていなくて、年だけ重ねていくようで不安を感じる。
私はずっと何か悩んだふりをして生きてきた気がする。なぜ1人の部屋では満たされない気持ちで、眉間にシワを寄せてしまうのだろう。あらゆることへの感謝が足りないのだろうか。
今年は大きな台風が来たりして、私という人間のちっぽけさを感じた。
人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。 しかしそれは考える葦である。
自然の力の前では人はなす術もないけれど、自然は強く自分は弱いということを知っている。その思考こそが人間の尊いところ。
悲しいニュースや理不尽なニュースがあふれて何も見たくなる時と、逆にそういった情報を過剰に摂取しようとしてしまう時がある。私は何に怒りたくなっているのだろう。
優しい人になりたい。悲しい気持ちの人を減らしたい。
そんなことを考えても、私は神様じゃないから、あんまりいい働きはできない。
残りの60年どうやって人生を使えばいいのだろうか。
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