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マレーシアから世界とつながる|グローバル視点の子育て

多様性のマレーシア🇲🇾ペナン島から「マルチリンガル教育」「グローバル視点の生き方」「子どもの好奇心・主体性・思考力」をキーワードにお届けするマガジン。ペナン在住11年目の移住留学コ… もっと読む
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#教育

「しつけ」の違和感|日本語の意味を、改めて深く考えよう

「躾=しつけ」という言葉が苦手です。特に「子どもの躾」という概念には違和感しかなく、親になってからの20年間、我が子にも、そしてクライアントさんにもこの言葉を使ったことは一度もありません。(我が家のワンコにも!) *このnoteは「躾」を含む日本語について意味を考え、子育てや教育に役立てませんか?という一つの提案です 「躾」は現代にそぐわない和裁における躾は、縫う道筋を予めつける為の仮縫い。これを子育てに当てはめると、親が正しいと考える良かれと思った道を、我が子に押し付け

留学で日本人がつまずく英語 「以外」 のこと

日本からインター校に編入する際、ほとんどのお子さんは英語力が足りませんが、これは日本育ちなら仕方のないことで、戦略と本人の努力次第で時間をかけて追い付くことは可能です。 けれど、実際は「英語力以外」にもつまづくポイントがあり、意外と知られていません。それは「ITの知識とスキル」です。 幼稚園から始まるIT教育マレーシアのインター校では幼稚園から教科としてコンピューターの授業があります。他の教科でもタブレットやPCを用いた授業が多く、学校によっては小学校から一人1台毎日PC

「イカゲーム」は実社会で起きている

Netflixの「イカゲーム」ご覧になりましたか? 9月17日の配信開始以来、韓国ドラマとしては初めて米国のNetflixで1位を獲得、各国のNetflixでトップ視聴を更新中だそう。とにかく世界中にブームを巻き起こしています。 韓国語の学習者が激増Duolingoでは、放送後2週間で韓国語学習の新規ユーザーが倍増。英国で76%、米国で40%の増加とのこと。 確かに、ゲームの名前など韓国語で覚えたくなりますね。 私は音声:韓国、字幕:英語で観たんですが、韓国語と日本語

「たびまな」がFacebookグループへお引越しします!

2020年6月から始まったサークル「旅と学びの実験室(たびまな)」は、このたび無料のコミュニティとしてFacebookグループへ移行することになりました。 この1年間、日本国内だけでなくフィリピンやインドなどからもご参加いただき、さまざまなご縁をとても嬉しく思っています♪ 一方、私の仕事が本格的に再稼働した事で、ここ数ヶ月はあまり活発に動けず。メンバーさんに申し訳ない…という日が続いていました😢 なので、思い切ってFacebookグループへ移行し、今後は少しペースを落と

意見の違う相手は「敵」では無い

日本人は、自分と違う意見を述べる人に対して攻撃的になりがちですよね。 「意見の違い=対立」? 反論する時に、相手の意見ではなく「人格否定」に走る人も多いのも、よく言われること。 私も以前は、冷静には聞けてなかったかもなぁ...。反対意見を正面からぶつけられるのって、慣れていないとメンタル的にキツイですよね。 客観的に捉えると穏やかになれる実は私、マレーシアに住んで今の仕事で経験を積むうちに、この壁を突破して「反対意見を客観的に捉える」事が少しずつできる様になりました。

子どもが「聞いて欲しい時」を逃さない

先日流れてきたTweetに共感して、思わず日本語を添えました。 Listen to anything your children want to tell you. IF YOU DON’T LISTEN to the small stuff now, they won’t tell you the big stuff later. 子どもが伝えたがっていることは、何でも聞こう。 もし小さな話を今聞かなかったら、この先大事な話もしなくなる。 以前から心掛けてはい

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「人はもともと不平等」から考えるインクルーシブ

火曜日定例のクラブハウス、今日は「学校現場でのインクルーシブ」がトピック。今日も様々な分野の皆さんと、深い議論ができました。 社会全体がインクルーシブであることオーストラリア・アメリカ・マレーシアの3国に共通していたのが「国がもともと多様性に富んでいるので、社会全体がインクルーシブ」という点。 マレーシアでは、体が不自由だったり見た目が健常者と違う人が町で普通に仕事をしているんですが、オーストラリア・アメリカでもそれは同様との事。 心身に障害を持つ方の社会進出、日本では

マレーシアの「教師の日」|日本でも広めたい理由とは?

※定期購読の記事ですが、一定期間無料で公開します 今日はマレーシアのTeacher‘s Day。SNS等で教師たちへ感謝のメッセージが多数流れていました。私もインスタに掲載したり、息子の担任やお世話になっている習い事の先生にメッセージ。 今はロックダウン中ですが、通常時なら学校でカードを渡したり、生徒主催のイベントが行われたりします。人気のある先生に集中しがちなので、先生たちにとってはちょっとドキドキかもしれませんね。 日本に無い「教師の日」今日は「マレーシア」の教師の

Re・rise Newsでインタビューしていただきました

3月末のことですが、インタビューメディアのRe・rise News 久保真弓さんにインタビューしていただきました。 https://rerise-news.com/global/kaori_nagatsuka/ Re・rise Newsとは久保真弓さんは、私のnoteを読んでご連絡をくださったのですが、最初にいただいたメッセージにいたく感激しました。 Re・rise Newsは、様々な分野の方のインタビュー記事や動画を掲載しているWebマガジンになります。 「美しい

周囲のプレッシャーに負けず、子どもを信じる

先日のNAS DAILYで紹介されたエピソードに、なんと日本人が登場。 Juju Noda (野田樹潤)15歳、『世界最年少の女性F1ドライバー』になるだろうと言われている、プロレーシングドライバーだそうです。 私は初めて知ったのですが、きっとJujuさん既に日本では有名ですよね。 周囲の声に負けずこどもを信じる元 F1レーサーであるJujuさんの父親の言葉が素晴らしかったのでご紹介します。 「彼女がレースが好きな事、スピードやスリルが好きな事は知っていたので、もし

コロナ禍での留学・移住準備は、複数ソースで正しい情報を

先日の記事にも書きましたが、ビザ未所持な新入生の入国手続きが始まったため、ありがたい事に移住サポートの申し込みやご相談の対応に多忙な日々です。 日本から新たにいらっしゃる方、マレーシア国内での転校・移転、また既に単身留学中のお子さんへのガーディアンシップサポートやホームステイのご紹介など、ご依頼は多岐にわたります。 本日オンライン相談させて頂いた方は、マレーシア在住者からの評判を聞いてコンタクトくださったそう。うちはあまり大きく宣伝していないので、こういった口コミやnot

バリバリ公立校育ちの日本人が、ディベートに参戦してみた

「バリバリ公立校育ち」って、私の事なんですが(笑)今まで通った学校で、ディベートの経験は一切ありません。 マレーシア移住後に、子どもたちから学校でのディベート話を聞いて、いいなぁと思ってたんですよね。日本でもディベートが活発になれば、違う意見を相手からぶつけらても「個人攻撃」と捉えずに済むだろうな、と。 そんな公立育ちの50代母が、こちらのディベートに参加してみました。 このVimさんのルーム、以前から興味はあったものの、勝手が分からずに様子見でした。それが昨日はルール

台湾への大学進学|費用面でのメリット

ここ1〜2年でマレーシアの中華学校や台湾の国立大学など、中国語教育への質問を数多くいただくようになりました。 特に台湾は徹底した対策でコロナを抑制し、ほぼパンデミック前と同様の生活が続いている事で、大学進学先として候補に考える方が増えているそう。 我が家は娘(19)が台湾で大学生活を送っていますが、実際に多くの面でメリットを感じています。以前から断片的には書いていましたが、今後は台湾進学をさらに詳しくお伝えしていきますね。 まずは、費用面での大きなメリットをご紹介します

引っ込み思案で自信が持てなかった日本人の男の子が、3Dモデリングや宇宙で自己を確立するまで

インター校に入ったものの、学年で一番背が低かった。 誕生日も一番最後。いつも学年が終わってホリデーに入ってから、クラスメイトの歳にようやく追いつく。 穏やかで優しくて、サッカーではボールを敵に譲ってしまう。体が小さい上に引っ込み思案だから、意地悪なクラスメイトに舐められる。 そんな日本人の男の子ーー他ならぬ、我が息子です。 ●自信をつけるための投資3歳でマレーシアのローカル幼稚園に入って、その後インターナショナルスクールへ編入してからは「息子に自信をつける」ことに、と