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娘に一眼レフを持たせたら、意外な展開が待っていた。

子供は大人の世界に憧れる。『やってみたい!』子供は軽やかに、大人の世界に挑戦しようと試みる。
それをついつい、大人の事情でお預けにしてしまう。そんな事、ありませんか?

その厄介なハードルを乗り越えたら、大人では思いつかなかった展開が待ち受けることもある。そんな話を今日は少々。

 *

久しぶりに一眼レフを出した。新婚旅行の時に買ってからと言うもの、時々写真を撮っていたけれど、子供が生まれてからは滅法iphoneのカメラに頼りきりの日々だった。

手軽だし、持ち運びも便利、すぐ手元にあるし、ロック機能も完備。そんな安心感に身を委ねた結果、一眼レフは納戸の奥にしまったままになっていた。


そんなカメラを久々に出してみた。すると、私の気づかぬうちに、娘がひょっこり顔を出し、ちゃっかり大きな一眼レフを首にぶら下げている...

真剣な表情でガチャガチャと、少々強めにレンズ周りを回したり、ボタンを押してみる….大きなレンズにしっかり指紋をつけ始めた…


『あー、しまった、見つかった….めんどくさい展開になるぞ..?』ついつい、そう思ってしまう私。

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『ねえ、ちょっとだけ、いい?』一応聞く素ぶりを見せつつ、もう我が物顔でカメラマンを気取る娘。その好奇心溢れるキラキラした表情に、私は屈した。

その後、簡単にカメラの扱い方、注意点を伝えると、『わかった、わかった! 大丈夫だから!!!』と早速双子の相方と、撮影会が始まった。一人がモデル、一人がカメラマンといった具合に。


『みーちゃん!凄い良いの撮れたよ!!』

『えー、見せて見せて!!イイね!イイね!』

『次のポーズ、お願いしま〜す!』

なんて、お互い褒めあったり、喜んだり、笑い合う二人。そして撮れた写真を見せてもらうと_想像以上にうまい….

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娘よ....こんな写真、撮れるんですね?
娘よ....こんな構図、考えられるとは!
娘よ....こんな表情できるんですか・・

娘たちの描く独特の世界を、カメラのレンズ越しに垣間見て、ついつい嬉しくなって、ニヤける私。

『やってみたい!』は挑戦する価値がある。
時には、自分が想像すら出来ない世界までビューンと連れて行って、見た事のない景色を不意に見せてくれる事もある。

『やってみたい!』は育てる価値がある。その小さな好奇心の芽を摘まないように。子供にも、自分にも、そのスタンスを忘れずに育てたい。


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