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日常まいんどふるねす①

 1・ながらマインドフルネス


インドのアシュラムにいた時に
毎朝、毎晩瞑想の時間がありました。

ヨ瞑想をするときに
まずは集中の練習をします。

しかし、これがそもそも難しいのです。

何もなく、静かな場所で、
あぐらをかいて背筋を伸ばし、
深呼吸をします。
数秒、数分後に大体の人は
今に集中できなくなります。

昨日なんであんなことしちゃったんだろ、
お昼ごはんは何を食べようかな、
そろそろ靴を買い替えようかな。

頭の中は制限がないので、
過去に行って、未来に行って、他人、物質を
と思考で大忙しになります。

それを制御しなければと思って、
自分自身もあれこれと考え始める。
こうなってくると、集中も無心も、
瞑想もそれどころではなくなります。

何もないところに座っての瞑想や
マインドフルネスは大変高度なものなんです。

しかし、実はわたしたちは日常の中でふと、
瞑想状態に入っていることがあります。

例えば、
車の運転、サイクリング、ジョギング、
千切りをしているとき、お菓子作り、掃除、
手芸、歌を歌う、アサナ、データ集計など。

思考で考えなくても、淡々とできる行動が
だいたい一つはあるんじゃないでしょうか?
無になるとか、無心という状態です。

体が今この瞬間に集中をすることで、
自分の内側に精神を向けることができます。

よくいうハイヤーセルフとつながるとか、
瞑想状態になって宇宙につながると
いわれる体験と同じ状態だと
わたしは考えています。

その作業が終わった後にすっきりしていたり、作業中にパッと何かが降りてきたように
ひらめいたりすることも多くなります。

心当たりがある人も
いるんではないでしょうか?
なんだよー、あれがそれかよー。
ってわたしはなりました。

瞑想やマインドフルネスという言葉と合致していないだけで、行動や状況としては同じ状態になっているんです。

大体の人がすぐに瞑想をしたり、
今この瞬間を感じようとしたりして、
うまくいかなくてやめてしまいます。

始めから、お寺に何年いても
習得できるかどうかわからない方法を
試しているんだから、
できなくてもしょうがないんですが、
みんなそれを知らないんですよね。

しかし、実は普段からみんな自然と
何かしらマインドフルネスや瞑想と
同じようなことをしています。

そこに気が付くところから始めていくと、
ゆっくりじわじわと自分にしみこんで
今この瞬間を楽しめるようになっていきます。

【ワーク1】
自分に問いかけてみましょう。

自分が集中して、何も考えなくなる状態って
どんな時ですか?

その状態のときにどんな心地がするか
思い出してみましょう。

なにか浮かびましたか?
自分ならではの集中ポイントがあるので
いろいろな人ともぜひ共有してみてください。

毎回でなくても大丈夫。
こんなことあるなぁ。
こんな気持ちになったなぁって思って
それを思い出す。

その状況になったら
終わった後の余韻を楽しむ。

認識をはじめると自然と
どんどん気がつくことが多くなってきます。

まずはこんな感じで初めていきましょう。

突然マスタークラスではなく、
はじめは初心者コースからコツコツでokです。

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