見出し画像

人が育つ会社にしていくと決めました。

「松下電器は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。併せて電気器具もつくっております。こうお答えしなさい」
松下電器(現パナソニック)創業者、松下幸之助氏のとても有名な言葉です。
弊社でいう「教育」といってもネイル技術を磨く、お客様へのサービスの質を上げる、その教育を社内で行うことは、プロとしてサービスを提供する上で当たり前のこと。
その前に、自分たちの仕事がどう社会的意義があるか考え、主体性と責任感をもつこと。
そんなスタッフがどんどん増えてきて、そしていつの間にか入社時点で同じ思いがある方が応募してきてくれて、これ以上に会社が安心して継続していく理由はない、そう最近は感じています。
そして会社を離れることになっても社会に対して大きなパワーを与えられる人がどんどん出てくるといいなとは思っています。


いまは教育担当スタッフに任せているので、私が直接ネイル技術や接客を教えることはほぼなくな、私はネイル以外の学びの場をどんどん外から作ってきています。
この間も関西の二店舗お店をお休みにして(ご迷惑をおかけしたお客様すみません・・!)
勤務時間として兵庫県へ研修に行ってきました。
自由参加にしたので全員ではありませんが、皆それぞれ、学びはあったようで良かったです。

研修中ももちろんお給料出すし、交通費会費も全て会社持ちだけど、行けていない社員への共有は忘れずに。
一週間以内にレポート提出です!と〆るときは〆る、決まりも作って今後も外部研修は継続していこうと思います。
私がいなくても、同じことを学び代弁してくれる人がいれば本当に最高!
いつでも社長交代できる未来をひっそりと目指しています。
でも社会貢献って余裕がないとできないですよね?
社会貢献について話しているとそんな話がスタッフから出ました。
寄付や貢献事業は分かりやすい社会貢献ですが、「私たち女性が諦めずにキャリアと実績を積むこと。その姿も未来に繋がる社会貢献だと思うよ。
そう答えました。
女性活躍が進んだとはいえ、まだまだ「諦める」という選択が多い日本の女性。
一人一人が自分のキャリアに真剣に向き合い、主体的に働いていくこと。
その姿や行動が私はジェンダー格差のない未来に繋がると信じています。


そして社長である私自身は在り方や姿、背中にも責任があると思っています。
約束や期限は守る、始めたことは継続する、結果を出す、行動する。
いわゆる信頼の貯金です。
そして社交の場での姿。
偉そうにだけしているおじさんおばさんにペコペコすることなんて絶対にしないし、「女だから」という言い訳も絶対にしない。
社長の中ではまだ若い方で女性だし目立ってしまうけど、武器にはしない

先日、とある場で「男気じゃんけんでこの場のお会計決めましょう」という機会があり、危うく女性という理由で外されそうになったけど、参加させてください!!!と意気込んで、見事に10人ほどの中から勝ってしまったこと。笑
自分より稼いでいる人たちにお金を払うことなんてちっとも好きじゃないけど、この場で「女だからご馳走様です!」と言ってしまうことは絶対に嫌だ、そう日々感じています。
そんな感じで、日々作りたい未来に向かって、微力ながらも奮闘しています。
そしてスタッフにも学べる場を提供し、一緒に成長できる会社にしていく。

何が一番やりがいですか?と聞かれると「スタッフが成長する姿をみること」それに尽きます。
ネイル技術や接客はスタッフの方が圧倒的に上手だから何もいうことはなく、むしろ私が対応するほうがクレームになってしまいそうです笑
他のネイルサロン会社と圧倒的に違うこと。
「人が育つネイルサロンです」
そんな風にこれから堂々と言っていきたいし、人が育つ場を作り、姿を見届けること、それが社長の仕事。
教育業界が嫌で教員を退職したわけではありませんが、結局私が戻るところは教育
私にとって本当に天職なポジションであると感じています。

久賀田有紀

株式会社マニクリエーション代表取締役
一般社団法人海外ネイル協会代表理事
教員からネイリストに転職。
ネイルサロン勤務・NYインターンを経て2013年ネイルサロン「maninail」開業。
2015年より一年間、フランスパリにて活動のち2016年再開。
ネイルサロン5店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修を行っている。
女性支援の事業を通してジェンダー格差のない社会を作ることが目標。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?