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アメリカで街歩きする? 危ない街かどうかはここで判断します。

 通りを一本挟んだだけで、突然治安が悪くなるのがアメリカという国です。歌舞伎町の雰囲気を思い浮かべた方、間違いです。私が嫌な汗をかく街はこんなところ!


始めに

 私はジャーナリストでもセキュリティのスペシャリストでもありません。ただ、嫌な雰囲気を感じた街について、親切なアメリカ人に聞いたところ「あのあたりは〇〇系のギャングがいるから気をつけろ」と言われたことが何度かあるので、その経験をお話しします。

道路が壊れたまま

 日本に比べてアメリカの道路は整備がされていません。車社会なのに。高速道路であっても路面の状態は非常に悪く、パンクすることも多いですし、運が悪いとバーストします。高速道路を少し走れば、必ずゴムが捲れ上がったタイヤが落ちているのを見るほどです。
 しかし、道路標識が根本から折れて何日も直されない、通行できないほどの破損箇所が囲われないままになっている、そんなことがあったら要注意。初めて見たって、ゴミの溜まり方を見れば、破損直後かどうかはわかるはずです。
 車社会なのに、アメリカ人の運転技術はそこまで高いものではありません。日本で誰もが自転車を乗るように車に乗っているので当然です。それなのに大きな事故を誘発破損箇所をそのままにしているということは、公共サービスに余裕がないということ。治安の悪い場所では交通事故が起きても、警察が来てくれないことは当たり前にあります。もっと対応が必要な凶悪事件が起きているから、です。
 トラブルが起きても自分で解決しなければいけない場所には近付かないことをお勧めします。

店がない

 田舎で建物自体がない、ということではありません。建物や事務所があるのに、テナントが入らずにそのままになっている場合です。色褪せた看板はそのままに空っぽの店がたくさんあったら、要注意。そういう街は、大通りを少し走っただけですぐにわかります。街全体がくすんだ色をしているからです。道路を修理したり、設備の色を塗り直したり、そういうケアまで手が回らない街です。

人がいない、車がない

 店がない、ともつながる話ですが、街の中が全体的にがらんとしています。人影がなく、駐車場に車がない。でも、視線は感じることも。
 アメリカは日本に比べ、道を歩いている人が極端に少ないのですが、駐車場に車がない、というのは異常です。本当に人がいないのか、いないことになっているのか。どちらにせよ、人目につかないところでは何かがあった時に助けを呼ぶことができません。
 こんな場所で道を歩いていて、向かい側から誰かが歩いてきたら要注意。信号が切り替わる所なら、反対側に渡ります。大抵の場合はなんでもないのですが。

危ない雰囲気を感じたら

 車の場合は必ずドアロックがかかっているか確認しましょう。これはまず始めに身につけるべき習慣です。車に乗ったら、すぐドアロックをかける。信号待ち中に乗り込まれ、車を盗られるという事件が存在します。
 歩いている時は、大通りや、車の通りがある道を歩いて街を抜けましょう。バス通りならば、バス停ごとに人がいるので安心です。行き先が合っているなら、バスに乗ってしまうのも一つの方法です。アメリカにおけるバスの運転手さんは非常に頼もしい存在です。うるさい客、迷惑な客は引き摺り下ろす実力行使にも出るパワー系です。
 もし歩き続ける必要があるのなら、 自分に向かってくる人間には警戒をしてください。話しかけられても聞かない。なるべく距離をとりましょう。道を渡って避けるのも可能であれば、私はします。ただし、絶対に横断歩道を渡ること。信号無視はしないこと。アメリカは車社会です。歩行者なんて珍しい存在のことなど気にしないで運転している人が多いので轢かれます。万が一交通事故にあった場合、治安の悪い場所では警察や救急の対応に時間がかかる可能性があるので、横断の際は注意しましょう。
 ヘッドフォン、イヤフォンは外します。スマホも必要以上に出しません。もしもiPhoneなど高額なモデルを使っていれば、お金を持っていると宣伝しているようなものだからです。また、スマホを見ていると注意が散漫になります。
 スマホのひったくり、強盗は存在します。私の友人もあいました。もしも、「スマホを出せ」と言われたら、諦めてください。あげましょう。お財布の中身も何もかも。思い出の品であっても。あなたの命より安いものは全て渡してください。相手がどんなにヒョロガリで勝てそうでもです。だって、銃を向けられたら勝てないでしょう?

最後に

 どうしても雰囲気の悪い街へ行かなければいけないこともあります。そんな時は、カフェやファストフード店に行ってもPCを出すことはしません。誰がどこで見ているかわからないので。
 大袈裟! と笑われる幸せを私は選びます。
 それでは、アメリカを安全にお楽しみください。

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