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これから活躍するインハウスデザイナへ伝えたい3つのこと

Increments × cyma (Ateam Inc.) Advent Calendar 2020 の24日目は、
株式会社エイチーム EC事業本部の@Shunsuke.Mが担当します。

はじめに

はじめまして。株式会社エイチームのEC事業本部にて、デザイナチームのマネジメントをしており、プライベートではキャンプ、カメラ、サウナが趣味のアラサー男子です。
今年でインハウスデザイナ歴、4年目に突入しました。

なぜ、この記事を書くのか

コロナの影響により、所属している事業部以外のデザイナや社外のデザイナと話す機会が圧倒的に減りました。
今回のアドベントカレンダーの機会を利用し、インハウスで働くデザイナになにかしらプラスになる発信ができればなと思い、「これから活躍するインハウスデザイナへ伝えたい3つのこと」を書こうと決めました。


①まずは「最も簡単な成功体験」を積むこと

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あなたはデザイナとして自信を持っていますか?
「YES」であれば問題ないですが、「NO」ならば私がオススメする「最も簡単な成功体験」をぜひ実践してみてほしい。小さな成功体験でも良いので早めに成功体験を積めると自分に自信が付き、良い成長スパイラルに入れると思います。

「最も簡単な成功体験」とはなにか?

それは、デザイン領域の作業効率化です。
では、どうすれば効率化ができるようになるのか?

それは、普段仕事で使用するデザインツールを誰よりも使いこなし、
常に最新情報にアンテナを張っておき、新しい機能はすぐに自分で試すこと
です。まずは、社内で一番デザインツールに詳しい人になることを目指してほしい。必ず、効率化するHOWが思い浮かび、提案できるようになるはずです。
所属している事業をそこまで理解していなくても、成果の出る施策の提案をできる力がまだなくても、ツールを誰よりも使いこなせば、得られる成功体験です。ぜひ、TRYしてみてほしい。


②デザイン領域の「質」についてに

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私が思うに、インハウスデザイナはユーザが見るものや触れるもの、感じるものに対し責任を持っていると思ってます。

インハウスデザイナとして働く上で、所属している事業のデザイン領域の質をただ上げていけば良いと考えて仕事をしている人は、もしかするとあまり効果的ではない考え方に陥っている可能性があります。

インハウスデザイナとして働く上で、質をただ上げるのではなく、事業内容、事業フェーズ、長期/短期視点を持ち、ヒト/モノ/カネ、それらをしっかり理解し、現状の事業フェーズでのデザイン領域の質の合格ラインを決めることが非常に大切だと私は考えてます。

また、我々インハウスデザイナが目を背けてはいけない事実は、デザイン領域の中でも、特にグラフィックやUIについてはデザイナが思う質が高い状態でなくても、儲かっている事業やユーザから喜ばれている事業はたくさん存在しているということ。
決して、グラフィックやUIの質を上げる行為を否定をしたいのではなく、ほとんどの事業のユーザはグラフィックやUIの質が高いからサイトを利用したり商品を購入するわけではなく、事業の価値や体験、コンテンツがユーザニーズを満たしていたり魅力的だと感じるから行動してくれるのだと思います。

インハウスデザイナとして、あまり良くない行動の一つに、「デザイン領域の質を上げたい」という要求のみをし、質を上げることで事業にとってどうプラスになるのか説明できず、只々質を上げたいと言い周りを困らせることだ。
ただ質を上げることを目的にしてしまっては、インハウスデザイナとして失格なのではと思う。例えば、HPの制作会社のような、クリエイティブの質を売ってビジネスをしている会社であれば、当然質にこだわる姿勢は会社の継続に関わるので大切な姿勢だと思う。

デザインがいくら優れていても、潰れる事業があることも事実。インハウスデザイナとしてこの事実をちゃんと受け止めることが大事だと伝えておきたい。


③「積上」と「開拓」

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事業を成長させるアクションは、「積上」「開拓」に分類できる。
ここでいう「積上」とは、改善サイクルが回る枠が既に事業内に存在しており、その枠の中で仕事をすることで、日々事業が成長していくアクションのこと。「開拓」とは、今までやったことのないことにTRYしていくアクションのこと。
どちらも大事だが、私が思うにインハウスデザイナのリーダーやマネージャという役割の方は、この「開拓」に時間を割いていく必要があると私は思う。
短期的目線であれば「積上」を強化していけば良いが、中期的目線/長期的目線では、「積上」を効率化し、効率化したことで生まれた時間で、いかに沢山「開拓」していけるかが事業成長に大きく左右すると思う。
また、「開拓」したことで、成果が出れば、そのアクションを「積上」へシフトさせることで、メンバーが成長し、更に事業を大きくすることができると思う。

2021年は、リーダーやマネージャという役割の方は、ぜひ私と一緒に「積上」を効率化し「開拓」できる時間を増やし、メンバーの上に立つのではなく、メンバーの前に立ち、事業・人を成長させ、経営理念を実現させられるような人材に成長していきましょう。


最後に

私の好きな山本 五十六の格言を共有して締めたいと思います。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

山本 五十六


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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事を読んで、少しでもなにか得られていたら嬉しいです。

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Increments × cyma (Ateam Inc.) Advent Calendar 2020 の25日目は、Increments株式会社の@ktroutnerさんがお送りします。

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