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せまくせまくふかくふかく【学生時代の友人関係】

お題をいただきました。

小学校時代。友達は皆無ではなかった、気がする。よくわからない。解離なのか、単純に自分を守るためか幼少期〜10代の記憶はかなりおぼろげなのだ。なんだかんだ、ままごとのようなことをしていた気もするし、幼馴染の家に行ったり、家の近い友達とラジオ体操に行ったりしていた。と思う。ただまあ小学校で携帯電話を持っている子はまだ少なかったし、いわゆるプロフ帳のようなものも小遣いがなかったから持っておらず、当時の友達の行方は誰も知らない。

中学校に上がると他の小学校から来た人ともクラスメイトになるわけだが特にその辺りと仲が良かったかというとこれまた記憶がない。カーストがとんでもなく低くて、たしかお年玉で買ったファッション雑誌についていた付録(ファッションブランドのロゴがついていた)を持っていただけで「は?なんで真野がそんなの持ってるの?」というデカめに聞こえる悪口を言われた覚えはある。どの学年かは忘れたが居心地が悪くて違うクラスに行ったり、2年くらいから昼休みは図書室にこもったりしていた。

高校はなんやかんやあったものの結局それなりに身の丈に応じたところへ進学した。同じ中学からはほかに2人くらいいただろうか。仲良くはなかったので特に意味はなかった。
高校時代の友人関係といえば、修学旅行のグループの人数が判明した途端その時いたグループにハブられた思い出がある。ものすごくあからさまで今考えるとあほやなあと思うのだが、当時は死活問題だった。なぜならそれまでと違ってクラスに馴染めていると思っていたからだ。
結局、一度は「修学旅行行かない!!!」などと言ったものの、払ってるんだから行きなさいと言われて(というかたぶんキャンセル期限過ぎてたんだろうな)(行かせてもらえるだけ贅沢な話です)ハブられた者同士でホテル同部屋になり、しかしその子とは友人関係が続いているので女のアホないじめも結果よければすべてよし、みたいなことになっている。

高校を卒業して進学した先はまったくもって自分の志望とは外れていたので、友達なぞ作るか!と思い、入学式の写真も残っていないのだがなんやかんやで入れ替わりはあるものの授業終わりに繁華街へ行ってはきゃあきゃあ騒ぐようなことをようやくやった。

がしかし、メッセージアプリのアカウントをことあるごとに消したせいで連絡先はほぼ残っていない。SNS全盛期だったが、今連絡が取れている友人も、他の同級生の現状は知らないという。
なんかそんなもんなのかもしれません。MARCHとか行ってたら、Facebookとかやって近況を報告したりしていたのかもしれないが、高校時代の友人の名前を検索してアカウントを見たところで更新されていないので、SNSの利用層から外れていたんだなあ、としみじみする。

社会人になってからできた友人はほぼSNS繋がりで、たまに文学フリマでお会いできたりするし、コロナ禍前は誰かがなにか企画してそこへ遊びに行ったりもしていた(ぼんやりした文章ですね)。
文字ベースの思考がわかるSNS繋がりの友人が、結局一番密に長く付き合っている気がする。という、お題に一切沿っていない文でこのエッセイを終えたい。

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