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軽めの法話
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2020年9月の記事一覧

自虐ナルシストは蝙蝠外交

妙晶は詐欺写が得意である。 それはもう、魔訶レベルに。 ※実物とイメージは異なる場合がございます。 デリヘルなら、全力で「チェンジ」を叫ばれる程度の巧さである。 しかし、写真に写るのが得意なわけではない。 詐欺写の骨は、あくまでも「補正」なのだ。 補正(ほせい)…足りないところを補って、誤りを正すこと。 その昔、妙晶は美人になろうと思った。 あることをきっかけに、「外見は力だ」と思い知ったからである。 「人間は中身が大切」 しかし、中身を見てもらえるのは外