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小咄

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軽めの法話
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#お坊さん

自虐ナルシストは蝙蝠外交

妙晶は詐欺写が得意である。 それはもう、魔訶レベルに。 ※実物とイメージは異なる場合がございます。 デリヘルなら、全力で「チェンジ」を叫ばれる程度の巧さである。 しかし、写真に写るのが得意なわけではない。 詐欺写の骨は、あくまでも「補正」なのだ。 補正(ほせい)…足りないところを補って、誤りを正すこと。 その昔、妙晶は美人になろうと思った。 あることをきっかけに、「外見は力だ」と思い知ったからである。 「人間は中身が大切」 しかし、中身を見てもらえるのは外

ぼくは

『きもちわるい』 ぼくは きもちわるい 『うざい』 ぼくは うざい 『いやなやつ』 ぼくは いやなやつ 『わるいこ』 ぼくは わるいこ 『かわいい』 ぼくは かわいい 『やさしい』 ぼくは やさしい 『きみのこと すきだなぁ』 ぼくのこと すき 「きみは いいこ」 ぼくは いいこ key word  善知識(ぜんちしき)            善き友、真の友人         良い方向へ導いてくれる人 「私を優しくしてくれる貴方が優しい人

『陰翳礼讃』

こんばんは。 台風ですね。 京都は雨も降ってないし特段風も強くないのでそんな実感まだ全然ないんですけれども、みんなが「台風来る」「今回のはヤベーぜ」って言っているので、そうなんだなぁと思ってます。 本日東京の三軒茶屋にて開催予定だったイベントも、台風の影響を考慮して延期とさせていただきました。 中止ではなく延期ですので、ご都合の良い方はお越しくださいね。 詳細は追ってご連絡させていただきます。 とまぁ、そんなこんなで予定も無くなったので、今日は一日庭にラベンダーを

『さようなら』

こんにちは。 夏服と冬服が同じ空間に混在する素敵な季節がやってきましたね。 私は寒がりな方なので、冬服族です。 冬服というか、和服なんですけどね。 暑いと帯の部分が蒸れるので、涼しい時期は助かります。本当に。 それでも、私が普段着ている和服(法衣)は振袖や訪問着のようなハレの場に用いる着物に比べるとだいぶ簡略化されており、慣れれば着衣に10分も掛かりません。 中に着ている白衣という衣の構造は、旅館で借りる浴衣とほとんど同じです。 身長に合わせて仕立てられています

『慈泉寺の妙晶と申します』

はじめまして。 「想像よりチャラい」でお馴染み、妙晶です。 お坊さんです。 思うところあってnoteではずっと名乗らなかったんですが、「なんかもう、いいかな」って思ったので晒します。 妙晶です。「みょうしょう」と読みます。 拙寺では開基以来約500年、男は『正』、女は『妙』の字を法名として代々受け継いで参りました。 名前というのは不思議なもので、用いることによってそう成ってゆくというか、他者間での存在を明確にしてくれるもののように思います。 私は以前、筆箱として

『Beautiful Harmony』

こんばんは。 夏バテ中の私です。 暑さに弱いんですよ、運動会の練習で必ず倒れるタイプの子です。 日光に弱過ぎて前世はバンパイアなんじゃないかと疑っています、常に貧血気味だしね。 だけど、冷房も苦手なんです。困ったことに。 これはもう、夏バテるしかないよね。 アイスにリキュールがせめてもの抵抗です。 チョコアイスにミントリキュール、おいぴい。 はい。 週1note最終回です。 最後だし、なんかキリの良いお話がしたいですよね。 何が良いかな。 皆さん、もう