仕事帰り、駅のホーム

あと数分で自分の帰る方面の急行電車が発車するのだが、ATMで現ナマを降ろす必要があるため、乗らずに列へ並ぶ

自分の前には四人並んでいて、後ろにも二人並んだ
今日は金曜日なので、現金をおろして飲みにでも行くのだろうか？と考えた

一番前の人がもたもたしている
列に苛立ちの空気がながれる
自分としては電子決済の便利さに慣れ、ATMで現金を下ろすのは不本意だという気持ちが凄くあるのだが、明日は現金でなければイケない理由があった

自分の番では、無駄な動作なくお金を引き出した

電車も行ってしまったし、駅のコンビニに寄ろう…
明日お酒を飲む予定だから、慣らしにビールを飲んでおこう…

そんなことを考えながら、季節もののビールを一缶手に取り颯爽とレジに出し、いつもの外国人店員さんの丁寧な対応に感心しつつコンビニを後にした

どこで飲もうか、静かな場所を探していると、隣のホームに準急列車が到着した
降りた乗客の波を避けた所で、物陰に落ち着く場所があり、そこでプルタブを引いた

喉をかき鳴らしながら、空きっ腹にビールを叩き込む
行き交う人に目の焦点を合わせず、ゴクゴク飲む
ビールを飲んで目が冴え渡る感覚に浸っていると、自分が乗る電車が来てしまったので、フィニッシュゴクゴクを喰らわし、空き缶はゴミ箱へ

缶・ビンと表示された丸い穴に空き缶を無駄な動作なく入れた時、次のプルタブを引くのは明日の夕方『みつらん鉄道093』に乗り込む直前の景気付けだと脳裏に浮かぶ…

NEXTみつらん鉄道093とは！？乞うご期待！