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虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー

所在地:東京都港区愛宕一丁目
築年月:2022年1月
階建:地上54階 地下4階
構造:RC造(一部S造、SRC造)
総戸数:547戸

表立って分譲販売をしない森ビルが公式ホームページを立ち上げて、非常に話題になっています。限られた情報しか公にされていないため、ここでは虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーについてだけでなく、この建築に携わったデザイナー(Christoph Ingenhoven、Tony Chi)についても深く掘り下げていきたいと思います。住宅とは、ただ住むだけものではありません。素晴らしい物件は、それ自体がアートとなります。虎ノ門ヒルズ レジンシャルタワーは2人のデザイナーによって、分譲後も価値を保ち続けるでしょう。また今後はこのようなアートとなり得る物件が増えていくと思います。そのため、デザイナーについても知って頂きたいと考えました。最後には隣接している虎ノ門ヒルズレジデンスについても記載しています。

・ コンセプト

虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーは、グローバルレベルの住宅プロジェクト。54階建て、延床面積約121,000m²、住宅約550戸を供給。
虎ノ門ヒルズ全体の住宅戸数は、虎ノ門ヒルズレジデンスの172戸と合わせ、約720戸。
外観は、既存の虎ノ門ヒルズ 森タワーの存在感を尊重しながら、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーと一体的にデザイン。
森ビルの高級住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズの最高峰としてディテールにまで徹底的にこだわり、成熟した東京ならではの住まいを提供。
会員制の「ヒルズスパ」を併設するほか、低層部には約1,000m²の商業空間を設け、デッキを通じて虎ノ門ヒルズ 森タワーや虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの商業空間とも繋げることで、虎ノ門ヒルズエリアにおいて快適な空間と豊かな暮らしをお届けする。

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外観
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外観
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Toranomon Hills Kitchen
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レジデンス

・ ニュースリリース 

発表時 (2016年4月13日)

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発表時

着工時(2017年1月18日)

「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」
MORI LIVINGシリーズ最高峰。住宅棟としては日本一の高さ
・エリア最大規模。グローバルレベルのレジデンス約550戸を供給
・森ビルの住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズの最高峰
・地上54階建て、住宅棟としては日本一の高さ(約220m)

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完成前
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完成後
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Map
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周辺エリアへの貢献(都市インフラ・緑化・防災)

発表時と着工時の変化

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発表時
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着工時

上:発表時 下:着工時

虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーの変化
・地上56階建 → 地上54階建
・住宅戸数 約800戸 → 約720戸(虎ノ門ヒルズレジデンスを含む)
・2019年度竣工 → 2020年度竣工

住宅戸数は、虎ノ門ヒルズレジデンス(172戸)との合計で記載されている。
56階建から54階建と2フロア減少しているが、パースでは明らかな変化はなし。
また2フロアで、80戸も減ることはないため、階高を高くしてグレードアップをしたと考えられます。

・ データシート

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データシート
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虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー
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虎ノ門ヒルズ
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1F:虎ノ門ヒルズキッチン
2-3F:ヒルズスパ、歩行者デッキ
4-11F:サービスアパートメント 160戸(1BR〜2BR)
12-42F:スイート 328戸(1BR〜4BR)
43-54F:スカイスイート 59戸(2BR〜5BR)


サービスアパートメント

4〜11階:各20戸
合計:160戸

スイート

虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーは、全住戸を「スイート」と表現し、ホテルの特別室に暮らすような日常をお約束します。お部屋の広さ、間取り、設備、インテリアデザイン、サービス、すべてにおいて高いクオリティを追求しました。フロントスタッフは24時間待機し、ご要望にきめ細やかにお応えします。また、ドアマン、ポーターサービス、ヴァレーパーキングなどによるサービスと、高いセキュリティにより、お住まいのみなさまの日常を安全、安心、快適にサポートします。

12〜17階:各14戸
18〜25階:各13戸
26〜33階:各9戸
34〜40階:各8戸
41階:5戸
42階:7戸
合計:328戸

スカイスイート

43階から54階に配置される59戸は、空と一体化するような高層階に位置する「スカイスイート」と称する特別な住戸です。専用エントランス、専用エレベーターをご用意し、「スイート」のサービスに加えて、さらに特別なサービスメニューもご提供します。

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