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マンティー・チダの取材NOTE

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マンティー・チダがこれまで培ってきた取材経験を生かして、コラムを執筆します。
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多くのスポーツ種目を取材することの意味を実感しました。

今日実感したことは、できるだけ多くのスポーツ種目を取材することの必要性です。 5年前まではバスケットボールしか取材経験がありませんでした。それからメンタル、医学、卓球、ラグビー、女子サッカー、ハンドボールと少しずつジャンルを増やしてきています。 今日、ある人との打ち合わせで、スポーツを取り巻く環境がどうなのかを様々な角度からしっかり自分の肌感覚だけでも備えておく必要性を実感しました。バスケだけ、卓球だけであれば、その競技から見えた景色でしか把握することができません。 そ

#番外編 2020‐21シーズンの取材方針について

現在展開している「SPOFEELING」は8月中旬にサイトオープンし、9月から本格稼働して間もなく3か月が過ぎようとしている。 最初はどうなることかと考えながら始めたメディア運営だが、少しずつ読み手の皆さんには認知いただいているのかなと思う。 私はスポーツジャーナリストとして、この媒体を立ち上げて以降、取材活動のスタンスを変更。 サブタイトルには「アスリートやコーチの心を届けるスポーツヒューマンメディア」と付けた。 つまり、アスリートやコーチのリアルな声を届けるために

#4ジュニアアスリートの取材から実感した指導者の重要性

2015年6月、私は会社員生活に別れを告げる。 同時にバスケットボールの取材を通して、ラジオや実況ができればと思い活動をしていた。 しかし、そう簡単に事が運ぶわけがない。 当然ながら、色々な課題が見つかっていくわけだ。 自分に何か特徴をつけていかないといけないことにも気づく。 会社員の退職前後にはアメリカンフットボールの場内放送にもチャレンジした。 これをきっかけに、あるインターネットテレビ局でバスケットボールの実況にも携わることができるようになっていく。 しか

#3 取材における視点づくりのプロセス(2)~「音声実況」から「実況風ブログ」へ~

前回から取材における視点づくりのプロセスについて執筆をしている。 バスケットボールのラジオ番組開始後、会場の臨場感を音だけでお届けする「マンティー実況」をベースに取材活動を続けてきた。 ただ、全ての会場で実現できていたわけではない。 会場や大会によっては、音声収録を禁止されていたにも関わらずに実施していたので「駄目だ」と怒られたこともあった。 2016年10月に開幕したBリーグでは、前回でも触れたとおりスチールエリアや記者席で録音ができなくなる。 これにより取材活動

#2 取材における視点づくりのプロセス(1)~実況を取り入れた取材スタイルの導入~

取材活動のスタートとして、ただ何となく試合を眺めているだけのところから始まったのは前回でも触れている。その頃は、現場で取材したものをラジオパーソナリティーである私の声でお届けするという形式で放送をしていた。ただ、私の声がリスナーに対して、会場の状況や雰囲気がきちんと伝わっているのかが疑問だった。それを解決させるために、私は様々なことに挑戦する。今回からしばらくは私がこれまで作ってきた視点づくりについて書いていきたい。 バスケのリング下で実況を収録してラジオで放送メディア関係

#1 初めての取材

#0でも触れた通り、私は2012年1月7日から取材活動を始めた。 あの頃は関西在住で、男子バスケットボールJBL2兵庫ストークス(現 Bリーグ西宮ストークス)のホームゲームが初取材。 場所は六甲アイランドである。 当時は某企業関連会社でサラリーマンをしていた。 インターネットラジオでバスケットボールの番組を始めたばかりで、もちろんそれまでメディアに関わったことも無ければ、取材というものも初めて。 ラジオ番組を制作する上で、取材に行くべきと考えての行動だった。 今回

♯0マンティー・チダが考える「取材」とは?

私は2012年1月、インターネットラジオfmGIGでバスケットボールのラジオ番組を始めたことから、スポーツ取材活動がスタートした。 足掛け約10年にわたって取材活動してきたことで、改めて「取材」というキーワードから考えてみたいと思う。 私が考える「取材」とは? 「取材」という言葉の意味を調べてみた。 「芸術作品や報道記事の題材・材料を、ある物事や事件などから取り集めること」 (出典:デジタル大辞泉) https://kotobank.jp/word/%E5%8F%96