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石も人も…スペックや紹介されてもつき合ってみないとやっぱりわからんという話

水晶って一口に言ってもね・・・それって日本人ってさぁ、でくくられるのにちょっと似てる

水晶が好きな人たちは、なぜ「石を採掘した産地」が気になるのか。
ええ、気になるんですよ。有機野菜を買うとき以上に。

「え?水晶って透明なら透明なほど品質がいいのではないの?」
「え?水晶ってどれも浄化にいいんじゃないの?」

まぁ、そうですよね。あってるあってる。間違ってない。
(浄化というメタフィジカルな表現を科学的根拠であっているとはいえないけども)
あっているんだけど、
たとえば京都人と大阪人、東京人と北海道の人、はたまた沖縄の人ってそれぞれって感じがしませんか?

同じ日本人といっても、生まれた時から受け取っている土地や風土からの影響や、どんな文化や習慣が根付いているか、使う話し言葉によって
人はその土地の属性というか特徴が浸みこむように思います。

第一印象がどこか「はんなり」「おもろい」「話すの速い」「地元が大事」「のんびりおおらか」とかね。

そんな風に、同じ石でも「どこで採れたのか?」によってだいぶ、性格や気質(のようなもの)が違うと感じられるし
石が好きで手元でたくさん触っていると、そのへんがだんだんなんとなくわかってくるのです。
肌感覚・うまく言えないけど感じる部分なので、
「こういう効果効能の違いです!」とか「ここのが一番です」とかそういうことでもないのですが。

私、京都の人好きだわーとか、東京人は冷たくてとっつきにくいからとか言う人もいれば、
いやいや、東京の人は話の要点がさくっとわかりやすくて適度な距離感で楽だよ?とか
そういう持ち主さんとの相性のようなものが出やすいのが産地、な気がします。なんとなく。

レムリアンシードとレムリアンルートとピュアレイ。産地いろいろ性格いろいろ

なんでこんな県民特性な話を振ったかというと、最近ルートクリスタルを
また買ったのですがちょっと面白いなと思ったことがあって。

ルートっていうのは…って説明するとめちゃめちゃ長いので、言いたい話にたどり着けないから気になる人はググってみてください。

超さっくりいうと、水晶の中でもレムリア文明の記憶と情報が含まれているといわれてるブラジル産の特定エリアの鉱山の水晶がレムリア水晶で、
・「単結晶とよばれる柱のように1本の水晶」=シード/ピュアレイポイント
・「その母岩となる根っこの塊水晶」=ルート(ルーツ)/ピュアレイ
という感じ。

で、私ずっとレムリアンルーツ=ピュアレイだと思ってたんです。
どの業者さんもこのあたり同じものって販売しているし。
あれ、数年前出回り始めはルートって聞いたんだけど、いつの間にかピュアレイが通り名前になってるなー。まぁそっちのほうがキラキラ度高いもんね。
(ブルーペクトライト→ラリマー、ブルーゾイサイト→タンザナイトみたいなもん)

なんだけど、持ってみるとね…だいぶキャラが違う。
キャラというか私との距離感?馴染み具合?接し方っていうのかな?
ルーツとピュアレイ、手に持ってみるとこう、くる感じが微妙にけっこう違う。
どっちがいい悪いではなく、触れ合うことで発生するものというか、
受け取るこちらのどの辺に触ってくるかとか
湧き上がる質感や感覚、感情の種類がちがうというか・・・。
もうオノマトペとか擬音で言わないと表現できないかんじなのww

ん~?でも単に個体の個性かな?と思っていたのですよね。

今回、素敵なルーツを新しくお迎えしてみたんですが
これがまたよくなじむ。初対面とは思えない馴染みかたで
「はぁ~(*´Д`)安心、この包容力・・・」というひとなのですが、
感覚的にうちに元からいるルーツととっても似ている・・・。

なので、思わず仲良しのスタッフさんに聞いてみた。
「ルーツとピュアレイって見た目かなり似てるし、どこでも同じって言われてるけどなんか違うー?」

そしたら、なんと<産地が違う>のですって。やっぱりか!

ルーツは初期鉱山のポケットから出てきたひとで、ピュアレイはそれと似たレムリアンシードが取れるというまた別のバイア山さんのもの。
(バイアの水晶もとっても綺麗でステキ)

それであぁ~なーるほど!!って納得~しました。
見た目似ているっちゃ似ているけれど、カブラルとバイアは結構ちがうもんね。トレスマリアスも。
コロンビアほど見た目からして「違っ!!」て感じではないけれど。

そしていちばん大事なことなんだけど
別にどっちが本物とか上とかいうことではない、ということ。

・一緒にいてしっくりくるかどうか
・持っていると起きてくる自分の中の反応や感覚が心地よいと思えるものかどうか
・スペックやレア度ではなく、これからなりたい自分によさそうでほしい要素があるからとかでもなく、今の自分とマッチしている石かどうか。

これは釣り書き(キャプション・商品説明)と見合い写真(商品画像)ではわからないのよ~。実際合わないと。

リアルに石を探す醍醐味は、やはりここに尽きると思います。
自分と引き合う石が、現場でわかりやすく目で訴えかけてくるから(笑)
ネットとちがって選ぶ石に間違いがない。ていうか間違えようがない。

遠くからでも光るとか、つい手に取ってしまうとか、たまたま今日入荷したばかりで荷解き中とか、持つと透明感UPしたり虹が出たりとか
棚から転がり落ちてくるとか(相性のいい石は活発に動くことがあります)
そんなんザラです。
別に私じゃなくてもみんなそうだから、面白いから試してみてくださいw

私はキレイで整ったポイントのレムリアンシードやキラキラ軽やかなピュアレイよりもルーツと相性が良いようですw

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