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恋する凡人試されてる狂った星の上

初恋を、初めて恋に落ちた瞬間を、
覚えているだろうか。

私は覚えている。鮮明に。
その時の彼が来ていたシャツのデザインも、
彼が話す時の一人称が「俺」だと知った衝撃も、彼が照れて笑顔がこぼれてしまった瞬間にマジで世界が止まったことも。
覚えていた。めちゃくちゃ鮮明に。

私の初恋は草野マサムネというバンドマンでして。(一部界隈ではアイドルとも言われている)
後にも先にも、「恋に落ちる」というメタファーを体感したのは、あの瞬間だけなのですよ。
(恋に【落ちる】が英語でもfall in loveなんオモロってなって大学の卒論は日英メタファーの経験的起因とその比較について熱く語りました。)

中学生の時。
当時のお小遣い事情からしたら破格の5000円ぐらいするスピッツのライブビデオ(VHS!)を手に入れた感動。
家族がいるリビングで見るのは恥ずかしくて、物置に近いような部屋でこっそり鑑賞した胸の高まり。
そして訪れた運命の瞬間……

小岩井農場で大名曲「猫になりたい」の前に唯一おさめられていたMC。
草野マサムネの話す姿を初めて見た私は、ドンガラガッシャンと盛大に、それはもう見事に転げ落ちて(恋に)、一瞬世界から音がなくなった。
そして流れ出した「猫になりたい」のイントロ。
だから今でも「猫になりたい」のイントロを聴くと耳が熱くなる。

すごい、こんなに自分語りする人すごい。
でもどうしても書きたかってん。
なんでかって、その映像をマジで20年ぶりに見たから。
DVD化されてたのを知ってはいたけど、あまりに完璧な初恋の思い出として完成されすぎていて見るのが怖くなってた。
けど、見た。プレゼントでもらったから(ほんまにほんまにほんまにありがとう!涙)

衝撃…!
懐かしさと愛おしさの掛け算が最大級で降り注いで脳みその処理が追いつかんかった…うちがコムロなら「懐かしさと愛おしさと混乱」っていう迷曲を篠原涼子に提供していた可能性がある。

いやもう、ほんまにいろいろと意味わからんくてごめんなさい。けれども…もう…もう!意味わからんぐらい映像が良すぎた…! 良すぎた!!良すぎた!!!(山びこ)

これは真顔で言うねんけど、

マサムネ君って自ら発光してへん…?

ほんまに。
眩しすぎるねん、ほんまに。
タムラも時々眩しそうに横見てはるやん?
てっちゃんなんかサングラスしてるやん? 
あれマサムネ君が眩しいからやったんや…
全ての点と点が線で繋がった。

マサムネ君って太陽だったのだ!!!
私は、私たちは、皆、マサムネ君に引き寄せられた星屑…
この世界はマサムネ君を中心のコスモ…

そういうことだったんだ。

スピッツの「君は太陽」っていう大名曲があるねんけど
(ちなみにスピッツには大名曲以外ない)
君って…
草野マサムネ…
あなたのことだったのね!!!!!

恋は迷わず飲む不幸の薬

止めたくない今の速度ごめんなさい
理想の世界じゃないけど大丈夫そうなんで

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