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2023年9月28日(木)

9月28日の夕方の帰り道。
実際にはないだろう光景の話。
 
夢ではないのだけど、
実際にはないだろう光景を見ることが
結構頻繁にある。
 
私は車を運転していて、
外は土砂降りで周りは森。
家の近くで街灯はない。
いつもの帰り道。
 
道路の真ん中に、
目元に黒いアイマスクをしたような、
典型的なお化けのような白い浮遊物がいる。
アイマスクはぼんやりしていて、
こちらを向いたお化けの目は青一色。
 
これをひくまいと
こんな雨の日に急ブレーキをかけてしまう
私はそういう類の人ではなかったらしい。
 
お化けはその場をさらなかったが、
私はその地点を車でそのまま通過した。
 
すると、お化けは単純に分割して
あたり一面に見えるようになった。
 
やがて青紫や青の光が視界を覆い、
青いフィルターをされているように。
 
油が滲んだように、
青から侵入した黄色や紫が虹色に見える。
 
どこかの入り口がたくさん開かれたみたいだった。
 
私はその入り口に没入せずに、
不思議な世界とぴったり重なったままの
いつもの帰り道をたどり、
家に帰った。
 
人間の可視光線についての科学的見解は
多分もう古い。
 
見ることができないとされている光線を
私は時折みているだけなんだろう。
 
それは私が特別な能力を持っているからではなく
人間というものについて
思い込みがほんの少し少ないだけのこと。
 
人類はみんな
いろいろな当たり前の能力を
使ってはいけないものとして
ここ100年くらいで蓋をしようとした。
 
しかしそんな100年足らずで
普通の能力を閉じ込められるものか。
 
権力の時代はもう衰退するのだな。
私の視界にある青紫は、
優しくて温かい雰囲気だった。
 
次元が重なった時、
目は誤作動を起こすので、
それを承知で自分で今どうするかを
選択することができればいい。
 
持っていかれない自分があれば
視野は広がるばかり。

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