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朝から晩まで写真と2人きり

朝早く起きたので東京都写真美術館へ。年パスで全て見た!お得なので来年も買う。

琉球弧の写真。かなり良かった。なかでも山口實の写真が特に好き。視点の高さが子どもと同じくらい、人との距離の近さ、外側ではなく内側から、正面から顔を撮る、とにかく人として好かれなければ出来ないこと。人間の顔って面白いんだなあと感じる。当たり前にプリントがうまいのが基本。魅力的な土地。

石元泰博の生誕100年の写真展も良かった。最初の雪をかぶった車の写真だけでこの展示の良さを全て悟る。あまりにも良かったのでその後、初台オペラシティにも行く。オペラシティはスライドショーのカラーと8分のビデオが心に残る。シカゴ、東京、曼荼羅、桂離宮、伊勢神宮…などなど盛り沢山で撮影技術もプリントも美しくて素晴らしいけど、スライドショーとビデオはある種、彼の日記のような雰囲気。少し気楽に見れる。写真や記録が本当に好きなんだなぁとジンワリ伝わってきて、やはりそういう純粋な気持ちが見る人の心を捉えるのでは。

写真新世紀、何を見ていいのかよく分からないというのが正直な気持ち。他2つの展示ととあまりにも雰囲気が違うことと、グループ展というのが難しいのかもしれない。あと200年経たないと私には理解出来ないのかも、と思う。私は応募しても一生通らないだろう、写真新世紀。

写真集と本を買う。もう本棚に入らない。ああ。

帰ってきて自分の仕事、今日も仕事が出来て良かった。仕事にしないと身に付かないことがたくさんある。好きなことを仕事にするか否かというのがよくあるが、私は嫌いなことが出来ないので必然的に好きなことが仕事になっているとやっぱり思う。恵まれている。

今日は一日中、写真と過ごしてしまった。

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