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カルチャー混雑地帯中目黒

中目黒なんてそんなに来ないな、3回目くらいだな〜、と過去3回は言っている気がするので、最低でも6回は訪れている。

最初に行ったのはいつか忘れたが、母と来たことがあった。母は一人暮らしをしたことがないので、目黒川沿いを歩いて、テキトーなシャレオツーなカフェでケーキを2人で食べているときに、やっぱりこの辺りはイイねー、一人暮らしするなら東横線沿いがいいなぁ、と生粋の下町育ち足立区出身の彼女はポロリと言った。私は東横線は朝混むから絶対に嫌だなあと思った。

中目黒malmeというカフェに、インターネットラジオダブラブJP公開生放送に行ったこともある。Jesse ruinsの新作や、それに伴うリリパなどの宣伝に関係者各位が集っていた。私は完全にファンの一人として訪問。ダブラブって結局何なのか、未だによく分かってない。放送後、そこでJesse ruinsの佐久間さんの新作がWhere to now?から出るということをコソッと聞けたのは、素晴らしい情報だった。それからWhere to now?はちょこちょことチェックするようになった。UのVienna Orchestraは発売後一年経った今でもよく聞く。

ある日は友人と謎のハワイアンのお店に訪れた。仕事後に一杯ということだったので、特にどこに行こうと決めていなかったが、フラリ入った店はゴリゴリのハワイアンでちゃんとしていた。かわいいカクテルを頼む。そこで、友人のインド旅行の壮絶な話を聞く。もし私に息子が居たら100パーセント行かせたくない、娘が居たら120パーセント行かせたくない壮絶な話だった。インドと日本の文化の違いや生活様式の違いに絶句する。けれど体験する人がいるから私のような人間も知ることが出来るのでありがたい。ナカメでカルチャーショック。

それより以前、ポラロイドのインポッシブルが中目黒にあった頃、沢渡朔さんの写真展に行ったことがある。銀座BLDギャラリーのkinkyという写真展が、私が一番最初に行った写真展で、それから代表作と言っても過言ではないナディアなどの写真集を見て、こういう写真撮りたいなあと思ったのが写真を撮り始めたきっかけだった。会場には沢渡朔さんがいらっしゃったが、声をかけようにもなんて声をかければ良いのかわからず、インポッシブルの新作を試して帰った。

今年の春頃は、仕事で中目黒に訪れた。桜が綺麗に咲いていて、ここももう私の庭同然だなあ、と散りゆく花を見ながら思った。


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