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今日もまた写真考

8月17日から写真展をするので、それまで週に1回は暗室に行くようにしている。この前は調子が悪くてほとんどプリントできなかったけど、昨日はそれなりに出来た。忘れ物を取りに一回帰るというハプニングもあったけど、それによって集中できた気もするので結果オーライ、ということにする。

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暗室を終えて瀬戸さんにプリントを見てもらう。プリントの技術はあるけど、セレクトのセンスがないとのこと。セレクトについて私自身、毎回思うことがあったので言ってもらえて良かった。「これは暗室に来るみんなに言うことだけれど、自分の世界で自分しか見てないから、自分の才能に気付いてない、とにかく人に見てもらった方がいい。」というアドバイス。本当にその通りだと思った。見てもらうために写真をとにかくプリントし続けるしかない。はい、はい…と奢ってもらった缶ビール二本をグビグビ飲みながらなぜか偉そうにしていたな、私。

プリントの技術はある、というのは嬉しかった。ただこれもあんまり自覚がなく、要するに写真の全てにおいてよく分からないまま続けてきたということを改めて思い知った。もちろん誰にも分からないけれど、そうは言っても自分のやり方というのが何となくあるはずで、私は振り返ってみれば闇雲に手探りに、そしてずっと自分の世界に閉じこもったまま、それは写真のことだけではなく生き様にもつながるかな、と思った。

そして自信がないね、とも言われた。コンプレックスある?と聞かれると、本当は自分の全てが嫌いだな、と頭によぎってしまう。それと同時に、そんな自分が大好き!とも思うので昔よりはだいぶマシになった。でもまだそうらしい。自分の変態性に自信を持って!という締めくくりだったと思う。

こうやって書いているとネガティブな感じだけど、だいぶ褒めちぎってもらった。よっしゃ頑張ろう、と気合いを入れ直す。

帰りは終電無かったのでタクシー、空きっ腹にビールを飲んだので麻酔を打ったようによく眠った。

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