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新しいノート

文房具が好きで、特に好きなのはノートやメモ帳などといった紙である。ノートもメモ帳もあまり買ってもなかなか使い切らないので、なるべくたくさん買わないようにしている。けれどもやっぱり欲しくなってしまう。それで、やったらやりっぱなしの性格も手伝って、書きかけのノートやメモ帳がたくさんある。

しかし、2010年頃から書いている大きいノートがあと少しで終わる。これには一年間の目標や、本を読んだ感想、ただの日記、思いついたこと、展示を見に行ったことなど様々である。脈絡のない、これこそまさにメモ帳というものだ。おそらく写真を始めて間もなくの頃からである。

この、なかなかいろいろなことが詰まっているノートが一冊終わるので、私は必然的に新しいノートを書き始めることとなる。

何も書いていないところに書き始めることは困難を極める。始めのページにはなんと書けばいいものか。それでも、時間が経つと自然と記録は増えていくもので、それが不思議である。ノートはいついっぱいになるのか目処は立たないが、新しい記録を始めなければならない時がやってきてしまった。こんなことは誰にも頼まれていないけれど、何かにそうさせられている気がする。

これまでの作業の続きが新しいノートから始まるというのは、ブツッと切れたように見えてしまうが、そんなことはなくて、ただ記録がいっぱいになり、書くスペースが無くなったから次へ行くだけであり、この私の記録は淡々と続いていくのである。

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