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目の前にある風景は、

目の前にある風景は、自分の心そのもだと思う。風景がそういう気持ちにさせるのでも、自分の気持ちがそう見せるのでもなく、全て通して一つの出来事で、自分自身の心さえ、全体が出来上がるための一つの要素でしかない。全体とはなんなのか、何が出来上がるのかは、私の知るところではない。

自分には意志があると時々思ったりするけれど、やっぱり自動的にしか何も進んでいかない。未来も過去も現在になく、本当にやるべきことをこなしていくことだけが続いていく。それは一見、絶望的なことに聞こえるけれど、私はその全体の一部として消耗されていくのなら自然なことだし、それに組み込まれながらも好きだと思うことがたくさんあるということは、幸せな人生と言えよう。


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