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中1の息子と富士山🗻チャレンジ⑦

日が変わる前の23時半ころ
登頂組が出発。
準備等の音で目が覚めたので
皆さんが出発後に
水分補給と
ちょっとトイレに。

途中の休憩として寄られた方で
トイレが少し行列。
無理ないかと思って待ってました。
ところが よく見てみると
和式の方は誰も入ってない様子。

聞いてみると、
みなさん、
疲労で脚がブルブル震えるので
和式ができないそうなんです。
なるほどぉ~。
色々思ってもないトラブルもあるもんだ
と思いました。

幸い私はそんなことはなかったので
和式ですませ、
トイレに並ぶ
山頂を目指す皆さんを
労らったのち部屋に帰り、
ご来光までもう一眠り。

そして4時くらい
鳥居荘の方の
ご来光前を知らせる声で
目を覚ます。

前日の夕方は
長袖一枚で少し肌寒いくらい。
朝は上着がないと外で待つには
ちょっと厳しいくらいの寒さでした。

風もなく ちょっと肌寒い空気が
漂う程度。
目が覚めたころは
まだ薄暗かったのですが、
すぐに空全体が しらいできて
真正面になんとも美味しそうな
美しいご来光✨

ここに
宇宙がある。
地球がある。
富士山がある。
それを支える人たちがある。
それを味わえる自分の身体がある。
よかったことも、辛かったことも含めて
どんなタイミングがずれても
自分はここにいなかったのかもしれない
と思うと
今ここに 自分が息子と共に立っていることが
奇跡でしかないと感じました。

すると 何気ない日常も
全部全部が奇跡の積み重ねなんだと。

全てが繋がって
現在、過去、未来も全てがここにある。

常にここに全てがあることに
感謝が湧いてきました。

親子らしき鹿も
すぐ近くで一緒にご来光を見れました。

そんな親子鹿たちも
日がのぼり、眩しく暑い日差しになると
どこかに去っていきました。

帰路途中に聞いた話ですが、
山頂は極寒だったそうです。
手も疲労なのか冷えなのか
思うように動かない程だったそうです。
他の経験者の方によれば
それでも、今回のツアーは
風もなく、天気に恵まれ
穏やかだったと言われてました。

恐るべし 富士山 山頂😱

山頂でも間に合って
無事ご来光見れてるといいね
と山頂の方々に
息子と思いをはせながら
写真を撮り終え、
下山の支度。

朝もまだ食欲は無かったので
ゼリーのみで朝食をすませ、
お弁当は下山後の待ち時間で
頂くことにしました。

下山の説明を受けて
数組の下山組と一緒に
5合目まで下山。

比較的 私たち親子は
軽やかに下山できました。

一緒に下山した方は
スバルライン5合目手前の
最後のなだらかな登りがあるのですが、
(行きは下り)
そこで他の方は
少し苦戦されていました。

昨日の私の鳥居と同じく
すぐの目の前のゴールが
なかなか近づかない
蜃気楼のような感じが
したそうです。(激しく共感(笑))

行きでガイドさんが
最後のここで
意外に苦戦されると言われていたのは
本当のようでした。
山頂まで登った方は
もっと大変だったことでしょうね。

その最後の難所も
休憩を取りながら
何とかクリアし、
無事5合目まで帰ってこれました。

すぐにレンタルを返却し
荷物を整理し身軽になり、
鳥居荘さんでいただいた朝食を
有難くいただきました。
至れり尽くせりで
またも 感謝が溢れます。

息子は無事自力で下山できたことに
安堵し、疲れが出たみたいなので
集合時間まで椅子で休んでいました。

一方 私は
まだまだ体力の余力があり、 
そんな息子に荷物を任せ、
時には、栄養ドリンクや食べ物を
差し入れしながら
5合目のあちこちで
お土産探索を満喫しました。

時間がたっぷりあったので
調子に乗り過ぎて
ちょっと使いすぎてしまいました(;^_^A

お酒は店主さんが出してくれた箱では
入りきらない程 買ってしまいました(笑)
しかし、お店の方はとても笑顔で
親切で気持ちよく対応してくださいました。

お陰で お盆には
そのお酒をたくさん飲みながら
富士山の土産話に花が咲き、
楽しい時間を過ごせました。

息子には
休むだけでは退屈だと思い
富士山の絵ハガキと切手を
購入し、
登山中の気持ちをしたためてもらい
我が家と実家に送りました。

届いた後も
富士山5合目の消印が
何かとっても嬉しかったです♪

みんなと合流後
山梨の河口湖近くの温泉で
気持ちよく 汗を流し、
静岡駅で現地の方と解散。
最後のお土産と
夕食のお弁当を買って
帰路につきました。

息子は余韻を味わうどころではなく
もう家に帰りたくて
仕方ない様子でした。
新幹線が少し遅く感じるほどに。
”のぞみ?希み?”が
一番速いのは本当かも(笑)

近くの駅まで
主人に迎えに来てもらい
車に乗った時
(彼にとっての安心できる
 プライベートエリア(#^^#))
やっといつもの息子の
くつろいだ表情が戻ってきました。

その後、息子は数日
体調を崩したのですが。

富士山も楽しかったけど
やっぱり 家が一番最高!!と
体調を崩しながらも
幸せそうに
布団にくるまっておりました(笑)

こんなまだおこちゃまな息子ですが、
旅行中、記したとおり
初っ端から何度も気持ちは折れそうに
なったらしいのですが、
それでも 
不機嫌になったり
当たり散らしたり
投げやりになるなど
一度もありませんでした。
寧ろ、冷静で頼もしさすらありました。

体調悪くなった時も、
とても紳士的なふるまいでした。
その分 疲れてしまったのでしょうが、
この旅では 息子の成長を
感じずにはいられませんでした。

私たち親子は今回は残念ながら
登頂には至れませんでしたが、
私にとっては最高の富士山チャレンジでした。

ぜひ、皆さまも機会がありましたら
チャレンジされてみてください。

登山は登頂やご来光だけが
得るものではありません。
それに勝るとも劣らないような
道中にたっくさん
ドラマティックな出会い
間違いなしです✨

これで
中1の息子との富士山チャレンジは
終わります。

ーおまけー
一緒のツアーの方で
登頂はできたものの
トイレ待ちのため
登頂できたにも関わらず残念ながら
ご来光を見逃してしまったそうです(´;ω;`)

家族にそれを伝えたところ
高山病と寒さと闘いながら
やっとの思いで登頂できたことへは
労いや労わりもなく
「( ゚Д゚)ハァ? 何してるの?」的な
返信だったことに
ご来光が見れなかったことよりも
残念だったと嘆いておられました😢

登頂できたことだけでも
誰でもできる経験ではない
本当にすごいことなのにッ!!!
この大変さは登った経験がある方でないと
伝わらないのかもしれませんね…💦

でも、残念と言いながらも
ネタとして家族のお話をしてくれるほど
お幸せなんだなということも
同時に伝わってきました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

あと、救いは
山頂消印つきの暑中見舞いを
出せたことだけはよかったと
を誇らしそうにされていたのが
印象的でした🍀

そして
「こんなに辛いとは思いもしなかった!
 もう 絶対に登らない!」
と何度も言っていました(笑)
そんなとってもチャーミングな
おじさまとの出会いもあった
楽しい帰路でした。

ただ、添乗員さんや複数回経験者 曰く
みんな そう言いながら
その辛さを忘れて
成功した方も、成功できなかった方も
再度チャレンジされるのだそうですよ(笑)

それくらい富士山は魅力的なんだそうです。
同感です(^^♪

最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました。






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