見出し画像

子供を通して、原点回帰する

一歳過ぎた頃の息子は、工事車両に夢中でした。
ショベルカー、ダンプトラック、モーターグレーダー、、、
初めて欲しがった本も、乗り物の図鑑。
ほら、いないいないばぁの絵本もあるよと聞いても、無視。ずっと無言で眺めて、離れません。
本当のところ、私には、ショベルカーのしくみだとか工事車両の種類だとかには興味がなくて、すぐに飽きるんじゃないかと思っていました。でも、これお家で見る?ピッしてもらう?(レジのこと)と聞くと、小さくうなずくので、ものは試しかと思い、購入しました。

すると、本当に毎日飽きもせず、眺めています。こちらもだんだんと覚えてきて、トミカを集めてみたり、近くに安全そうな工事現場がないか探してみたり。

ちょうど近所で国道工事をしていて、場所も開けていたので、散歩コースをそちらに変えて連れて行ってみることにしました。
すると、あっと言うと、小さくしゃがみ込んで、静かに眺めています。その姿があんまりにもかわいいので、私も隣でしゃがんで、息子を見ていました。時々、ダンプ来たね、などと話しかけてみるものの、息子はまたしても無視。邪魔しちゃ悪いと、私も静かに眺めることしました。

息子の姿を見ていると、しばらく忘れてた気持ちをなんとなく思い出しました。
ただ、ただ、好きだから追求する。
大人になると、好き以上に、意味はあるのか、役立つかが先立ってしまい、時に本当にしたいことからずいぶんと遠ざかってしまうこともあります。
効率性、有効性を考えられることも、限られた時間の中では大切なことですが、
気持ちに素直にやってみる、
楽しんでみる、
という気持ちや行動も、日々を幸せにするんだなと、息子の横顔を通して、再認識しました。

子育てから学ぶことって沢山あるなと感じる毎日です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?