見出し画像

【シティリーグS1】安定志向リバサナ【優勝】

割引あり

DAMAGEアンノーン以来4年振りにシティリーグ優勝しました!どうも、まっぷるです。10/15(日)にBOOKOFF奈良法華寺店で開催されたシティリーグシーズン1に参加し、まさかの優勝することができました。

↑予選5戦目は「誤:ロスギラ先○→正:水アルセ先○」です。

当日朝は「どうせ負けるし行くのも正直面倒臭いなぁ」と思いながらもドタキャンするのは流石に失礼かと思い、重い腰を上げて参加しに行きました。もっとも、今回使用したデッキが結構長い期間愛用しているお気に入りのデッキであり、大会でそこそこの結果を出して供養したいという気持ちがあったのが一番の理由ではありました。ただ、確かに長く使ってはいるものの、最近はPTCGLでデイリー消化する程度で、対人戦もまさかの2ヶ月振りだったので、結果を出せる自信は皆無でした。デッキの形はずっと前からあまり変わっていないので、デッキを信じて良かったです(他に選択肢がそもそもなかったですが…)。最後に、noteにまとめることでこのデッキの供養を完了したく、リバサナについて私が考えていることを本記事で解説したいと思います。ここ2ヶ月ほど練習も考察もサボっていたため、見当違いな説明や解釈があるかもしれませんが、ご容赦ください。


1.リバサナってどんなデッキ?

最近使用者が少なくなっているので、そもそもリバサナってどんなデッキかを知らない方も多いと思います。というわけで、概要を説明したいと思います。
まず大前提ですが、通常のサーナイトexのデッキとは似て非なる全くの別物です。採用されるカードが似ているだけで戦い方が根本的に異なるので、対サーナイトの対策をしていても、対リバサナには有効にならない場合が多いです(例えばサーナイトは頂への雪道で止まりやすいが、リバサナはあまり影響がない)。また、リバサナにはミュウツーV-UNIONが採用されているのが一般的です。
基本的な戦い方としては、デッキ名の通りリバーサルエネルギーを活用して戦うので、必然的に常にサイドが負けている状態が続きます。そして、終盤でサイドを複数枚取ることで逆転して勝利するのがLOなど一部を除いた全デッキへの勝ち方になります。理想パターンでいくと、サイドが0-1から始まり、1-2→2-3→3-4→4-5→6-5とサイドを1枚ずつ取り合って最終ターンに2枚取れば勝利となります。現実的には後攻〈ミラージュステップ〉起動のサイド0-2スタートを想定しており、どこかのタイミングでサイド2枚取りを追加することで理想パターンに軌道修正できます。つまり、後攻でも明確な勝ちパターンがあり、むしろそれが基本パターンとなっているということです。この後攻でもちゃんと勝てる点を私は高く評価しており、長く愛用している理由でもあります。また、リバーサルエネルギーのおかげでサーナイトexを出さずに戦うことができ、自分の場を非V/exのみで構成できるため、サイドを1枚ずつしか渡すことがなく、こちらのサイドプランが非常に狂いにくいのも強みです。ただし、途中で一度でも攻撃できないターンが発生すると、他のデッキよりも負け濃厚になるというシビアな面も目立つデッキです。

2.環境デッキへの立ち位置

黒炎の支配者環境までで最も不利となるデッキはロストギラティナでした。ミュウツーV-UNIONが起動できる前にヤミラミで盤面を破壊されたり、ミュウツーV-UNIONが起動できてもギラティナVstar+頂への雪道で簡単に倒されてしまうのが課題でした。もちろん勝てないわけではないですが、相性的に五分を下回るでしょう。
しかし、レイジングサーフ環境になり、猛威を振るうヤミラミにメスが入ったことで、リバサナにとっては追い風となりました。

もちろんジラーチです。ジラーチ1枚で有利と不利が完全にひっくり返りました。例えば、今まではこちらのエルレイドやサーナイトがバトル場にいても無視してヤミラミの〈ロストマイン〉でベンチを倒し、サイドを進めることができていましたが、ヤミラミを封じられているとギラティナVorVstarを使わざるを得ず、ロスギラ側がエネルギーなどのリソース管理を含めて非常に苦しくなります。一方、リバサナ側はボスの指令を撃たなくともギラティナVorVstarが自分からバトル場に来てくれるので、柔軟に戦うことができるようになりました。
また、ジラーチのもたらした副産物として対サーナイトにも前環境より有利になったことも見逃せません。ジラーチのおかげでクレセリアの〈ムーンライトリバース〉によるベンチ狙撃とHP回復を防げるようになりました(エルレイドなどバトル場対象でもサイドが進まなければアド)。ベンチ狙撃でキルリアが倒されて面倒なのはもちろんのこと、HP回復もミュウツーV-UNIONの〈サイコプロージョン〉による捲りを考える上で障害となりやすいので、完全ではないものの実質封じたことで格段に戦いやすくなりました。
他にも、今までヤミラミに駆逐されていたゾロアークバレットや団結の翼など非V/exのデッキが少し増えると予想されますが、これらのデッキに対してはミュウツーV-UNIONが非常に有利なので、この点でも立ち位置が良くなっていると思います。

以上のデッキ以外に関しては立ち位置的に黒炎の支配者環境と何ら変わりはありません。つまり、黒炎の支配者環境で不利と考えていたのは唯一ロスギラのみであり、そのロスギラを克服した現環境では明確に不利となるデッキはないと私は考えています。以下に各デッキに対する所感をまとめておきます。

・ロストギラティナ かなり有利
ジラーチ1枚でやや不利→有利に。ミュウツーV-UNIONの障害となるギラティナVstarを以前より先殴りしやすくなり、容易にミュウツーV-UNIONを通しやすい。簡単にサイドを複数取れるので、他のデッキよりももはや戦いやすいまである。

・ロストリザードン かなり有利
ほとんどロスギラと変わらないが、かがやくゲッコウガやヤミラミへの依存度がロスギラよりも低い分、やや余裕を持って戦いやすい。

・ロストバレット 非常に有利
不意の弱点以外、基本的にミュウツーV-UNIONをワンパンされることがないので、ミュウツーV-UNIONを起動できると2ターンでサイド4枚取得は容易。

・サーナイト 五分(よりは上?)
相性自体は不利では決してない五分ではあるが、それはサーナイト側がリバサナへの立ち回りを理解している前提の話。また、クレセリアが脅威にならなくなったことで、少なからずリバサナ側有利に傾いている(と思う)。

・リザードン(神型、鳥型) 有利
リザードンexは基本2パンだが、アルセウスVstarやピジョットexはワンパンできるので、サイドを2-2-2で進めやすい。最後のサイド2枚はリザードンexでもワンパン可能なので、殴る順番が重要。エンテイVが出てきたらとても楽。

・リザードン(リファイン型) 不利
明確に不利なデッキはないと言ったがあれは嘘だ。展開にもよるが、序盤からリザードンexを複数押し付けられると非常に厳しい。ラルトスの〈メモリースキップ〉で誤魔化す苦しい展開が多い。

・パオジアン 有利
最序盤のキャンセルコロン+クロススイッチャー+〈げっこうしゅりけん〉さえ乗り越えれば、どの型でも有利。マナフィ2体置ければ実質勝ち。

・ミライドン 非常に有利
搦め手も少ない、耐久も低いで非常に戦いやすい相手。エルレイドなどで削ったポケモンは後でミュウツーV-UNIONがまとめて倒してくれるので、毎ターン殴っていれば負けないはず。

・ミュウ 有利
サイドプランは1‐3-2が基本。相手の練度にもよるところが大きく、パワータブレットを温存してくるかどうかで展開が変わる。ミュウVmaxを削った後に〈サイコジャンプ〉で上手くサイドを取られながらダメカンを回収されると流石に辛いが、ミュウVはレントラーでワンパンできるので、積極的に狙っていきたい。

・一撃ルギア 有利
火力が高いことはリバサナにとって全く強みではない。ルギアVstarやバンギラスV、ネオラントVといったサイド2をもらえてかつワンパンしやすいポケモンが揃っているので、サイドレースで厳しくなる状況は考えにくい。〈やまなだれ〉でボスの指令を飛ばされたり、不注意でLOにならないように注意。

・白ルギア 五分
サイド0-1スタートであれば問題ないが、サイド0-2スタートの場合にルギアVstarやネオラントVを崩れたスタジアムで処理されて倒させてもらえないとなると厳しい。その場合はアーケオスを積極的に潰して、どこかで1ターン止まってもらえるか勝負。

・アルセウス系 有利
ミュウツーV-UNIONをワンパンできる手段がなければ、サイド4枚は確定で取れるので戦いやすい。また、チェレンの気くばりで回復された場合は劣勢になるが、エルレイドの〈らせんぎり〉でリバーサルエネルギー付きキルリアを常にボードに残し、アルセウスVstarをワンパンできる可能性を残しておくことでケアできる。

・連撃インテレオン やや不利
インテレオンVmaxにはレントラー、ウーラオスVmaxにはエルレイドやサーナイトで弱点を突けるので一見有利に見えるが、他のデッキと違ってサイドを複数枚取られてしまうので、リバーサルエネルギーの発動を悠長に待っていると間に合わない場合が多い。ジラーチのおかげでベンチは〈ヨガループ〉を防げるようになったので、前環境よりは有利かもしれない。
明確な勝ち筋として、自分の場のポケモンの取られるサイドの合計が5枚以下の場合に、ミュウツーV-UNIONの召喚に成功すると絶対に倒されないので勝ち確になる。ただ、トラッシュに4枚送るのが間に合うかどうかは運次第なので確実性はない。

・団結の翼 有利
通常のサーナイトでは厳しいが、リバサナであれば普通に有利。エネルギーが付いたヤミカラスやカラミンゴは優先的に倒しておく。

・ゾロアークバレット 非常に有利
相手もリバーサルエネルギーを活用するデッキなので、比較的ゆっくりミュウツーV-UNIONの準備ができる。ハッサムやアップリューで攻撃されたときだけ確実に迎撃すること。

・カビゴンLO 運次第
スタートがラルトス以外なら負け。シャクヤ採用によりエリカの招待の対策ができるので、通常のサーナイトよりは負けにくいはず。何が最善手かを理解した上であとは天に任せるのみ。

異論は認めます

3.純正サーナイトとの違い

通常のサーナイト(以下、純正サナ)とはデッキとして似て非なる全くの別物と述べました。純正サナは多くの大会で既に結果を出している強デッキの一つですが、あえてリバサナを選択した理由について、長所・短所を比較して説明します。

<純正サナ>
長所
・非V/exが高火力を出せるのでサイドレースが有利になりやすい
・サーナイトexが立てばすぐにサイドを進めることができる
短所
・盤面を非V/exのみで構成することができない
・ふしぎなアメで進化できなければリバサナと初速は変わらない
・頂への雪道、ロストシティ、セイボリーの影響が比較的大きい
→トップメタなので純正サナへの対策(プレイング含め)がされている
・デッキ相性面でリバサナより有利なデッキが全体的にやや減る

<リバサナ>
長所
・非V/exのみで盤面を構成できる
・非V/exに対して複数枚サイド取りが狙える
・サイド0-2からでも勝てるのが基本プランになっている
・無効化されにくい強力なベンチ狙撃手段がある
・頂への雪道、ロストシティ、セイボリーの影響が比較的小さい
→純正サナ対策を躱し、結果として相手のプレミが発生しやすい
短所
・常にサイドレースでは負けており、プレイングがシビア
・先に攻めにくいので相手にゆっくり盤面を作る時間を与えやすい
・高打点を一定の条件下でしか出せず、中打点止まり
・シンオウ神殿で止まりやすい
・マリガン(対戦準備の引き直し)が発生しやすい

まず、純正サナとリバサナの共通点としてメインアタッカーが非V/exであるという点です。ただし、出せる火力に大きな差があり、圧倒的に純正サナに軍配が上がります。とはいえ、純正サナも序盤から300ダメージを出せるほど器用ではないので、序盤に限ればそこまで差はないと考えています。
また、リバサナの大きな欠点である「自分から先にサイドを取りにくい」ことに関しては完全に純正サナの方が優っていますが、純正サナもふしぎなアメで進化するというハードルがあり、それができなければ結局攻撃を始めるターンはリバサナと同じ3ターン目になります。したがって、その点におけるメリットはあまり重要ではないように思います。
となると、純正サナの長所はリバサナにとってそこまで大きいものではなく、逆に純正サナにとって長所のメリットはミュウツーV-UNIONでしか実現できないものをはじめ大きなものとなっています。とりあえず長所比較ではリバサナの方が良さそうな印象です。
短所に注目すると、やはり純正サナがトップメタであるがゆえの対策が目立ちます。昔から有効な対策として頂への雪道は変わらず、最近ではロストシティやセイボリーといった対策まで現れました。また、純正サナは仮想敵として必ず意識するデッキであり、それに対する練習も多くのプレイヤーが詰んでいることからプレイングの点でも練度が高いことが予想できます。一方、リバサナは純正サナの対策札である頂への雪道は元々あまり影響を受けず、ロストシティやセイボリーも純正サナに比べると影響は小さく、そこまで厳しくはなりません(意外かもしれませんがリバサナを使うとわかります)。また、リバサナ自体がデッキとして全くの別物ということから、純正サナを仮想敵にした練習で培ったプレイングは意味を為さず、リバサナへの最善手を選べるほど練度が高い人は多くないと考えられます。実際、今回のシティリーグでもリバサナ側からすれば大きなプレミ(普通であれば間違っていないプレイ)が対戦中に何回か発生し、その恩恵を受けている実感がありました。リバサナに刺さるシンオウ神殿というカードも存在しますが、現環境では採用率が非常に低く、無視できる程度の短所と言えるでしょう。
意外と気になる欠点として、マリガンが発生しやすいというものがあります。構築によっては特性〈へんしんスタート〉のメタモンでかさ増ししてマリガンを発生しにくくする工夫をしているものもありますが、ここは1,2回程度のマリガンであれば許容すべきと考えています。リバサナの性質上、相手の盤面よりも自分の盤面を優先した方が勝てるデッキであり、マリガンを嫌って余計なたねポケモンを増やしてデッキを回すカードを減らすことは安定性を損ないます。マリガンで相手が多少有利になっても、自分がしっかりプランを遂行することの方が重要ですので、マリガンが発生しなかったらラッキーくらいの認識で対戦準備に臨みましょう。
そして、最も重要なデッキ相性ですが、純正サナとリバサナでやや変化があるので、それも確認しておきましょう。

リバサナの相性
純正サナの相性(ロスリザ、リファリザの評価が怪しいかも)

純正サナの相性について若干自信がないですが、概ね合っている前提で話を進めます。比較すると、大きく変化している相性はリファリザと団結の翼のみです(パオジアンはマナフィ1枚のみの純正サナが一般的なのでこの評価)。それ以外に関しては同等か、リバサナの方が勝ちやすくなっています。相性表が合っているかは議論が必要ですが、少なくとも私は以上の認識を持っているので、純正サナよりもリバサナの方が多方面に対応できて安定感も高く何より強いと判断して今回のデッキを選択しました。

4.シティリーグ当日の戦績

使用デッキ:リバサナ

デッキコード:kVFVFd-YNSe80-fk1vFf

1戦目 vsカビゴンLO(亜種) 先◯
お互いラルトススタート。普通にサナかと思ったが、カビゴンが出てきて野盗三姉妹を撃たれ、LOに気付く。サーナイトexをすぐに立ててサイドを進めることに。ミミッキュでサーナイトexが止められたので、エルレイドに切り替えて攻める。途中でナンジャモを使った際にマナフィが2枚も手札に来たので、次ターンにシャクヤで負けはないなと思った直後にエリカの招待でヒット。焦ったが、相手が通常のカビゴンLOと異なる構築だったので、ボスの指令でロックを解除し、ミュウツーV-UNIONでベンチを倒し続けて勝利。ラスト2ターンほどでゾロアークの特性〈げんえいへんげ〉でウミトリオが現れ、コイン3表で負けの状況があったが、2連表からの裏で禿げかけた。

2戦目 vsアルセリザ 先◯
相手の初動が悪く、こちらの〈ミラージュステップ〉後もサイドを取られていなかったので、あえてサーナイトexでミュウを倒しサイドを先行することに。返しでリザードンexに倒されるが、狙い通りリバーサルエネルギーが発動したので、通常のプランに軌道修正。リザードンexを2パンし、ヒトカゲを倒して、最後はミュウツーV-UNIONでアルセウスVstarを倒して勝利。

3戦目 vsロスギラ先✕ 後1たね切れ
先1ラルトススタート超エネ手貼りどうぞ。後1〈おとぼけスピット〉で。ありがとうございました。クソボケスピット許すまじ。サポートはたくさんあったので、後攻ならゲームを続けられていたと思うが、こればかりは仕方ない。(時間が余りまくったのでフリー対戦をしていただきました。これのおかげで対ロストへの練度が上がったので非常に助かりました。ちなみに勝ちました。)

4戦目 vsロスリザ 先◯
連続でロスト戦になったが、今回はちゃんとベンチに置けたのでゲーム続行。ヒトカゲが見えたので、マナフィは必要なさそうかなと考えていると、かがやくゲッコウガが出てきて焦る。水エネが見えたので、流石にヤミラミはいても1枚だろうと判断し、そもそも採用されていないことも考えてジラーチは置かなかった。順当にリザードンexやヒトカゲをボスの指令で集中的に攻撃し、ミュウツーV-UNIONを通して勝利。

5戦目 vs水アルセウス 先◯
お互いマリガンが発生し、その際にアルセウスVstarとポピーが見えて「あーあれね」と情報アドを得る。対戦が始まるが、こちらは先1でラルトスすら置けず、ジラーチに超エネ手貼りでお通夜モードでターン終了。ただ、相手も動きが悪く、アルセウスVに水エネを貼ってピッパを出して終了。先2トップでボウルタウンを引けたのでラルトスを出して〈エネチャージ〉で次ターンの〈ミラージュステップ〉を確定させてお祈り終了。相手のターンで、ボスの指令よりはマシだが、ジャッジマンを使われてしまう。しかし、まだアルセウスVstarになることはなく〈トリニティチャージ〉で終了。先3ではジャッジマンのせいで手札がより悪くなってしまい、ラルトスを計3体並べるのみで終了。後3で〈パワーエッジ〉でジラーチを倒されてサイドがついに動く。先4でやっと〈ミラージュステップ〉を言えたが、0-2スタートで後がない状態。先5でアルセウスVstarに〈らせんぎり〉で0-3。先6で無傷のアルセウスVstarを無視してミュウexをボスの指令で呼び出し、レントラーで倒して2-4。ボスの指令2枚目で削ったアルセウスVstarを倒せば勝てそうだが、まさかのサイド落ち。ミュウツーV-UNIONを起動するしかないが、サーナイトexはトラッシュで手札に何もなく、頂への雪道も出ている状態。選択肢としては、キバナですごいつりざおをサーチしてサーナイトexを戻してからエルレイドで削るか、ナンジャモの4枚ですごいつりざおとテーブルシティを引きにいってミュウツーV-UNIONを起動させるか。エルレイドで殴ると2-5確定でボスの指令だけで負け必至なので(ビーダルが2体いるのでほぼ引かれそう)、ナンジャモを選んで勝負。結果、何も引けず。このまま攻撃すれば大体負けるのはわかっていたので、ミュウツーV-UNIONを場に出し、逃げて〈ユニオンゲイン〉を選択。次ターンからは〈ちょうさいせい〉を連打し、シャクヤでサイドからボスの指令を回収する隙を作って何とか1ターンを生み出す作戦に。しかし、直後のターンでボスの指令で後ろが倒されて2-5になる。ともだちてちょうが引けたので、ボスの指令を回収してビーダルを呼び出しながらアルセウスVstarを〈サイコプロージョン〉で倒して4-5。サイドからボスの指令を拾えたので、ビーダル逃げてかつボスの指令以外なら勝ちの場面に。ホシガリスがいなかったので、特性〈はたらくまえば〉でそこまで枚数を引くことはされず、結果としてボスの指令ではなくジャッジマンを撃たれて番が返ってくる。最後はボスの指令を引き込んでアルセウスVstarを〈ファイナルバーン〉で倒して辛くも勝利。3戦目の分の運が少しは返ってきた結果かと思う。しんどかったが、楽しい対戦だった。

4勝1敗8位で予選通過

決勝トナメ
初戦 vsロスギラ 後◯
本日3回目のロスト戦なので流石にもう慣れた。後攻だったので、後1で負ける悲劇は回避できた。しっかりマナフィもジラーチも置けてミュウツーV-UNIONを通し、順当に勝利。

準決 vsロスバレ 後◯
本日4回目のロスト戦なので流石にもう余裕。途中でカイリューVがロストゾーンに逝ったので、特性〈サイコエンブレイス〉で削れたミュウツーV-UNIONでも倒されないと判断し、早期に起動。削ったライコウVを含むサイド3枚取りなど大暴れして勝利。

決勝 vsロスギラ 先◯
本日5回目のロスト戦なので流石にもうプロ。じゃんけんは負けたが、先攻をもらえた。定石通り、ギラティナVstarを先殴りで削るなり倒すなりしてミュウツーV-UNIONのお膳立てをし、危なげなく勝利。

というわけで、後1たね切れ以外は全て勝てたという内容的に文句なしの大会でした。対戦していただいた方、ありがとうございました。


ここからは有料部分とさせていただきます。デッキリストは公開されていますが、一般的に出回っているリバサナのリストでは採用されていないカードがあったり、枚数配分が少し珍しかったりします。なぜそのように至ったか、その理由や詳細について有料部分で解説したいと思います。デッキリストを見て理解できる方、リバサナの使い方を知っている方は全く購入する必要がありません。もし興味のある方がいれば、ご購入いただけると嬉しいです。
無料部分だけでも読んでいただき、ありがとうございました。

5.従来のリバサナのよくある負けパターンと改善案

環境デッキに対しては大体有利(という認識)ですが、もちろん必勝ではないので負けることがあります。既に結果を出しているリバサナを実際にPTCGLで回し始め、試行錯誤や改善をしながら気付いた頻出の負けパターンについてまとめ、それに対する構築の改善案を挙げたいと思います。

ここから先は

14,904字 / 2画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?