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「反応しない練習」を読んでみた。

訪問ありがとうございます。マリナです。

今回は、ブッダの教えを簡単にまとめた、こちらの本を読みました。

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」: 草薙龍瞬

この本では「反応しない」ことを目的としています。私も、どのようにすればいいのか気になっていました。私は短期なので、人に何か嫌なことをされると、ついつい反応してしまうからです。

こんな私が読んでも、何か改善するだろうと思い、購入しました。


「悩み」を「理解する」ところから始める


悩みを解決するには、それを理解するのがいいとのこと。

どんな人にも「悩み」というものがあります。私も、現在いろいろな悩みで、毎日悩んでいます。例えば「一般の人よりもお金がない・防音性の低いアパートに住んでいる」といった感じですね。

今の悩みが解決しても、また他の悩みが出てくることでしょう。


いや、どうにかして、さっさと今の悩みを解決したいものですよね。


しかし、この本では、まず「悩みを理解する」ことを勧めています。それが、悩みを解決する上で大切なことのようです。たしかに、世の中には漠然とした悩みを抱えている人も多いでしょう。私も含め。

先ほど挙げた、私の悩みは「物理的な悩み」ですので、すぐに悩みを理解することができるでしょう。しかし「会社の評価が気になる・友達はどう思っているだろう」という「精神的な悩み」は、目で見れませんね。

このような悩みも理解すると、解決する糸口か見えてくるというのです。

そして、最終的に「心の反応」にたどり着くというのです。


無駄な反応をしないことで悩まなくなる


悩まなくするためには「無駄な反応をしないこと」と、本に記載しています。

なるほどと理解はできても、実際は簡単には行きません。なぜなら「怒り」という、わかりやすい反応だけではないからです。「なぜ反応しているのか、よくわからない」ということも多いです。

なぜそうなるのか。それは「求める心」のせいだといいます。


ブッダの時代と違い、現代では目新しいものがたくさんあります。なので、人々は「あれもほしい。これもほしい」といった感じで、求めるものが多くなっているでしょう。

精神面では、どうなのかわかりませんが。


「求める心」を、この本では否定していません。「心とは、そういうものだ」と、割り切っています。「求めるのが悪いわけではない」ということを知れただけでも安心です。

ただ、あまりにも求めすぎると良くないとのことです。気をつけたいですね。


そして「心の状態」を知ることで、何かのために反応しない準備ができます。その一つを紹介すると「言葉で確認する」です。これが、わたしにとって一番やりやすい方法ですね。

今行っている作業のことを、言葉にして確認する。私が今やっていることは「noteを書くこと」なので、私が言葉にするのは「私はnoteで『反応しない練習』の感想を書いている」といった内容です。

他にも「キーボード入力をしている」や「パソコン画面を凝視している」というのもよさそうです。凝視し過ぎたら、目が疲れてしまいますけどね。


これを行うことで、反応から抜け出せて、心も落ち着くとのことですよ。ぜひ、言葉で確認することを続けたいですね。


「自分は等しい」とも判断してはいけない


私が一番驚いた内容が「自分は等しいと、判断するな」でした。なんと「良い」「悪い」だけでなく「等しい」という考えも、あまり良くないとのことで。

「私はあなたと同じ人間。だから、等しくあろう」このような人達だったら、世の中丸く収まりそうですが。どうやら、一筋縄では行かないようですね。


冷静に考えてみれば「私とあなたは等しい」という考えを持ったら、このような疑問が出てきます。「では、向こうにいる彼は?あちらにいる彼女は?」と。

きっと「等しい」と考えるとキリがないので、なるべく避けた方がいいんですね。中には「こんな奴(ら)と等しいなんて嫌だ」と思う人もいるでしょうし。

「良い」「悪い」は、白黒を簡単につけられます。そのため「このような考えで判断してはいけない」と、簡単に理解できます。しかし「等しい」といった部分についてを理解するのは、難しいところですね。


ただ「自分の価値を測るな」というのはわかります。自分の価値がわかるのは「自分を見ている相手」ですから。そして、どんなことを言われても、自分の価値は測ってはいけないとのこと。

相手に言われても「自分は良い・悪い・等しい」と考えてはいけないんですね。いや、難しいものです。「人の評価で、一喜一憂(環境の変化によって、喜んだり悲しむこと)するな」ということですかね。


「良い」「悪い」というのは、誰かを比較すること。比較してしまうのは「妄想しているだけ。暇つぶしをしているだけ」というのです。だから、比較するのは避けるべき。

私も納得しました。比較したところで、自分と相手の立場は変わりませんからね。比較している暇があったら、自分のやるべきことをするに限ります。

比較する中には「ネットで稼ぐために、市場を調査する」というのもありますが、目に見えないものは、比較しないのが一番ですね。「自分は自分」と考えることで、次のステップを歩みましょう。


まとめ


今回は「反応しない練習」について読みました。反応しないといっても「そのことを、きれいさっぱり忘れなくてもいい。悩みを理解しよう」といったことが、無理をしなくていいなと感じました。

心が穏やかになるよう、この本の内容を意識していきたいですね。


読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。

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