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最速158㌔の剛腕に開花の期待!今秋のドラフトで上位指名目指す!!

VOL1 投手 廣澤優(ひろさわ・ゆう)背番号12・新入団

PROFILE
2001/4/27 22歳 193㎝/102㎏ 右投/右打 
東京都世田谷区出身 日大三高~JFE東日本

昨年5月の社会人野球関東リーグで158㌔のストレートを披露した。193㎝で102㎏の巨体から長いリーチを生かして投げ下ろす球筋は威力十分で、それまでの自身最速152㌔から一気に球速アップ。「今秋のドラフトで支配下登録の上位指名を目指す」と言い放つ言葉も、決して大言壮語には聞こえない。

野球をやっていた父親や兄の影響もあり、10歳から硬式野球を始めた。幼稚園の頃から体が大きく、小学6年で身長165㎝、中学3年には188㎝、高校3年間では5㎝伸びたという。そんな恵まれた身体能力を武器にリトル時代から投手を務め、野球の名門・日大三高に進み、プロ志向を高めていった

プロ志望届出さず高みにかける

同校では1年からベンチに入り、2年の春から主戦級投手としてチームを牽引した。球速は2年時に145㌔を記録し、2年の夏には甲子園のマウンドに上がり、チームのベスト4に貢献。148㌔の快速球を投げ込み、スタンドを沸かせた。おのずとNPB球団からの注目が高まり、自身もプロ入りの意思を固めていった。そして3年の夏を迎えたが、チームは都大会ベスト8で終わり、「自分自身も満足できる成績ではありませんでした」と語る。しかし、そんな輝ける原石の下にスカウトは数多く訪れた。ただ、彼は浮かれることなく自分を貪欲に見つめた。当時の野球部監督とも相談し、出した結論は「(高3時のドラフトでは)下位指名だろう。NPBには上位指名で行きたい」。彼はその年のプロ志望届を出さなかった。それは「納得した選択」だった。その年のドラフトでは同じ日大三高の同僚だった井上広輝投手が西武から6位指名を受けた。「井上とは切磋琢磨した仲なので彼の指名は嬉しかったです。自分がプロ志望届を出さなかったことに後悔はありませんでした」と振り返る。

自らの力で自らを再び輝かせる

若手選手らとともに汗をかく廣澤選手

彼は自分の信念に基づきJEF東日本に入団しステップアップを期した。だが、そこに待ち受けていたものは厳しい現実だった。「高校時代とレベルが天と地くらい違っていた。(チーム一の若手として)付いていくのに必死でした」。それを「ギャップ」「壁」と表現する。出場機会が減り、一昨年、昨年とドラフトに彼の名はなかった。NPBのスカウトから「コントロールがよくなった」「投球にまとまりが出てきた」という評価はあったが、同世代の大学選手がドラフトに指名されていく現実に触れるにつれ「もっとやらねばという気持ちが強くなり、焦りのような感情もありました」JFEでの4年間は決して順風ではなかったが、それは自分を冷静に客観視する術を育んだ。それが昨年の球速アップや投球のまとまりという成長に繋がったのかも知れない。そして、心機一転、彼は出場機会を求め、独立リーグの門を叩いたのだった。

MAX160㌔にもチャレンジ

球種はストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップとフォークだ。ストレートは決め球にもカウントを整える場面にも使い、カーブとフォークにも自信を持つ。「先発から中継ぎ、抑えと監督が言われる場面で投げるのみ」と語気を強め、目指す防御率は0点台から1点台、球速はMAX160㌔だ。「全てをレベルアップ」し、「支配下登録ドラフトで上位指名」という4年前の目標をパイレーツで再び手繰り寄せる構えだ。

彼は今、かつてJFE時代のチームメイトで、紆余曲折を経て独立リーグの富山サンダーバーズから昨年千葉ロッテに2位指名された大谷輝龍投手に自分の姿を重ね合わせている。今年その可能性が十分に感じ取れる。

ひとくちメモ
趣味:音楽鑑賞(洋楽)
血液型:O型
愛称:「ゆう」
好きなタレント:特になし
好きな食べ物:寿司
苦手な食べ物:特になし


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