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50m5秒7の韋駄天! 機動力牽引、目指すは50盗塁!


VOL.2 内野手 押川魁人(おしかわ・かいと)背番号7・新入団

Profile
1998/12/8生れ 25歳169㎝/76㎏ 右投/左打
愛知県出身 津田学園高~関東学院大~埼玉武蔵HB~香川OG

 アイランドリーグ1年目の昨年は香川OGでリードオフマンを務め、59試合に出場し、打率.240で20打点、3ホームラン。そして走りに走ってチーム全体の4割以上にあたる38盗塁を記録し、リーグの盗塁王に輝いた。その脚力は今季も健在で、昨年チーム全体でリーグ最下位の53盗塁にとどまったパイレーツに新たな武器が加わるのは間違いない。

小学5年から野球を始め、中学時代の軟式クラブを経て三重県の強豪校・津田学園に進学した。レギュラーを勝ち取り、「公式戦で打率3割を切ったことはありませんでした」という。陸上選手だった父親の血筋からなのか元々足が速く、高校時代から盗塁を武器にし、関東学院大時代はとりわけ脚力を重点的に鍛えた。「ただ脚力をアップするためには足だけを鍛えるのでなく、専門のパーソナルトレーナーの指導で筋トレをやりながら体の使い方、重点のはまり方などを学び、感覚を掴みました」。その結果、「いつのまにかタイムが速くなり」、大学では50m5秒7を記録。脚力向上と比例するようにNPB入りに対する意欲も高まり、彼はNPBを目指しBCリーグの埼玉武蔵HBに入団した。故障で出場は前期の20数試合に止まりながらも16個の盗塁を残し、ステップアップするためアイランドリーグに戦場を求めたのだった。パイレーツ移籍について彼は「色々な面で野球をやる環境が優れているから」と説明しており、野球に対する姿勢は貪欲そのものだ。

 堅実な守備、パンチ力も武器

  守備は武蔵ではセカンドとサード、香川ではファーストにサード、外野も守るなど、ユーティリティぶりを発揮し、エラーは僅か1。ともすれば脚力のみが注目されるが、堅実な守備と身長169㎝の小柄ながらパンチ力のあるバッティングも武器だ。
「去年は59試合に出て打率.240で盗塁38だったので、今季は出場試合数を増やして3割を打てば盗塁50はいけると思います。そのためにも去年.351だったOBP(出塁率)を一層上げます」と力説する。また、今季ことさらこだわるのが盗塁のタイム。「去年は3・1秒台の前半だったので、今季は3・1秒を切りたい」という。ちなみに侍ジャパンでも活躍したソフトバンクホークスの周東選手は、50m5秒7で3秒1台の盗塁スピードとされていて、押川選手の俊足ぶりはまさに驚異的。パイレーツの首脳陣が「押川の加入で機動力が高まり、チームカラーも変わりそう」と期待を高めるなか、開幕2連戦では足で内野安打を稼ぎ、2盗塁も記録。自ら「ドラフト指名を受けるには今年が最後」としていて、悲願実現のため出塁率、盗塁を求めた闘いが幕を開けた。

ひとくちメモ
趣味:ゴルフ・麻雀
血液型:B型
愛称:おっしー
好きなタレント:川口春奈
好きな食べ物:パンケーキ(甘党)
苦手な食べ物:なし


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