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8.GIS×営業活動;CRMとの連携(カスタマージャーニーの理解)

GIS芸人のいりやまです。

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CRM(顧客関係管理)システムとGISの連携は、企業がカスタマージャーニーを理解し、顧客体験を向上させる上で非常に有効です。

カスタマージャーニーとは、顧客が製品やサービスを認識し、購入に至るまでの全プロセスを指し、このジャーニーを理解することで、企業は顧客のニーズに対応したパーソナライズされたマーケティング戦略を展開できます。

8.1.カスタマージャーニーマッピングの重要性

カスタマージャーニーマッピングは、顧客が体験する各接点(タッチポイント)を特定し、それぞれの接点で顧客がどのような体験をしているかを視覚化するプロセスです。

CRMとGISを組み合わせることで、企業は顧客の地理的な動きとオンラインでの行動パターンをトラッキングし、これらのデータをカスタマージャーニーに統合することが可能になります。

8.2.GISによるジャーニーの可視化

GISを用いて、顧客が物理的な店舗やイベントを訪れるルート、訪問頻度、滞在時間などを追跡することができます。

これにより、特定の地域や店舗で顧客がどのような体験をしているか、また、その体験が購買行動にどのように影響しているかを理解することができます。
さらに、オンラインでの顧客行動と組み合わせることで、オフラインとオンラインの接点を通じた全体的なカスタマージャーニーを把握することが可能になります。

8.3.パーソナライズされた顧客体験の提供

GISとCRMのデータを活用することで、企業は顧客ごとのカスタマージャーニーに基づいたパーソナライズされたコミュニケーションやオファーを提供できます。

例えば、特定の地域で新しい店舗をオープンする際、その地域の顧客に向けて特別なプロモーションを行うことができます。
また、顧客が頻繁に訪れる場所を基に、ローカライズされたマーケティングメッセージを送ることも可能です。

8.4.データ駆動型の意思決定の強化

カスタマージャーニーのデータを地図上で分析することで、企業はマーケティング戦略やセールス戦略をより効果的に計画することができます。

地理的なデータを活用することで、どの地域にマーケティングリソースを集中させるべきか、また、どのようなタイプのプロモーションが最も効果的かといった戦略的な意思決定を行うことが可能になります。

8.5.顧客満足度とロイヤルティの向上

最終的に、CRMとGISの統合によるカスタマージャーニーの理解と分析は、顧客満足度とロイヤルティの向上に寄与します。

顧客のニーズに対応したパーソナライズされた体験を提供することで、顧客は企業との関係をより価値あるものと感じ、長期的な顧客関係を築くことができます。

CRMとGISの連携によるカスタマージャーニーの理解と可視化は、顧客中心のマーケティング戦略を実現する上で非常に強力なツールです。
このアプローチにより、企業は顧客体験を深く理解し、顧客の期待を超えるサービスを提供することができるようになります。



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