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オーディオのはなし

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ぼくの人生に欠かすことのできない音楽を奏でるためのオーディオに関するマガジンです。 <メインシステム> ・アナログプレーヤー:Garrard301+ortofon       … もっと読む
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記事一覧

スピーカーセッティング【対向法】…お金を掛けずにクオリティを上げる

皆さんこんにちは。 今日は先日の記事の最後に約束したその後のサブシステムのスピーカーセッティングについて書いていきたいと思います。 ↓ 前回の記事はこちら 先日の記事では【平行法】の実験、その方法と効果について記載しました。 しかしリビングオーディオである我が家では常時あの状態で過ごす訳にもいかないため、邪魔にならない形でのセッティングを試みてきました。 ・対向法とは そして前回の実験同様、アイデアの元ネタは師匠と崇めるGRFさんです。 今回は前回の【平行法】に対して

スピーカーセッティング【平行法】の実験

皆さんこんにちは。 今日は10年程前に行なった、GRFさんがブログで紹介されている”平行法”の実験についてお話します。 お金を一切掛けずにオーディオのクオリティを上げられます。 ・現在のオーディオシステム <メインシステム>レコード、CD観賞用 ・アナログプレーヤー:Garrard301+ortofon            RF297+ortofon SPU-A ・MCトランス:Partrigde ・CDプレーヤー:LUXMAN D-06 ・プリアンプ:Macintos

ぼくの人生を変えてくれた「札幌音蔵」-ヴィンテージオーディオ

皆さんこんにちは。 今日は5年在住した札幌で大変お世話になり、またぼくの人生に大きな影響を与えてくれたヴィンテージオーディオショップ、「札幌音蔵」のお話をしていきます。 ↓ 以前、投稿した札幌音蔵との出会いの記事です。 「札幌音蔵」の店主・Tさんという方は音楽とともに無類の珈琲好きで行くと必ず豆を手回しのミルで挽いて旨い珈琲を入れてくれました。非常に多趣味な方で、当時クルマはとても手間のかかるランチャに乗っていたと思います。 オーディオとともにいい音楽・レコード、そして珈

オーディオ-CDプレーヤーの話

皆さんこんにちは。 今日は2013年に購入、愛用するCDプレーヤー購入時のお話を過去を振り返りながら話していきたいと思います。 ・使用中CDプレーヤー 現在、我が家で活躍中のCDプレーヤーはこちらです。 以前はSONYのトップローディング方式のCDP-X3000を使っていました。 これはこれでデザインも機能も気に入っていました。 しかし、デジタル技術は日進月歩です。特にDAC部は最新のものには到底かないません。 ・機種の絞り込み そんな中、最終的に日本を代表する2社

AV(オーディオビジュアル)黎明期の話-ドルビーサラウンド

皆さんこんにちは。 さて今日は遥か昔、札幌在住時に経験したドルビーサラウンドの話をしていきます。 ・オーディオビジュアルシステム黎明期 1984年の大学卒業後、以前勤めていた会社で入社後直に札幌支店赴任を命じられ5年間在住しました。”住めば都”とはよく言ったもので食・自然・環境etc本当にいいところだった。 大学を卒業するまで脛をかじっていた小僧にとっては社会生活の厳しさを思い知るためにもとてもいい経験になりました。 その頃、初めて”HI-VI”(ハイヴィと読む)という

はじめてのオーディオシステム

皆さんこんにちは。 今日は遥か昔、それまで使っていたおもちゃのようなモジュラーステレオからはじめて本格的なオーディオを購入した当時のお話をしていきます。 ・中学生から高校生時代 はじめてしっかりしたオーディオを買うまでは中学生の時に親父にせがみやっと買ってもらったモジュラーステレオを使っていました。 ぼくはその頃からオーディオが好きでよく百貨店のオーディオコーナーを見に行ってました。まだ子供でしたから店員からすると商売にはならないだろう…とあまり相手にはしてもらえなかったと

バッハ「ゴルトベルク変奏曲」

皆さんこんにちは。 今日はぼくが大好きで、きっと生涯を通じて聴き続けるであろうバッハのピアノ曲についてお話をしたいと思います。 ・ゴルトベルク変奏曲 ”音楽の父”バッハ…言うまでもなく音楽に於けるその功績はとてつもなく大きい物。中でもぼくが愛してやまないのはピアノ曲…特にゴルトベルク変奏曲です。 もとは2段の手鍵盤のチェンバロのための変奏曲(BWV988)の第4巻にあたります。 ・愛聴盤のシフ 古いものはワンダ・ランドフスカにはじまりグレン・グールド、リヒテルからキース・

サブスクの功罪-名盤が生まれるまで

皆さんこんにちは。 今日は若い頃に読み耽った芥川賞作家・五味康祐氏の『オーディオ巡礼』という本に登場する「名盤のコレクション」についてお話をしていきます。 ・究極の100枚 話の内容はこうです。  ※一旦、サブスクの存在は忘れてください。 音楽ファンには1000枚、2000枚どころかもっとたくさんの音楽ソース(レコード、CD)を所有する人が存在します。しかしその人たちは所有している音楽を年に何度聴いているのでしょうか? 単純計算すると1年365日、毎日1枚のレコードを聴いた

Anker-bluetoothノイズキャンセリングイヤホン

皆さんこんにちは。 今日は毎日のスタバでの朝活でお世話になっているイヤホンのお話です。 これまでの記事を見ていただいた方には、ぼくが如何に音楽好きか、またオーディオ好きかをご理解いただいているかと思います。 そんな訳で当然、外で聴く際も可能な限りいい音で音楽を聴きたい。でも本当のガチは家で聴くので有線や専用プレーヤーではなくiPhoneとBluetoothで快適に使いたい。 そこで今ぼくが使っているのがこちら。 …え?なんでこれ?しかも旧モデル⁈ と思う方もおられることで

Le Tabouというレコード屋さん

皆さんこんにちは。 さて今日は先日のECMの記事でちょっとだけ登場したレコード屋さんについての記事になります。残念ながら現在はありませんが、あの記事を書いていて久しぶりに思い出したので備忘録も兼ねて記しておこうと思います。 ・Le Tabouとの出会い 10年程前、秋葉原にあった「Le Tabou」(ル・タブー)というレコード屋さんと出会いました。 ※残念ながら現在はございません。 出会ったきっかけは、たまたま仕事中にお店の前を通りかかったことでした。 「へー、こんなとこ

昨今のアナログレコードブーム

皆さんこんにちは。 今日はブーム再来、復権真っ盛りのアナログレコードについてお話したいと思います。 ぼくはずっとアナログレコードを聴いて育ってきた世代です。そんなこともあり、いろんな側面から今のブームを紐解いていきたいと思います。 ・昨今のアナログレコードブーム 今、アナログレコードが空前のブームになっています。 その流れを受け一部のミュージシャンは新譜をアナログとCDの両方で販売をはじめています。 若い世代の方たちも興味を持ちアナログプレーヤーを買うようになりはじめてい

生涯の伴侶 タンノイ・レクタンギュラーGRF②

皆さんこんにちは。 さて、前回の続編です。 遂にレクタンギュラーGRFを手に入れ自宅へ運んだところからスタートします。 ・いざ搬入 長野から帰宅後、ヨメさんに無理を言って手伝ってもらい何とかかんとか重いレクタンギュラーGRFを部屋まで運び込んだ。 ・産声 取り急ぎコーナーカンタベリーを右端に寄せレクタンギュラーGRFを定位置に置く。 兎にも角にも音出しをと思い早速、仮接続を済ませ鳴らした。 …素晴らしい! ポン置きしただけなのに現時点で残念ながら長年愛したコーナーカンタベ

録音技術の進化と功罪【ビートルズ編】

皆さまこんにちは。 音楽…と言いつつヴィンテージオーディオの話に偏ってしまったので、この辺りでぼくの大好きなミュージシャンやレコード、CDなどの話を掲載していきたいと思います。 先ずはぼくの人生に欠かすことのできない神様的存在The Beatlesについてです。 ・デビュー ぼくが生まれた翌年、1962年に「Love me Do」で鮮烈なデビューを飾ったビートルズ。解散が1970年ですから僅か8年足らずで以降のロック・ポップスに多大な影響を与える程の偉業を成し遂げたことにな

生涯の伴侶 タンノイ・レクタンギュラーGRF①

皆さんこんにちは。 ヴィンテージオーディオとの出会いから20年がかりでやっと手に入れたコーナーカンタベリーまでのストーリーを書いてきましたが、実は昨年、コーナーカンタベリーは2セット(オリジナル、ユートピア製)ともに売却しました。 ずっとヨメさんの部屋に置かせてもらっていましたがなにせ邪魔だし、貴重な文化遺産を鳴らさずに置物にしておくのは忍びなくなったのです。 おいおい、あんなに熱く語っていたくせに売ったんかい!…と突っ込みを入れられても仕方ないのですが、年齢とともに趣味嗜好