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キャリアカウンセリングと占い

胡散臭いタイトルにしかならないのは開き直ることにしました。
タイトルではキャリアカウンセリングとしていますが厳密にはカウンセリングの認識が正しいです。
占い師の方々を貶める意図も全くありません。
不快にさせてしまった場合は申し訳ありません。

さて、今回は以前占いを生業としている方に「あんた占い師やれるよ。どお?」と言われた際、あれ?これって。。。と思った話です。(あ、即お断りしました)
内容は今回もロジカルになるよう頑張ります。。(震え)

※投稿当時は三月兎という名前でした(追記

占い師は何でもわかるわけじゃない

その方と懇意にさせていただいたのは正直な方だったからです。(というか理屈が理解できた)
客だったわけでもなく。。。
気づいたら茶飲み友達みたいになっており、その時の話が大変興味深かったのです。
占「ちょっと兎ちゃーん、聞いてくれる?」
兎「はい、なんでしょう?」
占「こないだ来た子がね?『彼氏が私の事を本当に好きか占ってください!』なんて言うのよー。っていうかそんなんばっか。」
兎「え?そんなもんなんじゃないんですか?」
占「何言ってんのよー!"そこにいない"人のことなんかわかるわけないじゃない!っていうかそんなものは本人に聞いた方が早いのよー。」
兎「ほう。。。(なんか随分乱暴だーー!)」
兎「じゃあ、占いって何がわかるんですか?」
占「うーん、本人のことなら大体わかるわよ。」
占「あー、でも未来に具体的にどうなってるか。とかは無理。」
兎「へぇー(意外と何もわからんのやな)」
占「あ、今、意外と何もわからないとか思ったでしょ。」
兎「いやいやいやいや(バレてるー)」

占いは統計学と心理学

一般的(?)な占いはこの2つに大別されます。
占い、侮ることなかれ。伊達に昔から政治に絡んできている訳ではないのです。(後からちょっと調べただけですが。。)
生年月日や字画数など数字が絡んだり、手相なんかも傾向の蓄積による統計に基づいたものです。
今でいうDBですね。

っていうか当時のビッグデータ

なので軍記が好きな方はわかるかもしれませんが、戦略や軍略にも絡んできてたりしますよね。

では心理学は?

タロット占いは心理学

かの有名な心理学者カール・グスタフ・ユングはカウンセリングツールとしてタロットを利用していた。と言われています。(ユング式タロットというものがあるくらい。)

何を隠そう、僕自身も統計学に対してタロットは怪しすぎると思ってた口です。
だってカードの並びとか同じにならんやん。と。

コールドリーディングの補助アイテム

タロットカードにはそれぞれ象徴するモノがあります。向きで意味が逆になるよーとか。
ですが、これがわりと曖昧で。この曖昧さを上手く利用することが重要!っぽいです。

流れはこんな感じ(便宜的にお仕事の話にします)

占「今日は何ついて占いますか?」
客「今の仕事が合ってない気がして転職した方がいいかなって悩んでて」
占「なるほど、仕事って大変よねー。上司さんと相性が悪いとか?」
客「いや、実は本当はやりたいことがあって。。」
といった"雑談"を交えて、タロットをシャッフルし始めます。

「あっ」ってなりません?

はい、これ、「概ね本人のなかで答え出てるヤツー!」です。
若干暴論ですが、この時点でもはやカードの並びや向きはなんでもいいのです。

カードに意味をこじつける

ここでカードの解釈が曖昧な点が大きく機能してきます。悩み、というか本人の中で答えが出てる場合、相談相手に求めるものは"応援"であることがほとんどです。(本当にわけわからなくなってるケースもありますけど)
あとはカードにその人が話しやすいように意味をこじつけて誘導します。
・なぜ転職したいのか
・本当にやりたいことはなんなのか
・なんでそれをやってこなかったのか
などなど
そして、それを本人の口で話すことで整理されて悩みが解消されていきます。

「あっ」ってなりません?(2回目)

はい。カウンセリングと全く同じ作業が繰り広げられてるのです。
アプローチの仕方が"占い"なだけでコールドリーディングと言われるテクニックがそこで使われています。
冒頭の会話にある

「"そこにいない"人のことなんかわかるわけない」

なるほど、その通りだな。と。(もっと胡散臭い職業だと思ってた。)

さて、業務的な話に戻ります。

採用であれ、社員教育であれ、昨今は"◯◯診断"や"◯◯テスト"などが活用されています。
これは蓄積されたデータに基づく統計に照らし合わせた結果を出すものです。

要するにホットリーディングツール

ここで出た結果を以て"面接"や"面談"を実施します。
※採用の場合は提出書類などからホットリーディング
そして対面にて今後のキャリア形成などを

カウンセリングします

個人的な意見ですが、採用面接はキャリアカウンセリングしてしまうのが建設的だと思ってます。
自社とのマッチングも判断しやすいので。

ホットリーディングとコールドリーディング

統計学と心理学

呼称の違いこそあれ、相手と向き合い、理解を深めるという点において、ここまで親和性があるのは面白い。と思ったのです。

ね?キャリアカウンセリングと占いって似てると思いません?

そもそもホットリーディングとかコールドリーディングとかって何?という人はちょっと自分で調べてみてください。
専門分野じゃないので三月兎が書くのはちょっと控えます。。。すみません。

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