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第二の田口泰士を探せ(2022シーズン向けジェフ千葉の補強)

(犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO)
前半で言えば京都の強度を上回れていたのは田口 泰士だけですね。見木 友哉がなんとか五分。末吉 塁のスピードと櫻川 ソロモンのパワーは通用していましたが、全体的にはボールを持った時の1対1で明らかに分が悪かった。

https://www.targma.jp/nishibemag/2021/11/29/post7961/

今季、J1昇格が達成できなかったジェフだが、ピッチ上で最も輝きを放っていたのは常に田口泰士だった。誰の目から見ても明らかに別格。J1のレベルを感じさせてくれる存在。かつては山口智兵働昭弘などJ1クラスの選手を複数抱えることができたジェフだが、今は田口だけが目立っているというのが正直なところ。彼がカテゴリを上げることは絶対に避けなければならないが、一方でその決断を受け入れてしまいそうな自分もいる。

尹晶煥によるチーム作りが進む来季ジェフ。J1を目指す上で、基準にしたい「個」の水準は田口泰士であり、個で勝てる選手を多数抱えることが今オフの課題となる。

タフで経験があった船山貴之や矢田旭、安田理大を放出するからには、即戦力ならば田口級、そうでなければ伸びしろがありそうな若手を尹晶煥に鍛えて貰う方が良いだろう。

では、どんな選手が候補になるのか。現実味はやや薄いが強引に挙げていきたい。

1.西 大伍(34歳・DF)

2021シーズン:25試合1得点3アシスト

「上手いサイドバック」の代表格。ビルドアップの出口。神戸でも鹿島でも浦和でも当たり前のように右SBのレギュラーだったが、酒井宏樹加入後は出番を減らしており、21年10月に週刊誌の報道によるイメージダウンもあった。当たり前だがJ2でプレーするなら別格の存在。

2.高萩 洋次郎(35歳・MF)

2021シーズン:19試合0得点4アシスト

広島の下部組織出身。ボール扱いに長けたセントラルMF。経験豊富なパスマスター。視野の広さと多くの決定機を生み出すアイディアと高い精度が詰まったパスはまさに天下一品。かつては繊細なテクニシャンのイメージが強かったが、Kリーグを経験してからは強さを兼ね備えた実力派に。的確なポジショニングでプレッシャーを簡単にいなし、相手を手玉に取る。

3.阿部 浩之(32歳・MF)

2021シーズン:8試合0得点0アシスト

タイトル請負人。歴代トップレベルのサッカーIQの高さでチーム力を攻守で向上させる。両足のシュート精度の高さはリーグ屈指。今季は柿谷曜一朗の加入により出番を減らしたがその実力は誰もが認める。新監督の長谷川健太との相性も気になるところ。

4.小野 裕二(28歳・FW)

2021シーズン:7試合1得点2アシスト

怪我の影響で本調子とはいかず、ガンバ大阪を契約満了に。そういえば、田口泰士も28歳の時にジュビロ磐田を契約満了となり、ジェフで調子を取り戻した。高い技術とキック精度で得点に直結するパスを出すOH/左SH。かつて10代で横浜FMの10番を背負い、20歳で海外移籍も経験した。闘争心の塊のようなプレースタイルは多くのファンに愛されている。J2で改めて眩い光を取り戻して欲しい。

5.関口 訓充(35歳・MF)

2021シーズン:28試合1得点0アシスト

仙台の魂。元日本代表。走れるドリブラーだが、経験を重ねてより効率的なプレーができるようになった。さすがに90分は持たないが昨季も30試合出場の鉄人。2017年には尹晶煥のセレッソ大阪でプレー。よく走ることで気に入られており、公式戦30試合に出場した。ジェフの背番号7解禁するけど、どうだい?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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