見出し画像

2023ジェフユナイテッド選手短評 トップ下編

■OH(オフェンシブハーフ)

背番号8 風間 宏矢

38試合27先発(2,293分)4得点2アシスト
ドリブル数28 クロス数51 スルーパス数103(リーグ3位)
パス数1,006 チャンスクリエイト数65(リーグ12位) シュート数32
タックル数36 空中戦勝利数18 CK23本 FK14本
ブロック数23 インターセプト数1 リカバリー数71

トップ下として前線とのリンクマンの役目を果たしてくれた風間。スルーパスの本数はリーグ3位という素晴らしい数字。90分当たりのチャンスクリエイト数は米倉を抑えてチームトップ。23年のジェフで最もチャンスを作ったのは風間だった。攻撃はもちろんだが守備面での貢献度も高く、とにかく65分くらいまでひたすらに頑張ってくれた。感謝しかない。

彼の代役であった福満隆貴が退団したため、横山暁之を獲得。横山はスルーパス数リーグ6位の95本。ドリブルもクロスも上手い選手なので、競争相手としては理想的。ドゥドゥ不在時には左サイドに入って共存の可能性もあり、24年のジェフが非常に楽しみだ。

背番号20 高木 俊幸

20試合5先発(612分)0得点2アシスト
ドリブル数29 クロス数47 スルーパス数11
パス数216 チャンスクリエイト数12 シュート数13
タックル数2 空中戦勝利数2 空中戦勝率22.2%
ブロック数7 インターセプト数1 リカバリー数21

先発出場は夏場に4試合左サイドハーフとして出場、最終節には右サイドハーフでもプレーした。主な役割は途中投入で2列目でクローザーに近い役割。32歳という年齢を考えてもこの状況は良くない。昨年は29試合出場、19試合をトップ下で先発出場したが今目指すのは風間の位置ではないか。

良いシュートを持っていて、ドリブルでの突破もできる(ドリブル成功率79.3%)という長所はドゥドゥと重なっている。90分持たないドゥドゥのタイヤチェンジには最適で、米倉のようにジョーカーとして結果を出すという手もあるがレギュラー取りまでのビジョンは見えづらい。どこで生きるのか、誰を活かすのか。正念場の3年目となりそうだ。

背番号39 新明 龍太

8試合3先発(271分)1得点0アシスト
ドリブル数5 クロス数6 スルーパス数1
パス数75 チャンスクリエイト数1 シュート数4
タックル数2 空中戦勝利数2 空中戦勝率22.2%
ブロック数7 インターセプト数0 リカバリー数10

高卒ルーキーながら8試合出場は見事。しかも3試合にスタメン出場しており、サイドハーフとしてプレーして1得点。何か強烈なインパクトを残したかと言えばそこではないが、チームトップの成功率(80%)を誇るドリブルの良さなどもっと持ち味が見られるのではないだろうか。

小森・呉屋・林(新明を含めて全員178cm)がいる中でセンターフォワードとして起用されるイメージは薄いが、引き続き2列目でプレーを続けるならチャンスはありそう。ウイングを目指すわけではないので、普段の練習ではFW陣の動きを参考にしつつ、まずは風間・横山とトップ下で争う形が理想か。彼らと違う武器でアピールするならアシスト能力よりも得点力になるだろう。

ソロモンが抜けて意気消沈しているジェフサポが多い中で、蘇我小出身の生え抜きど真ん中が台頭してくれればこんなに嬉しいことはない。だからこそ、2桁試合出場にゴールという結果でフクアリを沸かせて欲しい。新明がジェフの新しい未来の象徴になることを願いたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
そんなわけで、最後はFW編です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?