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まだ知らない絵本と出会う

新潟市新津美術館
ブラチスラバ世界絵本原画展へ行ってきました。

ブラチスラバ世界絵本原画展
略称 BIB = Biennial of illustrations Bratislava

スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールとなる。
2021/10 ~ 2022/2 に現地で開催されたBIB 2021(第28回展)への参加国の中から、日本と韓国の絵本のいまが紹介されていた。

第1回展より参加する日本は、数多くの作品を送り届け、受賞作家を輩出してきました。そして、近年の韓国の作品は、絵本の可能性を押し広げるような多様さを持ち、世界から注目を集めている。

会場では、BIB 2021に参加した日本と韓国の作家による全出品作品と絵本が閲覧できた。


会場にはいって迎えてくれるのは「金牌」を受賞した《たまごのはなし》のパネル。

たまご(左)とマシュマロ(右)
この表情がたまらない

展示室は撮影NGなので、フロアにあった撮影OKの写真
だけになりました。

会場には手にとってみてもいい絵本が多数展示されていた。
気になる絵本を読んでいたら2時間近くいてしまったのだ。
期間半ばとあってか、お客さんが少なく貸し切りのような状況だった。
周りに気兼ねなくのんびりと満喫できるのは嬉しい。


こちらの絵本に魅入ってしまった。
《ヴォドニーク水の館》とらわれたのか、救われたのか――降矢ななさんが描く、切なくも美しい絵本。

チェコ共和国で語り継がれる魔物のお話


生きる希望をなくしたむすめは、水の主ヴォドニークに命を救われ、水の館で仕えることになりました。
はじめは従順に従っていたむすめでしたが…。
むすめは自らの意思で生きていこうと決意してはじめて本当に救われ、現実の世界に帰っていきます。


韓国の絵本の展示が半分ほどあり、普段みることのない異国の絵本は刺激的だった。

白い紙を雪とみたてて描いて絵本。
折りたたまれたページを開くと1枚の続き絵となる絵本。
書いてある文字の意味はわからなくても、絵だけみていても物語が伝わる。

子どもたちにとって絵本が成長に欠かせないものであると同時に、マンネリ化した毎日を生きる大人たちにこそ必要なのではないかと感じる。

この2冊を購入して会場を後にした。

しおたにまみこさんのファンになったよ

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