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能登半島地震チャリティマルシェ

あっという間に2024年も2週間が過ぎてしまいました。
本当にあっという間です。

2024年は元日から能登半島地震という自然災害に見舞われる年明けとなってしまいました。
まだまだ現地では捜索活動も続いていますし、避難生活を送っている方々がたくさんいます。
日本はとても地震の多い国ですが、それ以外にも台風や大雨など毎年のようにどこかで異常気象による災害が起きていたりします。
こういった自然災害は本当に人間の力を遥かに凌駕する恐るべきものだとその度に痛感します。
人間の力で自然災害を食い止めるというのは難しい事だと思います。
でも、それを受け入れた上で人と人が支え合い、助け合うことはできる。
人間はそうやって過酷な自然を乗り越えてきた生き物です。

僕は”農カード”というプロジェクトに参加しています。
簡単に言えば農カードとは農家たちが作るコレクションカードのようなもので、SNSでの呼びかけに現在全国で150人ほどの農家が参加しています。
メンバーはみんな根底に農業を盛り上げたいという思いがあります。
2022年には東京の大崎で農カード有志による農カードマルシェも開催しました。

この農カードメンバーの中にはもちろん石川県のメンバーもいます。
今回の震災では幸い自宅や農園に大きな被害はなかったようですが、それでも自分の県でこのような大きな災害が起きたことに大きなショックを受けていると思います。

そんな中、全国で被災地域への支援活動が始まっていますが、我々農家もなにか出来ることはないか、と考え、1月12日、大崎にて農カードプロジェクトによる「能登半島地震チャリティマルシェ」を開催しました。
この呼びかけに参加してくれたのは、
青森の齊藤さん、神奈川のブロ雅さん、愛知の杉浦さん、福井の伏見さん、和歌山の井本さん、広島の久和田さん、長崎の藤田さん、熊本の木野さん、そして僕と東京のお笑い芸人もやっている高橋さん。
僕を含む総勢11名の農家がこのチャリティマルシェに賛同し協力をしてくれました。本当にありがとうございます。


今回協力してくれた農家の皆さん(心から感謝です)


今回は、石川県のメンバーを通じて、被災した地域の農業復興支援という目的で募金活動を行いました。

みんなの作物や商品を全部入れた寄付金付き福袋の販売も行いました。

これが全部入ってしかも寄付金1,000円付きで3,400円!

おかげ様で福袋は完売することができました。

募金、寄付金合わせてこの日で32,322円の義援金が集まりました。
本当に、この日関わっていただいた皆さんに心から感謝します。
行きたくても行けなかった方もいると思います。農家にも参加したくても出来なかったメンバーもいると思います。それはそれで仕方のないこと。
気持ちが大事だし、今すぐになにか出来なくても、復興にはまだまだ多くの時間がかかります。いつか出来ることはきっとあります。
なにかやったからすごい、とかそんなことはありません。

今回のチャリティマルシェもこれで終わりではなく、継続的に活動を続けていきたいと思っています。
今はどこでなにが起こるか本当にわかりません。
2024年はエルニーニョの影響で去年よりも暑い年になるかも知れないとの予測もあります。
年々、農業が厳しく難しくなっていると肌で感じます。
それでも、食べ物を育てる人と食べる人がつながり、想いを通じ合えれば、困難も乗り越えていけると信じています。
ただモノをお金で売る、買うだけの関係じゃなく。

食べ物は命のつながりそのものだという意味をしっかり考えて、この一年を大事にしたいと思います。

2024年もどうぞよろしくお願いします。

サポートしていただいた分は農園の整備・野菜作りに活用させていただきます。理想の農園に向けて一歩一歩頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。