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いよいよダンジョンの正体が明らかに…(「ダンジョン飯」9巻)

最新刊を読んで久しぶりに『えぇぇーーーー』となりました。

正直途中で、中だるみを感じてしまい(いや文字通り食傷か…)投げそうになりましたが、ここまで読んでて良かった!と思いました。 

ダンジョンの正体が、ミスルン隊長(エルフ)によって語られ、いろいろ納得や疑問が出てきたので(絶賛引き籠り中だし…)1巻から読み返すことにしました。

(…適度に色々忘れているので、すんごい面白いです)

1巻:ファリン、炎竜に食べられる。これが発端。パーティのメンバーは二人去る。もともと魔物食に興味があったライオスと、長年魔物を料理してきたセンシが加わったことにより、(他メンバーはいやいやながら)魔物を食するようになる。ライオスが、『魔物付きの剣(ケン助)』を拾う。

2巻:オークと遭遇。また、ライオスが生ける絵画に入ったことで、『狂乱の魔術師』に会うことになる。また、話全体のキーマンになる『カブルー』のパーティがここですでに表れている。

(…最初からしばらくの間、嫌な奴っぽいカブルーが、9巻で印象がらっと変わってしまった)

3巻:マルシルとファリンの学園での出会いの話。元パーティメンバーのナマリ(ドワーフ)とダンジョン内で再会。新しい雇い主のノームの夫妻、双子の従者登場。大爆笑したカエルファッションはこの巻。

4巻:島主登場。西のエルフから『ダンジョンを返上するように』との書状が届いている。この時点ではエルフが『不死の術』を欲しがっているとの説が出る。

この巻で、炎竜を倒してファリンを(やばい術で)甦らせている。ある意味ファリン初登場。

5巻:甦ったファリンの中に炎竜が混ざってたり、炎竜が『狂乱の魔術師』のひも付きだったことから、『狂乱の魔術師』によって、ファリンと炎竜でキメラが作られる(意識は炎竜)。カブルーのパーティ再登場。ファリンに惚れてた元パーティメンバーのシュロー(武士)登場。女性ばっかりの部下によるパーティを連れている。

6巻:黒魔術でファリンを甦らせたことを発端に、シュローとライオスが喧嘩。カブルーの『人の懐に入る為ならなんでもする男』という特性が出てくる。シュロー、カブルーのパーティは地上へ戻る。シュローから『対の鈴』を預かる。シュローの部下のイヅツミが、呪いの解除を求めライオスたちについてくることになる。

…シェイプシスター(魔物)でお互いをどんな目で見てるのか分かって面白かった。

7巻:イヅツミとセンシの事情が明かされる。迷宮の住人(一千年間不老不死)との接触。地上では西方エルフの船によって、迷宮制圧のカナリア部隊が島に着いていた。カブルーの狙いと出自が明かされ、カナリア部隊との交渉が始まる。

…ここで翼獅子のモチーフが、迷宮の住人たちの守り神として出てくる。

8巻:チェンジリングにより種族シャッフル(センシが…)。地下一階にも巨大キノコが現れたりあっちこっちキノコだらけ。ファリンを人に戻す方法の目途がつく?(一個中隊…ってアレ(-_-;)?) ミスルン隊長とカブルーが地下へ落ちる。

…チルチャックが善良なのは、最初にパーティに残ったってだけでもよく分かる気が。態度はシビアだけど、この話で一番善良じゃないか…(比較対象がアレだけど…)

…そして9巻。迷宮とは何か?エルフは何を知っているか?などが明かされます。ご興味のある方は是非どうぞ!

(それにしてもタイトルロール『ダンジョン飯』…魔物を食べるという行為は、1~9巻通してブレることなかったわ…すごいわ)


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