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つぶやき

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2022年2月の記事一覧

あくびみたいな話 2月

カメラは、助手席にいるだけでは見えなかった景色と似ている。 自分の目でレンズをのぞき、いいなと思ったタイミングでシャッターを押す。見たことのない世界がそこにはあった。誰かが良いと言った視点ではなく、自分で感じたことを頼れるようになりたい。そんなカメラ生活。 お腹が空いたので「おやつにどら焼きを買いに行こう」と、息子と2人スーパーの和菓子コーナーに行った。なんとその日に限ってどのメーカーのどら焼きも売り切れ。代わりに、値が3倍くらいする中華まんじゅうを買った。 新しい名刺を

やりたいと思っていることを一つずつ

この冬は「自分らしさ」と思っているものと 積極的に離れてみています。 優しくできない時でも人に気を遣い 場の空気を読んで笑ったりする そういう昔の習慣に 疲れてしまったと言えばその通りだ。 がんばろう、と思わなくていい なんなら無表情でもいい、と 開き直ったおかげで最近はかなり生きやすくなりました。 やりたいと思っているのにやっていなかったことを 冬の後半はぽつぽつと行動に移している。 雪山で遊んでそこでお昼ご飯を食べる という企画に息子をお誘いし 大きくはないけれど

ふとした瞬間

日が伸びてきた いい夕日だなと思って カメラを構えた 今日の夜は何を食べよう 魚が続いたから お肉でも焼こうかな 足元が冷えるなと思ったら 薪ストーブの火が消えそうだった 部屋の中にはまだ 西日のにおいが残る ふと何時かなと時計を見る ああやっぱり 日が伸びてきた

氷点下の朝

ストーブでお湯が沸いている コーヒーでも淹れようかな べつに なにか飲もうと思って沸かしていたんじゃないけれど 時計の針が進むたびに 焦る日もあれば 安堵する日もある わたしが手に入れたものは だれかの成功のおこぼれかもしれない 気持ちが弱っている時は セーターよりもカーディガンで包まれたい そばかすをひとつふたつ作るほど 雪の日の灰色な空もそれなりにまぶしい お茶を淹れようと思ったら お湯を沸かす 冬は お湯が先に沸いている 氷点下の朝 お湯に誘われて コー