第03話:暦の話(和暦編)
えっと、前回西暦の話しましたよね。クダラナイ話。ということで、今回は和暦の話、していきましょう!
とその前に、みなさんが当たり前のように使っている「年」と「月」と「日」って語源が何か知ってますか? 知らないでしょ? 私は知っています(ドヤッ)!ってことでまずは年の話から行きますか。
・年の由来
年とは一言で言いえば稲のことです。昔は「穀物」や「稲」のことをひとくくりにして「とし」と呼んでました。つまり、昔は「稲」が実ることを「とし」が実るとか言っちゃってたんですよね。それで「とし」という言葉に「年」という字を当てて、再び稲が実る前のまでの期間を「年」と呼ぶことになったんですよw
・月の由来
これは簡単、月の満ち欠けまでの周期を「月」といました。今は「太陽暦」をつかってますので「月」の日にちがバラバラですが、明治維新より前は「太陰暦」、つまり「月の暦」を日本は使ってました。月の満ち欠けは29.5日で起こりますので、ひと月ごとに「29日の月」と「30日の月」を作って、ズレ多分は「うるう月」をつくって一年を13か月にしてたんです。ま、結構いい加減ですよね。
・日の由来
これも簡単、太陽が昇って、次、また昇るまでの時間を「日」にしただけです。まんんまですね。
で、こんなことが分かってくると、曜日とかの由来、きになりませんか?ということで、これも説明していきましょう!
・曜日の由来
七曜が由来です。七曜といってもピンとこないですね。一言で言えば肉眼でみることのできる恒星「太陽」、惑星「月」、5つも惑星「火星」・「水星」・「木星」・「金星」・「土星」がベースになっています。
なーんだ、単純じゃん!と思うかもしれませんが、英語もほぼ同じつけ方をしてるんですよ。日曜日はSundayで「Sun」が入ってたり、月曜日ははMondayで「Moon」が入っています。火曜日から土曜日までも、惑星と同じ名前になってるので、一応紹介しておきますね。
火曜日:Tuesday
「Tuesday」はラテン語で「dies Martis」となりまして、ローマの軍神「Mars」にちなんで名づけられています。ちなみに火星は英語で「Mars」です。
水曜日:Wednesday
ローマの神である「Mercury」が由来です。ゲルマン民族の大移動でヨーロッパを支配したゲルマン人の神で「Mercury」に相当するのが「Woden」でして「Woden’s day」となったのですが、まぁ言いにくいですよね?ということで語呂がいい「Wednesday」になったという訳です。ちなみに水星は「Mercury」です。
木曜日:Thursday
ローマの最高神「Jupiter」が語源です。「Jupiter」は雷と稲妻の神なんですが、皆様はそう聞いて思い出す神様いますか?そう「Thor」です、北欧神話で有名人ですよね?。ということで「Jupiter」の曜日という意味のラテン語「dies Jovis」が、「Thor’s day」に変化して、語呂が悪いから「Thursday」になったという訳です。ちなみに木星は「Jupiter」ですよね?
金曜日:Friday
これもローマの愛と美の女神「Venus」からです。ラテン語で金曜日は「dies Veneris」と呼ばれていました。で例によって北欧神話の愛と天国の女神である 「Frigg」に変化して、次に「Frije-dagaz」と呼ばれるようになりました。で、例のように語呂がわるいので「Friday」になったという訳です。ちなみに金星は「Venus」ですね。
土曜日:Saturday
これはローマの農耕神「Saturn」が由来です。ラテン語では「dies Saturni」 と呼ばれてまして、まぁ、例のごとく語呂合わせで「Saturday」になったという訳です。ちなみに土星は「Saturn」ですね。
ということで、曜日に関しては、和暦を西暦も由来は同じなんですよね。面白いですね。
では、最後に和暦の月の由来を軽く触れて終わりにしますね
・1月 /睦月:
最近は、少なくなったみたいですが、昔は、正月には親類一同が集まっていたんですよ。そんな一族の親しさ、つまり、睦びの月という意味で睦月になりました!
・2月/如月:
2月ってまだ寒いですよね。まぁ寒いの大好きな私からすれば「大好物」な月なのですが、多くの人は寒いので服を重ねてきますよね。つまり、きさらぎとは、衣を更に着る、つまり衣更着をするってところから由来が来ています!
・3月 /弥生 :
この時期になるともう春ですよね。そうなると木草が生い茂りますよね。つまり木草弥生い茂るから、弥生となりました。
・4月 /卯月:
卯の花って知ってますか?温泉のじゃないですw。食べ物の方でもないですよ。本当の植物の「卯の花」が咲く季節ということで卯月になりました。
・5月/皐月:
これは田植えの季節って意味です。つまり、早苗を植える月が早月となって、皐月となりました!
・6月 /水無月:
田んぼに水を引く月です。ちなみに「水」が「無」い「月」という意味ではなくって、「水」「無」「月」という意味です。
・7月/文月 :
稲穂が実り始める月っていみからきてまして、穂含月と言われてました、そこから転じて文月です
・8月/葉月 :
球歴だと8月は紅葉の季節でして、木々の葉っぱが落ちる月、木々の葉落ち月から葉月ってなったみたいですね!
・9月 /長月:
いわゆる秋の夜長です。昔か夜長月と呼ばれてたみたいですが、省略されて長月みたいな感じになったみたいですね。
・10月/神無月:
この月は、全国の国津神が出雲大社に集まるので、土地から神様がいなくなるって意味で神無月、ちなみに出雲では神有月っていいかたするみたいですよ。
・11月/霜月:
ま、これもひねりなく霜がたくさん降る月って意味で霜月です。はい。
・12月/師走:
これは師みたいな偉い人でも年末に向けて走り回るくらいの忙しさという意味で師走、ですね!
てことで、和暦の説明がちょっぴりになってしまいましたが、暦シリーズはこれで終わり。次回から他のネタで書いていきます!w
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