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節約することで、逆に貧しくなっていないだろうか

先日のブログで、行きつけのスーパーマーケットが閉店してしまったことを書きました。
そして今回は、お気に入りのケーキ屋さんに行ってみたところ、閉店していてショック。
看板もなくなり、窓から見えた店だったはずの空間は、すっかり片付けられていて、がらんとしていました。

世間は好景気というけれど

世間は好景気だという話を聞きますが、そうなんですか?
人手不足でイライラしている雰囲気はありますけれど、報酬が安いから人が集まらないということもあるのでは。
一方で、「生活費稼がなくちゃ!」の気持ちで、仕事を掛け持ちでやってクタクタになっている人もいるのでは。(←私)

そこで「入ってくるお金が少なければ節約する」という発想になるのだと思いますが、節約することで逆にどんどん貧しくなっているのではないかと思い当たりました。

出回るお金を増やさなければ

無駄を省くという考え方には賛成です。

でも無駄を省く(節約する)ことで、
⇒出回るお金が少なくなる
⇒お金がないから節約する
⇒ますます出回るお金が少なくなる
というループに入っていませんかね??

いえ、節約した分、豊かになっているのならいいのですが。

どうしたら出回るお金は増えるの?

以前、書いたブログです。↓

安売り合戦の祭りの後で……!これからどうする?
https://lifework8.com/article/maturinoato.html

日本では、安売り合戦が祭りのように行われていた時期がありました。

火付け役となった安売り家電量販店の社長は、
「家電はブランド品しか売れない、ノンブランド品は壊れたときの保証がないから買いたくない」
という当時の常識を覆しました。

「当店の商品には、ノンブランド品であってもすべて保証を付けます!」

消費者に安心感を与えたことで、家電業界に革命を起こしたのです。

しかし安売り合戦が繰り広げられたことで、「もっともっと安く」が限界を超え、その弊害で出回るお金が少なくなったということが起きたと思うんですね。

不安だからお金を使わない

節約しているのにカツカツの場合は仕方ないとしても、お金があるのなら使っていかないと、どんどん出回るお金が少なくなってしまいます。

では、お金があるのにお金を使わない理由はなんでしょう?
単に「ケチ」な人は別として、たぶんみんな不安なのではないでしょうか。

不安だから、お金を使わずに貯めておく。
だとしたら、安心できれば気持ち良くお金を使えるのではないでしょうか。

そう、家電量販店の社長が革命を起こした時の発想と同じです。
安心感がお金を動かす。市場を動かす。

信頼を裏切らないこと

サービスを提供するなら、誠実に対応し、期待を裏切らないこと。安心していただくこと。
実際にそれが行われれば、お客様はリピーターになり、市場を動かすような革命を起こせる可能性があります。

しかし逆に期待を裏切るようなことをしてしまうと、一気に信頼を失ってしまいます。

私自身の体験談です。
「どうしようかな~」と購入を迷っていたサービス(悪口になってしまうので、仮に”サービス”とします)がありました。
でも、そこの宣伝で「絶対に損はさせません」という言葉に心動かされました。「それなら、信じてみよう」って。

ところが、デメリットがメリットを上回っているような対応をされ、がっかり。サービス提供者への信頼はがた落ち。

サービスを提供する側になるのなら、絶対にお客様を「がっかり」させてはいけないんです。
もしも不手際が起きてしまったとしても、逃げずに精一杯の誠意で対応することが大切。

安心できる世の中に

人間がお金に使われているのではなく、人間がお金を使っているんです。
そして人間には心がある。人の心を動かすのは、人の心です。

思いやりがある誠実な対応こそが安心感を生み、人の心を動かすとともにお金も動かす。

無駄遣いを省く節約はいいけれど、節約することで逆に貧しくなることもあるのではという不安を綴ってみました。

「お金は天下のまわりもの」だから、単純に考えて、節約によって出回るお金が少なくなれば、ますます貧しくなっていくのではないでしょうか。

猫が思いっきりお腹を見せるくらい安心して、お金を使える世の中にしたいものですね。というか、していきましょう!

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