物件退去通知&転居問題で落ち着かない【リハビリ日記71】
10月に入ってから、大家さんから退去通知が届きました。
「老朽化のため取り壊すことになったので、12月31日までに移動してください」
急いで取り壊さなくてはいけないほど老朽化しているわけでもなく、退去期限まで3か月を切ってからの通知。
リハビリ中なのに、転居問題でてんやわんやの日々についてつづります。
同じような状況になった場合の参考になればと!
(お金が絡むと、人は豹変することもあるから気を付けないとですよ)
弁護士と司法書士の無料電話相談
今回、人生初、弁護士さんと司法書士さんの無料電話相談を利用しました。
というのは、この転居問題、きちんと情報を得て対処する必要があると気づいたからです。
退去通知が届いたのは10月に入ってからで、12月末日までに移動してくださいとの内容。
そして立ち退き料などの具体的なことは、これからの交渉とのことでした。
調べてみたら、下記の2点がわかりました。
・大家さんからの退去通知は遅くとも半年前→法的義務がある
・立ち退き料の支払い→法的義務はない
ということは、つまり。
とにかく転居先を探さないとと思っていたけれど、このまま引っ越しをすると、法的義務(3か月未満の通知)を果たしていない大家さんの希望(12月末日までに引っ越し)をかなえて、何ももらえないということが起こるのでは!!
これは、動く前に知恵をつけておいたほうがいいと思い、相談してみることにしたのです。
まずは法テラスの問い合わせ窓口に電話。
そこで事情を話すと、近くの窓口を紹介してもらえました。
今回は賃貸トラブルなので、専門の司法書士さんと、障害者手帳を持っている人が利用できる弁護士さんの無料相談を紹介してもらいました。
せっかくなので2つとも利用してみることに。
お二方の共通した意見は、
「引っ越し前に金額を決定しておくこと」
引っ越してからでは安くされる、払ってもらえないなどが起こる恐れがあると。
そして、急がせるのならそれなりの理由があるはずが、今回の「老朽化」については、築35年であり、崩壊しそうなほど危険というわけではない。
実際、転居にあたり、賃貸を検索していると築40年とか50年以上とか見かけます。
正当な事由がないのに退去をお願いするのなら(まあ、大家さんの都合ということなのでしょうが)、立ち退き料も高めになるはずとのこと。
また、法的に決められているのだから、半年までは動く必要はないと。
とはいえ、居座るのも気分良くないですけどね。。
退去通知から現在まで
退去通知に「転居先のことは管理会社に任せてある」とあったため、即管理会社に電話しました。
数日後、担当者が訪ねてきました。怖い人がくるのかと思っていたら、若い感じのよい女性で一安心。
物件の紹介はしてくれるというものの、金銭的なことはこれからと。
紹介された物件はイマイチで、
「今月中にはまた来ます」
と言っていましたが、10月中には連絡もありませんでした。
一方、私も自分で賃貸を検索。
予算内で借りられそうな近くのUR賃貸は、現在空きはないものの、空き待ちはできる、空き待ちをするためにも窓口で登録が必要というので、相談員さんに付き添ってもらい、登録に行きました。
登録をした翌週、早速空きが出たと連絡が入るものの、ちょうど電話に出られず、折り返し掛けたらわずかの間に埋まっていました。
数日後、また連絡がありましたが、私には広すぎ&予算オーバーの部屋でお断りすることに。なかなか難しい。。。
しかし新たなハードルが!
登録したUR賃貸の空きが出ればうれしいのですが、新たなハードルが出てきました。
空きの連絡を受けたら、即日、仮申し込みに行かなければいけないとのこと。
翌日などになってしまうと、その間に埋まってしまうかもしれないと。
リハビリ中のため、一人で外出はまだ不安なので、登録の際も相談員さんい付き添ってもらったのですが、急だとスケジュールが空いているとは限らず、付き添えないかもといわれました。
そして、
「タクシー使えば、一人でも行けますよ!」
と。
退院後、一人では美容院しか行ったことがありません。それは美容師さんとは長いお付き合いで、美容師さんがたまたま介護の資格を持っているから、どうにか行けているというだけ。
そりゃ、一人でできるのなら、迷惑をかけず一人でやるけれど、、、
しかし行かなければ押さえることができないので、必死に行くしかない。
連絡が来たらうれしいけれど、不安。複雑すぎる。。
周囲に報告したところ、
「なに、その相談員!やらせるべきだよ!上司に訴えたほうがいい!」
と言われましたが、前の相談員はもっと何もやってくれなかったことを考えると、エネルギーの無駄遣いのような。
こんな事態、いつも起こることではないし、
「優先してやりましょう」
と言ってくれる相談員もいるのかもしれないけれど、できないというのだから仕方ない。相談員にやる気を出させるのは私の仕事ではないですしね。
そしてヘルパーさんも急なことには対処できないと言います。
とにかく、一人で頑張らねば。。
困っている人をひとりにしない
そんな中、意識改革が起きるようなこともありました。
入院前から、良くしていただいた方たちに恩返ししていこうという気持ちはありました。
退院後、リハビリ生活になってからも、お世話になった方たちに恩返ししたいと思ってきました。
そして、今回、あるスタッフから、
「力になりたいから、サービス外になるけど、遠慮なく言ってね!」
と言っていただき、お願いするかはともかくとして、その気持ちが本当にうれしかったです。
ぶはぁぁぁ~っと、意識改革が起こりました。
私みたいに、頑張ろうとはしているけれど、自分だけの力では難しく、助けを必要としている人はきっといて、私も貸せる力は貸せる人であろう!と思いました。
本当に困っていても、助けてと言えない人たちだっているのかもしれないのだから。
うんうん、足りない力は出し合って助け合っていけばよいのだよ。
気付ける心を持っていたい、さりげなく力になれる人でありたいです。
「困っている人をひとりにしない」
これ、大切です。
11月に入って
10月中にまた来ると言っていた管理会社からの連絡はなく、先日私からメールを送りましたが、その返信もなかったので電話をしました。
立ち退き料についての進展はなく、
「引っ越し費用や(転居先の)初期費用もまだわかりませんし」
と。
ん?一般的にはそれに関係なく、今の賃料で計算してくれるものなのでは?
そして、私が連絡したからか、新たな物件情報を送ってくれました。
悪くはないけど、少し安すぎる物件。何かあるのではと疑ってしまう。。
管理会社は着々と今年中に転居させる方向で動いているような気がします。
新たなところで落ち着きたい気持ちもありますが、そんな思惑通りに動いても良いものか?という気持ちもわいてきます。
なんだかな、、、と思いながらも、とにかくスムーズに落ち着きたいと思う日々です。
続きはまた。
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